GP新潟に行くにあたって、
夜行バスが満員で、新幹線を使うと片道2万とかふざけた金額を取られるため、
仕方ないから僕が車を出すかー、という事に決めたのですが
座席が2席ほど空いているため、行きたい方がいれば募集します。

現在のメンバーはyasu、hokurin、YOUの3名。

8/28(金)の深夜に名古屋を出発して、8/31(月)に帰ってくる計算。

スケジュールとしては
8/28(土)23:30くらいに名古屋を出発
8/29(金)07:00頃に新潟到着予定。GP1日目に参加
8/30(日)GP2日目
8/31(月)半分旅行を兼ねながら、1日かけてゆっくり名古屋に戻る。

3名とも社会人ですが、皆31日に休みが取れたため、こんなスケジュールにw
人数が多い方が、旅費もみんなで割って安くなりますし、
道中も楽しくなると思うので、是非とも行きたい方はどうぞ。

旅費は人数にもよりますが、往復で5000円~9000円程度だと思われます。

同席したい方は、コメなりメールなりでお知らせください。

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先日、レガシーの大会を見学する機会がありました。

そこで行われているパワーカードの応酬や、惜しげもなく並べられるデュアラン、
レガシーならではのアクの強いビート、コンボ、コントロールデッキ達、
そして何より、名古屋のレガシー人口の多さを目の当たりにして、
自分もレガシーに参加したい! とうずうずと思いました。

という訳で、レガシーへの参加を画策するわたくし。

何より、レガシーの素晴らしい点は
スタン落ちを気にする事なく思う存分フェアリーを使う事ができる!というのがあまりにも魅力。

都合の良い事に、レガシーのフェアリーって基本的な構成はエクテンのフェアリーとほぼ一緒なんですね。

こんなこともあろうかと、今まで地道に《Force of Will》を収集しておいたり
《Brainstorm》や《Daze》等のパーツも準備してあったり、
《Tarmogoyf》もエクテン用の資産が4枚残ってたり
同じくエクテン資産の嚠喨で《汚染された三角州》《溢れかえる岸辺》も4枚ずつ揃っており、
意外とすんなりレガシー用のデッキが組めてしまいそうな感じでした。

《Underground sea》や《Tundra》もEDH用に1枚ずつ購入していた為、
4枚は無いものの、フェッチからひっぱってくる分には一応OK。

試しにUGWフェアリーを組んでみると、
足りないパーツは《Tropical Island》くらいでしたw

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また、札幌に居た頃に、ゆうたそさんから
「《相殺》とか青使ってるなら持ってて損無いっしょ」と言われ
そのつもりは無かったのに《相殺》を4枚ほどトレードして頂いたり、
AKMTさんからも「《師範の占い独楽》強いから、EDHでも使えるし」と言われ
なんか半ば口車に乗せられて《師範の占い独楽》をトレードした経緯があり、
気がついたら、なんかレガシーのトップメタらしい
”かうんたーとっぷごいふ”とやらを組めるだけの資産も手元にありましたw

フェアリーとカウンタートップゴイフの2種類が組めれば、
とりあえず参入する分には不足は無いだろう、うん。

という訳で、レガシーに参入するぞ! …と意気込んではみたものの、
「マジックは環境把握ゲー」という持論をもとにすれば、
いきなり大会いってもボコられるのは明白。
という訳で、レガシーで練習して頂ける方募集ですー。
大会で会った時とか、MWSとかでもお声を掛けて頂ければ幸い。
当初は「これがグリクシスの力だ」とかネタで言ってたんですが、
どうやら最近マジでグリクシスの勢力が伸びてきているみたいですね。

東京で行われたPWCで、まさかの2日連続グリクシスフェアリーが優勝。
イタリア選手権でもグリクシスフェアリーが準優勝。
ブラジル選手権でもグリクシスフェアリーが3位
その他にも、札幌のPTQでもGILさんのグリクシスフェアリーが2位を取るなど、
グリクシスの勢力は着々と進行を進めているようです。

では、今日はそんなグリクシスフェアリーの特集をしてみましょう。

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まずは、先日PWCで1位を取ったアイザワさんのグリクシスフェアリー。

PWC 205th 優勝:Aizawa Keiji 6-0 デッキ名「スプリング・エフェメラル」
4《苦花/Bitterblossom(MOR)》
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
3《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
4《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
2《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
4《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
1《時間のねじれ/Time Warp(M10)》
2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M10)》
4《崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis(ALA)》
2《鮮烈な小川/Vivid Creek(LRW)》
4《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》
4《変わり谷/Mutavault(MOR)》
2《反射池/Reflecting Pool(SHM)》
2《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
2《滝の断崖/Cascade Bluffs(EVE)》
3《島/Island(M10)》
1《沼/Swamp(M10)》
1《山/Mountain(M10)》

サイドボード
4《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》
4《呪詛術士/Anathemancer(ARB)》
3《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》
2《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage(EVE)》
2《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique(SHM)》
まず目を引くのが、これでもかというほど対コントロールメタのサイドボード。
《荒廃稲妻》4枚に《呪詛術師》4枚だけでもやりすぎなのに、
更に《エレンドラ谷の大魔導師》、《くぐつ師の徒党》まで入ってます。

つまり要約すると「トースト死ね」って事ですね。
しかし、これをサイドインするともはや別のデッキになるのではなかろうか…。

自分は、受けの広さを考えて《瞬間凍結》とか《思考囲い》を入れてしまうのですが
メタがトースト一色になるだろうという事を読んだ上でのチョイスでしょうね。
実際これで1位を取ってるから凄いと思います。

メインに視点を変えてみると、《時間のねじれ》1枚差しがオシャレ。
フェアリーとこのカードは相性が良いとは思っているんですが、
調整を重ねていくといつのまにか抜けてしまう惜しいカードなんですよねー。
あっぷきーぷきりしばりからの《時間のねじれ》は凶悪。

後は、メインサイド併せて《思考囲い》が1枚も無いのがやや意外。
ミラーにも、トーストにも、カスケードにも効く1枚だと思ってたんですが、
意外にそうでもないのかなぁ? この辺りについてはご意見求ム。

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そして、その前日に優勝したレシピはこちら

PWC 204th 優勝 センバ コウタロウ 青黒t赤フェアリー「セイクリッドハート」
メイン 60枚

2《島/Island》
2《沼/Swamp》
4《人里離れた谷間/Secluded Glen(LR)》
4《崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis(SA)》
2《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SH)》
2《滝の断崖/Cascade Bluffs(ET)》
2《鮮烈な小川/Vivid Creek(LR)》
1《鮮烈な岩山/Vivid Crag(LR)》
2《反射池/Reflecting Pool(SH)》
4《変わり谷/Mutavault(MT)》

4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LR)》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MT)》
4《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LR)》
2《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LR)》

4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
2《コショウ煙/Peppersmoke(LR)》
4《苦花/Bitterblossom(MT)》
2《破滅の刃/Doom Blade(M10)》
2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M10)》
4《謎めいた命令/Cryptic Command(LR)》
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LR)》


サイド

4《荒廃稲妻/Blightning(SA)》
4《呪詛術士/Anathemancer(AR)》
3《炎渦竜巻/Firespout(SH)》
2《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage(ET)》
2《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique(SH)》
こちらの構成は、205thで優勝したフェアリーと似た形ですね。
特にサイドはそっくりそのままなので、シェアしてたのかな?

むしろ特筆すべきは、この日は1位2位がグリクシスフェアリーだった事。
さすがにグリクシス暴れすぎだろうと思いましたw

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続いては、イタリア選手権2位のレシピ。

Faeries on Fire by Marco Monetto 09イタリア選手権 2nd
MainBoard
2 滝の断崖/Cascade Bluffs
3 崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis
4 変わり谷/Mutavault
2 反射池/Reflecting Pool
4 人里離れた谷間/Secluded Glen
2 沈んだ廃墟/Sunken Ruins
3 鮮烈な小川/Vivid Creek
(※おそらく基本地形5枚抜け)

4 霧縛りの徒党/Mistbind Clique
3 ウーナの末裔/Scion of Oona
1 誘惑蒔き/Sower of Temptation
4 呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite

4 苦花/Bitterblossom
4 砕けた野望/Broken Ambitions
4 謎めいた命令/Cryptic Command
3 破滅の刃/Doom Blade
3 炎渦竜巻/Firespout
2 ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
3 稲妻/Lightning Bolt

SideBoard
4 呪詛術士/Anathemancer
2 二重否定/Double Negative
1 炎渦竜巻/Firespout
3 瞬間凍結/Flashfreeze
2 コショウ煙/Peppersmoke
1 くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique
2 誘惑蒔き/Sower of Temptation


とりあえずこのレシピを見て何が嬉しかったかって、
自分で試行錯誤して形成した土地構成がほぼ一緒だった事。
遠く離れた異国のグリクシスフェアリーでも同じような形になったという事は
おそらく、この土地構成が安定するのだろうと勇気付けられました。

《人里離れた谷間》:4枚
《変わり谷》:4枚
フィルター:4枚
タップイン3色:6枚
基本地形:5枚
《反射池》:2枚
大体この土地配分が基準になってるみたいですね。
先程のPWC優勝デッキも綺麗にこのテンプレに沿ってます。

土地構成に苦しんでる方は、まずはこの形で試してみてはいかがでしょうか?

で、構成はといえば、メイン《炎渦竜巻》が目を引きますね。
個人的にはメインに腐る可能性があるもの入れるのはあまり好きでは無いですが…
腐っても全体除去ですし、メタとしてはありなのかもしれません。

ただ、トーストがメインになってきた今だと多少苦しい感があるかなー。

後は、サイド《二重否定》が面白いですね。
まさかこのカードがトーナメントで使われる火が来ようとは。
個人的には半信半疑ではあるんですが…今度使ってみようかな、
一応ブロック構築だと、メイン4積みされてた実績もあるしね、《二重否定》

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更に続いては、ブラジル選手権3位のグリクシスフェアリー。

Grixis Faeries by Aristides S Camara ブラジル選手権 3位

4 Mistbind Clique/霧縛りの徒党
4 Scion of Oona/ウーナの末裔
4 Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
4 Broken Ambitions/砕けた野望
4 Cryptic Command/謎めいた命令
3 Doom Blade/破滅の刃
3 Lightning Bolt/稲妻
3 Firespout/炎渦竜巻
2 Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
4 Bitterblossom/苦花

land [25]
2 Cascade Bluffs/滝の断崖
3 Crumbling Necropolis/崩れゆく死滅都市
4 Island/島
4 Mutavault/変わり谷
2 Reflecting Pool/反射池
4 Secluded Glen/人里離れた谷間
2 Sunken Ruins/沈んだ廃墟
1 Swamp/沼
3 Vivid Creek/鮮烈な小川

60 cards

Sideboard:
4 Sower of Temptation/誘惑蒔き
3 Flashfreeze/峻険凍結
3 Peppersmoke/コショウ煙
1 Firespout/炎渦竜巻
3 Thoughtseize/思考囲い
1 Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
こちらのデッキは、クリーチャーデッキメタ色が強い感じになっていますね。
PWCで優勝したデッキと見比べてみると傾向の違いがはっきり出てきて面白い。

土地構成も先程の基本構成に綺麗に沿ってる形ですね。

そもそもフェアリーとトーストって、特に何も対策しなくてもトーストには勝てるから
サイドボードは主に対ビートに対して用意すれば良かった筈なんだけども、
トースト用にサイドを割くバージョンも出るとは…ほんとトーストはもう。

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後は、一応PTQ優勝したので某亡骸さんのデッキ

PTQオースティン優勝 デッキ名:これがグリクシスの力だ 使用者:亡骸
4 苦花
4 呪文詰まりのスプライト
4 謎めいた命令
4 霧縛りの徒党
4 砕けた野望
3 稲妻
3 炎渦竜巻
3 誘惑蒔き
2 思考囲い
2 ヴェンデリオン三人衆
2 ウーナの末裔
1 ジェイス・ベレレン

4 人里離れた谷間
4 変わり谷
3 沈んだ廃墟
3 鮮烈な小川
3 反射池
1 鮮烈な湿地
1 Cascade Bluffs
3 島
1 山
1 沼

サイド
3 コショウ煙
3 瞬間凍結
2 無秩序の点火
2 蔓延
2 ジェイス・ベレレン
1 思考囲い
2 脅迫

今になって見てみると、何だかんだでメインの構成は結構しっかりしてますね。
まあ、ベースは既に完成されてた青黒フェアリーだから当たり前といえば当たり前か。

それと対照的にサイドボードのカオスっぷりがステキ。
《無秩序の点火》をトーナメントシーンで見たのは青にも先にもこの1回だけだぜ。
しかしこれが意外に《幽体の行列》とかマーフォーク相手に刺さってたから凄い。

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上で挙げられた練度の高いデッキと比べるとかなり見劣りしますが、
一応僕がS-Cupで優勝した時のレシピもぺたり。

S-Cup優勝 デッキ名:Might of Grixis ~これがグリクシスの力だ~// Lands
3 [SHA] Sunken Ruins/沈んだ廃墟
1 [ALA] Island/島
1 [EVE] Cascade Bluffs/滝の断崖
3 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川
2 [M10] Swamp/沼
1 [ALA] Mountain/山
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [MOR] Mutavault/変わり谷
3 [ALA] Crumbling Necropolis/崩れゆく死滅都市
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池

// Creatures
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
3 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
4 [LRW] Scion of Oona/ウーナの末裔

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
4 [M10] Lightning Bolt/稲妻
2 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
2 [LRW] Broken Ambitions/砕けた野望
2 [M10] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
2 [M10] Doom Blade/破滅の刃

// Sideboard
SB: 1 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
SB: 1 [M10] Duress/強迫
SB: 1 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
SB: 2 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 1 [M10] Deathmark/死の印
SB: 3 [M10] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 4 [SHA] Firespout/炎渦竜巻
SB: 1 [ON] Infest/蔓延
SB: 1 [CFX] Banefire/苦悩火
上のデッキ群と見比べると粗が目立ちますね。
どっちかというとメタの違い的な側面が多いかもしれませんが。
トーストがこんなに多い今なら、《ウーナの末裔》4積みなんて絶対しないし。
《誘惑蒔き》メイン3も今の時代だと微妙ですね。

あと

サイド《苦悩火》は良いと思うんだけどやっぱり電波なのか!w

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まとめると

とりあえずグリクシスフェアリーの一応の形としては
《人里離れた谷間》:4枚
《変わり谷》:4枚
フィルター:4枚
タップイン3色:6枚
基本地形:5枚
《反射池》:2枚
この土地構成が基本で、
除去は《稲妻》3~4枚と《破滅の刃》を採用。
何と、今日紹介したデッキで《苦悶のねじれ》採用枚数は合計ゼロ枚!

その他は基本的に青黒フェアリーと同じ構成、というのがデフォの様子ですね。

最初の頃は《炎渦竜巻》をメインに入れるなどのビートメタ型、
最近はトーストを強く意識した構成に変わりつつあるのがトレンドでしょうか。

《荒廃稲妻》や《呪詛術師》が積める事を考えると、
純正青黒フェアリーよりもトーストに分が良さそうなのも嬉しい所。

…自分が《呪詛術師》を出された時の事はかんがえちゃだめ。
気合いと《くぐつ師の徒党》で何とかしましょう。

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という訳で、今回はグリクシスフェアリーの特集でした。
なんか特集すると対策されやすくなって自分の首を絞めてる気がするけど気のせい。

しかし、これだけ流行ってくると、
「フェアリーから炎渦竜巻!?」みたいなマインドアドバンテージも無いし
普通にメタられてきそうなのが怖い所。

みんなエスパーフェアリーには見向きもしなかったくせにずるい!
これがグリクシスの力か…というかニコル様の影の力なのか!

ちなみに対トースト用のサイドとして《プレインズウォーカー・ニコル・ボーラス》を
一時期本気で考えていましたw 《苦悩火》以上の電波っぷりに即採用止めましたがw

ちなみに、勘違いのないよう補足しておくと
グリクシスフェアリーが活躍してる3倍くらい、トーストの方が大暴れしてる
という客観的な情報も併せてお伝えしておきます、
なので現環境で強いデッキ=グリクシスフェアリーという訳では決してないです。
ほんとトーストはもう…!

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関係ないけど、グリクシスフェアリーって呼ぶよりも
とある所で呼ばれてたライトニングフェアリーとか呼んだ方が格好いいね。

とりとめがなくなってきましたがこの辺りで。

※ぜひともグリクシスフェアリーを使う時は、《稲妻》や《呪詛術師》を放ち
「これがグリクシスの力だ」を決めセリフにトドメを刺しましょうw
雷は良いものだ。
銃よりも、剣よりも、火より水より投石器よりも、雷の力はずっと良い。
避けようがなく、防ぎようがなく、無慈悲なところがとても良い。
攻撃以外の何にも使えぬ、純潔さが特に良い。
何もかも消して灰に変え、忘れてしまえるそこが良い。


↑最近ハマってる「戦う司書」シリーズの一説。
 なんか《稲妻》のフレイバーテキストにありそうだなと思ったw
                    
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【19日(日)】 PTQオースティン

グリクシスフェアリーの力を試してみたかったので、スタンであるこの大会に参戦。
会場に着いてエントリーを済ませてデッキを回していると、

亡骸さんから「グリクシスフェアリーのレシピ教えて」とのメールが来る。

えー、めんどくさいなあ、と思いながらも
グリクシス教布教のためにてきとーにレシピを送信する。

まさか、これが死亡フラグになろうとはこの時の僕は思いもしなかったのでした…。


第1回戦:勝ち

第2回戦(マー坊さん):勝ち
詳しくはマー坊さんのDNに書いてあると思います。
http://84108.diarynote.jp/200907232019482981/

マッチ3は、お互いハンデスで《苦花》を落としあってからの
ノーハンドからのトップデッキ勝負で、
こちらが《変わり谷》《誘惑蒔き》《変わり谷》とチート引きして勝ち。でした。


第3回戦:勝ち

ここまで3-0で、今日はイケるんじゃね!?
グリクシスフェアリー最強じゃね!? とか思ってた刹那


第4回戦(亡骸さん):負け
よりによって お ま え か

お互い3-0で迎えた戦い。ここで勝てば決勝抜けはほぼ確実。
しかもよりによって同型対決。お互いサイドの内容まで熟知してるダルい戦いw
グリクシスフェアリーを倒せるのはグリクシスフェアリーだけという事か!

負けられない戦いがそこにある!

…と思ったら負けたでござる。負けた原因は細かいプレイングミス。
後、この時は相手の方が《稲妻》を多く積んでたのも大きかったかなと。
最後は《謎めいた命令》ドローからの強引にもってきた《稲妻》で3点削られて負け。


第5回戦(確か白単):
相手先手、こちら後手ダブマリからの絶対的不利な状況を
《炎渦竜巻》で一気にアドも盤面もひっくり返して勝利。
これがグリクシスの力だ。

------

これで4-1。

奇しくも次で勝てばID抜け確という昨日と同じ状況になる。
これは絶対負けられないぜ! と意気込んで戦うも・・・


第6回戦(ジャンドカスケード):負け
負け。は負けなんだけど、もの凄く悔しい、自分が至らなかった負け。
こちらのライフは残り3、相手のライフも残り3。
こちらの場には《霧縛りの徒党》(《苦花》に覇権)、フェアリートークンの状態で

 (´皿`):あっぷきーぷきりしばり!

 (-□-):スタック《火山の流弾》

 (;´皿`)Σ !?
 
 (;´皿`):と、とりあえず2点食らって残りライフ1…。
 
 (;´皿`):やべ、トークンが流されて派遣先が《霧縛りの徒党》しかない…。
 
 (;´皿`):そして、これを覇権してしまったら、《苦花》が出てきて…。
 
 (;´皿`):次のアップキープに…確定で死亡…。
 
 (;´皿`):うう、でも仕方ないな…覇権します。
 
 (-□-):はい、ターンエンド
 
 (;´皿`):あんたっぷ、あっぷきーぷ…負けました。
 
 (-□-):はい。
 
 (-□-):…ところで、さっきの霧縛り、覇権しなかったらそっち勝ってましたよ?
 (;´皿`)Σ !?
 
 (;´皿`):あ、そうか、霧縛りって覇権しないって選択もあったのか…!
 
と、お前フェアリーどんだけ使ってるんだよというアホなミスで死亡。
このプレイミス負けで心が折れかけてました。しばらく突っ伏す僕。


第7回戦(ジャンドカスケード):負け
なんかボロボロになりながらも最終卓に向かうも、普通に負けました。

というかそれよりも問題なのは、マッチ1が終わってマッチ2が始まった時の事。

ジャンドカスケードタイプから《大貂皮鹿》がサイドインされる事は学んでいたので
サイドから《炎渦竜巻》を入れて対抗しようとしていたのですが、
試合が終わった後から、対戦相手の方に

「あなたのデッキのサイドに《炎渦竜巻》が入ってるのは知っていたので
 敢えて《大貂皮鹿》は入れませんでした」
という謎発言をされる。

何故かいきなり対人メタをされている。こ、これがグリクシスの力だ・・・?

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という訳でPTQオースティンもあと1勝で抜け確という所で惜しくも逃す。
結果を見ると4-3。平々凡々な結末となりました。

亡骸さんとよーさんが決勝抜けている姿を見て、悔しさもひとしお。

やっぱり自分はマジック下手なのに加えて、
ここ一番の時の勝負強さとか、冷静さが足りないなと思わされた日となりました。

PTQ抜けた亡骸さんはおめ。これがグリクシスの力だ。

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その後は、よーさん主催の飲み会に参加させて頂いて美味しいモノをたべたり、
ホテルに戻って身内でドラフトしたりしながら、気がついたら寝てました。

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【20日(月)】

そして翌朝。本戦に出ていた知り合いもトップ8には残れず、
自分としてもスタンの大会が無い為、びみょーなテンションの朝を迎える。

まあ、折角広島に居るんだし、会場に行かない手も無いかと思い
会場行きのバスに乗り込んで会場に向かう。

その日のイベントは、レガシーとアンカットシート争奪戦(シールド)の2つで
正直どちらにもあまり興味は無かったものの、折角なのでシールドに参加。

回されたパックは何というかゴッドレアも無く、除去も少なく、
色も赤緑なのに《オーバーラン》も《火の玉》も無いという非常に微妙なデッキに。
強い部分は《シヴ山のドラゴン》と《大食らいのワーム》と《業火の精霊》くらい。
ていうかそのあたりのクリーチャーを並べて殴るしか脳が無い頭悪いデッキに。

亡骸さんからも「早くドロップして帰ろうよ!」と熱いコールが来ていたので
まあ、とっとと0-2ドロップして帰るか…と思いながらやる気無く大会開始。

第1回戦:勝ち

第2回戦:勝ち

あれ?

いきなり2-0して焦る。おかしい、こんな筈じゃなかったのに…。
まあ、上位に行けば理不尽なレアデッキと当たってとっとと殺してくれるだろう。

第3回:勝ち

ちょwwwまwww
自分でも何で勝ててるのかわからないまま3-0。
この時点で既に亡骸さんと一緒に車で帰るプランは崩壊したので新幹線で帰る事に。

第4回戦:負け


これで3-1。次を勝てばID抜け確。負ければ予選敗退確実という
天国と地獄の別れ目を3日連続で経験するというミラクルが起こる。

正直、ここで負けたら自分はもう一生決勝進出出来ないプレイヤーなんだな、とか
意味不明にネガティブになりながら、勝ちたい一心で卓に付く。

第5回戦:

マッチ1:お互いにライフを削り合い、いつどちらが死んでもおかしくない状態から
クリーチャーの数が盤面に増えていき、膠着状態に陥る。
…が、そこで登場する《野生語りのガラク》。
一気に盤面がグチャって、何とかしないと次のターンオーバーランで負け。
虎の子の《恐ろしい攻撃》で無理矢理攻撃を通してガラクを殺しに掛かる。
その後、再び膠着状態に陥り、どちらかが有効牌を多く引けば勝ちという場面で
《尊き一角獣》をトップデッキ。返しに相手が何も解答が無く、殴って勝ち。

マッチ2:お互いにクリーチャーを展開して殴り合ったあと
相手「ライフ何点ですか?」
僕「えーと、6点くらいです」
そしておもむろに土地の枚数を数え出す相手。
僕「《火の玉》ですか?^^
相手「《火の玉》です^^
負け

マッチ3:急遽サイドインした《真髄の針》で1T目に《野生語りのガラク》を指定。
その後は微妙に事故り気味の相手をこちらの軍勢が攻め立てる。
「お願い何も引かないでー!」と祈るように攻撃を繰り返し、
相手を最後まで殴りきった後に、相手の手札には1ターン遅れて《シヴ山のドラゴン》
もし相手を殺すのが1ターン遅かったらこっちが殴り殺されてました。

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その後はIDして、4-1-1。
かなりヒヤヒヤしながらも予選通過! いえあ!

が、正直、ベスト8に入れないジンクスでかなり力を使ってしまっていたのもあり
その後の決勝ドラフトでは1没してしまいました。

一応、デッキとしては
《黄金のたてがみのアジャニ》《睡眠》《ゴルゴンのフレイル》あたりの強カードに
《噛みつきドレイク》《幻視の召使い》《カミソリ足のグリフィン》《グリフィンの歩哨》
スペルも《安全な道》《神聖な評決》×3とかなり充実していてかなり強く、
もうちょっと上を目指せるデッキだったとは思うのですが、プレイヤーがダメでした。

決勝の試合を見ていた皆から、試合が終わった瞬間に
「プレイミス沢山あったよ。殴れる所で殴らなかったし、ブロックもしなかった」
「除去をケアしてたのかもしれないけど、それならあの動きはないよね」
「そういう所で落とした数点で負けてるでしょ?(相手のライフは残り1)」と
色々と批評され、自分のプレイングがヌルいのを再確認。

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という訳で、結果としてはベスト8に入れないジンクスは打ち破れたものの
自分の足りない部分も色々見つかった、自分としては非常に良い経験になりました。

合計結果は

直前予選:1-1
直前予選:2-1
GPT:4-2
ドラフト:1-1
PTQ:4-3
アンカットシート:4-2-1

16-11-1。無難に勝ち越しといった所ですね。

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今回参加してみて思った事は「人の言う事は素直に聞け」という事。
あんちゃんさんの「《稲妻》の方が強いよ」に始まり、
シールドデッキを組む際にも、騙されたと思って人の意見を取り入れたら、
見違えるようにデッキの動きが良くなって、結果勝利に繋がったり、
プレイングについても、外野からびしばし言って貰った方が成長に繋がりました。

柔軟に他人の意見を取り入れる事が大切だな、と改めて実感しました。

また、それ以外でも、色々なプレイヤーの方と出会えて交流出来る大きな大会は、
自分の腕を磨く何よりの場所ですし、コミュニティが広がると思います。

今回会場であった皆様も、色々お世話になりました。
また、次の大会でお会いしましょう。

そういえば、既に次のGP新潟に行く事も決定済みですw
どうやら、社会人になってマジックやれる時間は少なくなってはいますが、
まだまだ暫くは離れられそうにありません。
ニッセン予選ハード

GPTの調整の為にHanoiの部屋にホイホイとついて行くyasu。
だが、それはHanoiの巧妙な罠だった。

「yasuのグリクシスフェアリーは 俺の白単に崩される為に築いてきたんですものね」
「《炎渦竜巻》さえ引ければ…こんな白単なんかに…!」
「よかったじゃないですか 引きのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、《清純の名誉》を用意しろ。みんな+1/+1にしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「《風立ての高地》からの《雲山羊のレインジャー》プレ~イッ!」
(いけない…!手札にカウンターが無いのを悟られたら…!)
「生あっぷきーぷきりしばりを生《流刑の道》してもよろしいでしょうか?」
「こんな1マナスペルに…くやしい…! でも…通しちゃう!」(ビクッビクッ


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…さて

気を取り直して日本選手権参加レポの中盤。
今回は2日目と3日目の様子を主にお送りしたいと思います。

何と戦ったのかメモり忘れてしまったので、レポはかなり適当です、すいません。

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19日(土)

【GPT新潟】

Hanoiさんとの激しい夜を過ごした翌日、眠たい目をこすりながら起床。
知り合いが軒並みニッセン本戦に出る中、寂しくGPTに出場する事に決定。

GPTは参加者64名の予選スイス6ラウンドの8名決勝抜け。

第1回戦(亡骸さん):勝ち
なんと1回戦目の相手が一緒に車に乗ってきた亡骸さん。
「わざわざ広島まで来てお前と戦いたくなんてねぇよ!」とディスりながら試合開始。

第2回戦:勝ち
第3回戦:勝ち

第4回戦(銀河のヤマショーさん):負け
DN上で噂には聞いていた銀河のヤマショーさんと初遭遇。
かなり人が良さそうな方だなーと思いながら名前を確認したら
隣の方から「この方がヤマショーさんです」と何故か紹介が入る。
すると反対側の隣の方からも「銀河のヤマショーさんです」と紹介が入る。
更にその卓に座っていた皆から「さすが銀河のヤマショーさんだ!」と賛美が入り、
その場に居た皆からヤマショーさんコールが入る。何だこれ。
嘘みたいな話しだけど7割くらいは本当です。ヤマショーさん大人気すぎ。

ちなみに試合の方は圧敗でした。
0-2した後悔しさのあまり「フリープレイで特訓付けてください!」と頼み込むも
こちらが勝ちを確信した場面から山の上《火山の流弾》を平然と撃たれたり
プレイングも引きもかなり強く、この人には敵わないと感じました。

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で、3-1で迎えた5回戦目。

これに勝てば次の戦いはIDで決勝抜け確定。負ければ予選落ち確定という
非常に重要な試合で、決勝行くぜ! ムッハー(*゚∀゚)=3 と張り切っていたものの…

第5回戦:負け orz
第6回戦:勝ち

で10位で決勝抜けならず…ちくなん!
自分の細かいプレイングミスで落としてるのが実感できたので悔しさもひとしお。

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【ドリームバトル】

あと、サイドイベントの合間に本戦をちょこちょこ観戦していたのですが
その中で個人的にひときわ熱いフューチャリングテーブルがありました。

千葉神さん vs すーさん

という”DN界の神vsDN界のアイドル”というある意味もの凄くアツい勝負が、
まさか日本選手権本戦で繰り広げられる事になるとは思いもしませんでした。

この試合は是非ともカバレッジを取らねば! と思い立つものの、
本戦の試合の後ろでノートを開いてメモってたら下手すりゃつまみ出されかねないので
大人しく二人の試合を観戦している事に。

一部しか見てない上に記憶もかなりおぼろげですが、試合内容を振り返ると
トーストvsビッグマナというお互いゆっくりデッキ勝負だったので、
ゲームが開始すると同時に

千葉神さん「ランドセット、エンド」

すーさん「ランドセット、エンド」

千葉神さん「ランドセット、エンド」

すーさん「ランドセット、エンド

千葉神さん「ランドセット、エンド」

すーさん「ランドセット、エンド

千葉神さん「ランドセット、エンド」

すーさん「ランドセット、エンド

千葉神さん「ランドセット、エンド」

すーさん「ランドセット、エンド

というやりとりがひたすら10ターン以上繰り返されてた覚えがありますw

最終的には、千葉神さんがゲームの主導権を握って

「《残酷な根本原理》プレイします」
「《ナックラヴィー》プレイ。《謎めいた命令》と《残酷な根本原理》回収します」
「《残酷な根本原理》プレイします。」

という鬼畜プレイで勝負を決めていました。

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【お買い物】

プレミアイベントの愉しみといえば、お買い物も目玉の一つ。

会場のバイヤーブースには、早くも様々なM10のカードが並んでいました。

一番笑ったのは皆もご存じの《大貂皮鹿》大高騰事件。

当初は600円だった《大貂皮鹿》に、皆飛びつくように購入を繰り返し
しばらくすると《大貂皮鹿》は800円に値上がりました。
が、それでも購入の勢いは止まらなかった為、あまりにも需要過多となり
《大貂皮鹿》の値段が一気に2500円に跳ね上がるという驚愕の事態に。

その頃になると、あちこちから「安い内に買っておけばよかったー!」と
悔しそうな声があがるも後の祭り。鹿がM10のトップレアに昇格した瞬間でしたね。

ちなみに僕はどう考えても鹿を使われる側の人間なのでスルーしました。

その代わり《ガーゴイルの城》@300円を2枚、《警備隊長》@600円を2枚購入。相場よりもかなり安めに手に入ったのでホクホクでした。

後は、少し迷ったものの
ブックプロモの《ジェイス・ベレレン》@2500円を3枚購入

(参考画像)
http://gathersen.ocnk.net/data/gathersen/_/70726f647563742f50524f5f4a61636542656c6572656e2e6a70670032353000.png

プロモマニアとして、その存在を知った時から欲しいなーと思っていたんですが
日本ではまず手に入らない為、半ば諦めていたカードでした。

が、それが目の前で並べられていると、うずうずとわき上がる物欲を抑えきれず…。
社会人になったし! がんばった自分へのご褒美! とか何とか心の中で呟きながら
気がついた時には購入していた僕が居ました。ちょおかっこいいですこいつ。

これで累計10枚目くらいの《ジェイス・ベレレン》だけど気にしない!
…ノーマルの《ジェイス・ベレレン》が5~6枚余ったので、欲しい人居たら出しますよw

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【ドラフト】

その後は微妙に時間が空いたのでフライト形式のドラフトに参加。

1手目《シヴ山のドラゴン》FOILと《シヴ山のドラゴン》というパックを見て吹く。
下に被せてやると意地悪な事を考えながら《シヴ山のドラゴン》FOILをピック。
その後はなんか白の流れが良かったので赤白の流れに。
《目潰しの魔導師》がゴミのように流れてきて3~4枚取れたのはさすがに笑った。

結果は

第1回戦:勝ち
第2回戦:負け

という平凡なものに。すいません、特にオチはありません。

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【飲み会】

その後は、本戦に出ていたYOU君や海老さんを迎えてのヤケ酒飲み会に。
駅近くのてきとうな居酒屋を見繕ってお酒を飲んでメシを食べつつ語る。

酒に酔った勢いとマジック熱にまかせてみんな思い思いに喋る喋る。
マジックは運ゲーだ引きゲーだ、いやプレイングゲーだ、環境把握も大切だと
色々な人のマジックの考えが聞けて面白かったです。

ちなみに僕は、プレイング4割、環境把握4割、運2割だと思ってます。
運の要素も確かに重要で、運だけで強い人がコロッと負ける事はあるけど、
長い目で見て平均化すれば、強い人はそれに見合った成績を残してると思う。

ただ、千葉神さんの言う
「引きの強さも才能の一種。強いプレイヤーには引きの強さも必要」
という理論も微妙に納得するものがあり、マジック難しい。

ちなみに、偶然にもその居酒屋ですーさんに遭遇してビビる。
軽く挨拶を済ませて戦う約束をするも、結局戦えなかった、無念。

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飲みを終え、その夜同じホテルに泊まるメンツでドラフトやる予定が、
皆疲れていた&お酒にやられてそのまま熟睡。おやすみなさい。
時期的にかなり遅くなってしまいましたが、ニッセン参加記をば。
あらかじめ最初に断っておくと、選手として参加した訳ではないので
サイドイベントへの参加記録および色々な人との交流記録がメインです。

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・16日(木) -1日目

仕事が終わった後にBMで遊んでいた亡骸さんやバスケ部員さん達と合流。
ご飯を食べた後に車で一旦家に帰ると、
全く何も旅行の準備してないのに準備時間が1時間も無いというミラクル発生。
(家に着いたのが10時過ぎで、11時頃に出発予定だったので)
とりあえず着替えと使えそうなカード類をぽいぽい鞄に放り込んで出発。

ちなみにこの時点での使用デッキは

本命:abiさんから提供して貰った青白ヒバリ
時点:白緑トークン

で、グリクシスフェアリーの影も形も見えませんでしたw

正確には、直前予選の数日前に赤タッチフェアリーをピコーンして
色々な人に「メイン《地震》フェアリーってどうでしょうか!?」と聞いてみた所

mol君「プッw」
千葉神様「プゲラw」
黒海老さん「プゲラッチョw」
kbrさん「プギャプギャプギャーw」

と皆からもの凄くディスられた気がしたので、所詮電波か…とバチューンしてました。

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という訳で、使用するデッキが結局定まらないまま、
デッキ製作は車の中でやればいいや、という事で車に乗り込み
亡骸さん、いぜっとさん、K6さん、yasuの合計4人で一路広島へ。
道中の車の会話は専らM10環境についての会話。

この時の車内はやっぱり白単安定かなー、みたいな感じでしたね。

あとなんか途中で眠くなったらインフィニティM10とか始まってたw
《火花魔導師の弟子》がやたら強かったww

というか、その車に乗ってる人たち、揃いも揃って
直前予選があと数時間後にあるのにサイドはおろかどのデッキを使うか未定
とか止めようよ! 直前でデッキ迷ってるのは死亡フラグだから!

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・17日(金) 0日目

車に乗ってる最後の方は気を失いながら、広島(むしろ福山)になんとか到着。

会場が開くまで1時間30分あったので、ファミレスで朝ご飯を食べる。
と同時に、店の人に悪いなーと思いながらデッキ構築。

白緑トークンは確かにマジック簡単なんだけど、ちょっとムラっ気があるのと
色的にこれを上手く使って勝ち抜ける自身が無かったので、K6さんに丸投げ。

青白ヒバリは、デッキの構成的にはかなり好きな形だったし、
何より《翻弄する魔導師》が使えるのがwktkだったのですが、
逆に新環境でいきなり《翻弄する魔導師》使うのってどうなのと思ったり
なんか評判によると実は新環境で勝ち抜けないという噂を聞いたので、保留。

…で、結局原点回帰でフェアリーでいくか、と開き直る。

ただ、白単と親和エルフが環境にはびこるだろうというメタ読みだったので
《地震》はやりすぎだとしても、《炎渦竜巻》を詰む形にしようというのは決定。

唯一の不安はマナベース。
エスパーフェアリーはダメランに頼っていた部分も多かったため、
ロクに実戦で土地配分を確かめる事も出来ずに実戦投入することに。

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直前予選@スタン 第1卓

使用デッキはとりあえず組んでみたグリクシスフェアリー。

1回戦目:Bye
2回戦目:負け

正直すまんかった。完全に調整不足で敗北
土地配分もなってないし《稲妻》も試験的に1枚しか入れてなかったし
下手すりゃこの時、《地震》入れてた気すらする。

この時の会場のメタは白ビートがぶんぶん言わせてましたね。
お互いに《清純の名誉》を張り合うミラーマッチが各所で勃発。
むしろ白ビートが隆盛する事を見越しての《静月の騎兵》のにらみ合いとかマジキモい。

思えば、この時が白ビートの最盛期だったなぁ…。
(直前予選を勝ち抜いたデッキはいずれも白ビート。
 ただしニッセン本戦ではベスト8に白ビートの姿は無し)

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直前予選@スタン 第3卓

雪辱を晴らすべくグリクシスフェアリーを再調整して再び直前予選に向かう。

1回戦目:勝ち
2回戦目:勝ち
3回戦目:負け

ざんねん! わたしのにっせんよせんは ここでおわってしまった!

ただ、グリクシスフェアリーに手応えは感じたのでこれを再調整して
翌日、翌々日のスタンのイベントに挑戦しようと意識を固める。

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その後はホテルで同室になるduncanさん達と合流。
duncanさん、海老さん、千葉さんはお久しぶり、
Hanoiさん、みっちーさんははじめましてでした。

HomoiさんHanoiさんは○○だと噂を聞いていてちょっと距離を置いていましたが
接していると普通に爽やかな好青年的なイケメンな感じで次第に打ち解けてくる。
なんだ噂は全くの事実無根で普通に良い人じゃん、と認識を改めた所で

「yasu君、よかったらこの後ホテルで二人きりで調整しない?」という
Hanoiさんの誘いにホイホイと乗ってしまって…アッー!

こうしてニッセン前の夜は更けていきました。
7/26日に行われたS-Cup 8th@スタンに参加してきました。
デッキはかなり新環境になじんできた感のあるグリクシスフェアリー。
全5回戦のスイスラウンドで結果は4-0-1で優勝!。 いえあ。

全体的にデッキパワーで勝っている部分が多く、
この環境でのグリクシスフェアリーの優位性を改めて認識しました。

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デッキ名:Might of Grixis ~これがグリクシスの力だ~
// Lands
3 [SHA] Sunken Ruins/沈んだ廃墟
1 [ALA] Island/島
1 [EVE] Cascade Bluffs/滝の断崖
3 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川
2 [M10] Swamp/沼
1 [ALA] Mountain/山
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [MOR] Mutavault/変わり谷
3 [ALA] Crumbling Necropolis/崩れゆく死滅都市
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池

// Creatures
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
3 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
4 [LRW] Scion of Oona/ウーナの末裔

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
4 [M10] Lightning Bolt/稲妻
2 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
2 [LRW] Broken Ambitions/砕けた野望
2 [M10] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
2 [M10] Doom Blade/破滅の刃

// Sideboard
SB: 1 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
SB: 1 [M10] Duress/強迫
SB: 1 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
SB: 2 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 1 [M10] Deathmark/死の印
SB: 3 [M10] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 4 [SHA] Firespout/炎渦竜巻
SB: 1 [ON] Infest/蔓延
SB: 1 [CFX] Banefire/苦悩火


以下、以前と比較した変更点

・《稲妻》は4枚積みが確定スロット
やはり某あんちゃんさんの言葉は正しかったです。《稲妻》超強かったです。
初手に来ても中盤に来ても終盤に来ても常に腐らない。
1マナなので非常に細かく動ける。環境の大半のクリーチャーを除去れると
まさに言う所無しのスーパーカードです。
《苦悶のねじれ》も決して弱いカードではないのですが、
2マナと1マナの違いがこんなにもあるとは思わなかった。


・赤マナ源は7~8枚は必要
なんか某亡骸さんのページのグリクシスフェアリーだと
赤マナ源がvivid×4に山、フィルターの6枚構成になっていますが
赤マナまで到達出来ずに、《稲妻》も《炎渦竜巻》も撃てない事も多いと思います。
なので、個人的には《崩れゆく死滅都市》も加えた8枚体勢の方が良いと思います。
これだと、赤マナが無くて撃てないという事はあまりありません。

ただ、これはタップインランドの割合が多くなってしまうのに加えて、
亡骸さんの場合は「別に中盤以降に引ければいい」という理念の元に配分されてるので
どのレシピが正解だ、とかではなく、個人の好みに集結されると思います。

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という訳で、試合レポ

ゲーム1 白緑トークン ○-○

 マッチ1:《ウーナの末裔》で予防線を張っておいて
 相手の《萎れ葉のしもべ》を《誘惑蒔き》し、さらにあっぷきーぷきりしばり。
 相手の決死の《踏み荒らし》も《謎めいた命令》のタップドローでいなして勝ち。
 
 マッチ2:相手先手の《貴族の教主》→2T目《大貂皮鹿》の最速チェックメイトに対し
 《稲妻》で《大貂皮鹿》を打ち落とす。
更に後続は《炎渦竜巻》で一掃。
 息切れした相手にあっぷきーぷきりしばり! して勝ち。
 
 2T目《大貂皮鹿》からのぶんまわりにも難なく対応。これがグリクシスの力だ。
 
 
ゲーム2 白緑トークン? ○-×-○

 マッチ1:相手、3T目にまさかのメイン《大貂皮鹿》。
 しかしこれに涼しい顔で返しの《稲妻》。
相手は攻め手を鹿を頼りにしていたのか
 攻めの手が緩んだのであっぷきーぷきりしばり+青コマ構えの黄金パターンに持ち込んで勝ち。

 マッチ2:相手の展開を除去って除去って除去って除去って消耗戦に持ち込み、
 トップ勝負になった所で《幽体の行列》を引かれ、対抗手段を持たず負け。
 
 マッチ3:相手がひとしきり展開した所で《炎渦竜巻》。
 《雲山羊のレインジャー》が空に飛んでうっかり撃ち漏らすも、こちらは《苦花》の
 トークンが健在なので、チャンプブロックしつつ空からの攻めを継続する。
 満を持して2度目の《炎渦竜巻》。相手のクリーチャーは全滅。こちら無傷。
 あっぷきーぷきりしばりで相手投了。
 
 メイン《大貂皮鹿》にも何ともないぜ、これがグリクシスの力だ。
 
 
ゲーム3 ヒバリハスク ×-○-○

3回戦目の相手は何やら妖しげなデッキが相手。

 マッチ1:突然相手から出される《印章の隊長》に、暫くフリーズする。 
Sigil Captain / 印章の隊長 (1)(緑)(白)(白)
クリーチャー ― - サイ・兵士 AlaraReborn アンコモン
クリーチャーが1体あなたのコントロール下で場に出るたび、そのクリーチャーが1/1である場合、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
3/3
 相手曰く「《不屈の随員》持ってなかったんですよー」とか言っていたが
 これは嘘を付いている味だぜ・・・!
 
 が、結局その《印章の隊長》の謎が解けるよりも先に、
 こちらが事故っている間に《原初の命令》から《酸のスライム》を出されランデス。
 さらに《目覚ましヒバリ》がだめ押し。《印章の隊長》に普通に撲殺される。
 
 マッチ2:ランデスだけはされないようにカウンターを多めにサイドイン。
 相手の初動が微妙に遅かったので《ジェイス・ベレレン》を設置し、
 後はジェイスを守る形で相手の動きを阻害しながら展開。
 意外に良い働きをしたのが《くぐつ師の徒党》。
 特にアドを取れる生物が無くとも、普通に《印章の隊長》なんかを
 釣ってアタックするだけでも十分ダメージを持っていってくれました。
 そのまま殴りきって勝ち。
 
 マッチ3:《苦花》設置からの《霧縛りの徒党》の王者のマジック。
 途中で出てきた《印章の隊長》や《吸血鬼の貴族》等のこまいクリーチャーは
 《稲妻》でついでで焼いて相手の場にクロックを残さない。
 
 …あれ? 《吸血鬼の貴族》? 
Vampire Aristocrat / 吸血鬼の貴族 (2)(黒) →画像
クリーチャー ― - 吸血鬼・ならず者 Magic 2010 コモン
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:吸血鬼の貴族は、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
2/2
 と、ここまできてやっと、相手のデッキが
 《目覚ましヒバリ》《印章の隊長》《吸血鬼の貴族》を絡めた
 無限頑強的なデッキなんだと気づく…けど、それとはあまり関係無い所で
 あっぷきーぷきりしばり+青コマ構えの王者のパターンで勝利。
 
 普通のフェアリーとしてのぶんぶんパターンも健在。これがグリクシスの力だ。
 
ゲーム4 赤単 ○-○

 マッチ1:相手の1T目赤黒境界石プレイを見て
 「うわー、ブライトニングか、苦手なの踏んだなあ」などと考えるも
 実は相手は赤単だったらしい(《突っかかり》の為だけに境界石を入れていたとか)
 相手の展開するクリーチャーを《稲妻》で細かく除去をしつつ
 《呪文づまりのスプライト》と《変わり谷》で隙を見てぺちぺち殴る。
 が、このままではらちが空かないなー、と判断して
 返しのターンに《復讐の亜神》が出なければ何出されてもいいやという読みで
 相手がタップアウトしたのを見てメインに《霧縛りの徒党》を着地させる。
 結果、亜神は出されず、そこから更に《霧縛りの徒党》を連打。押し切って勝ち。
 
 マッチ2:暫くお互いに土地を並べ合う展開。
 相手の《ボール・ライトニング》や《ボガード突撃隊》は除去除去。
 ここで偉かったのがまたも《くぐつ師の徒党》。
 cipで相手の墓地の《ボール・ライトニング》を釣って殴って6点。
 これで気持ちよく相手のライフが削れるw
 更に2匹目の《ボール・ライトニング》も釣って殴りにいこうとした所、
 相手から《火山の流弾》で攻撃クリーチャーを流され待ったがかかる。
 が、ここまでくればもうグリクシスフェアリーの領域。
 《変わり谷》や《呪文づまりのスプライト》で細かくダメージを与え、
 相手のライフが残り7点になった所で、
 おもむろに土地をフルタップして「《苦悩火》X=7!」で勝ち。
 
 火力を持って火力を制す。これがグリクシスの力だ。
 
 
ゲーム5 トースト(遊生さん) ○-×-△

 マッチ1:1T目《人里離れた谷間》プレイ《苦花》公開からの《思考囲い》。
 後は《苦花》を設置して、ちまちまちまちま殴って勝ち。
 相手は《炎渦竜巻》や《神聖なる埋葬》で必死に全体除去してくるも、
 一旦相手に流させてから再び湧き出てくるフェアリートークン。
 通したらダメなスペルだけを要所要所でカウンターして殴りきって勝ち。
 
 マッチ2:今回は《苦花》を設置できず。
 《変わり谷》で隙を見てぺちぺち殴っている状態だったが、
 《エレンドラ谷の大魔導師》を場に出されてさあ大変。
 何とか1:2交換で除去するも、その隙を突かれて《残酷な根本原理》が通る。
 それでライフを安全圏にもっていかれ、圧倒的なアド差を付けられて負け。
 
 マッチ3:2戦終わった所で時間が無く、引き分け。
 
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という訳で、結果は4-0-1。
13点が一人しかいなかった為優勝。これがグリクシスの力だ。

《炎渦竜巻》が強いのは勿論なんですが、それ以上に《稲妻》の恩恵も大きいです。
最近は《大貂皮鹿》が逆にかわいく見えて来ました。

後は、《くぐつ師の徒党》が偉かったですね。
長らくこいつに割いているスロットは1枚だったんですが、
《呪詛術師》だけでなく、普通に出して釣って殴るだけでも強いのが分かりました。
うっかり《復讐の亜神》とか《熟考漂い》釣ればフィーバーだし。
これからはサイド2枚は絶対に外せないスロットになりそうです。

という訳で、グリクシスフェアリーは
コントロールに対してはフェアリーとして優位に立ち回り、
ビートに対しては《炎渦竜巻》でチートな行為が出来るという、
とてもズルい仕様となっておりますw

まあ、そろそろネタもバレ始めてるので、これからどうなるかは分かりませんが
残り三ヶ月、こいつで駆け抜けていけそうです。

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日本選手権の旅日記とかFNGとかドラフトの事とか他にも書く事は色々あるのですが、
とりあえず今日はこのあたりで。
日選サイドイベントレポ と M10後の”グリクシスフェアリー”
日選サイドイベントレポ と M10後の”グリクシスフェアリー”
この4日間は広島で行われた日選予選に参加してきました
沢山マジックしたり色々な人と交流したりで面白かったです

やっぱりマジックは面白いなぁ、と思いながら、
フェアリー厨として、これからのフェアリーの形として
グリクシスフェアリーについて書いてみようと思います。

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デッキ名:グリクシスフェアリー v1.03
// Lands
3 [SHA] Sunken Ruins/沈んだ廃墟
1 [ALA] Island/島
1 [EVE] Cascade Bluffs/滝の断崖
3 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川
2 [M10] Swamp/沼
1 [ALA] Mountain/山
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [MOR] Mutavault/変わり谷
3 [ALA] Crumbling Necropolis/崩れゆく死滅都市
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池

// Creatures
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
3 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
4 [LRW] Scion of Oona/ウーナの末裔

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
2 [ALA] Agony Warp/苦悶のねじれ
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
2 [M10] Lightning Bolt/稲妻
2 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
2 [LRW] Broken Ambitions/砕けた野望
2 [M10] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
2 [M10] Doom Blade/破滅の刃

// Sideboard
SB: 1 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き
SB: 1 [M10] Duress/強迫
SB: 1 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
SB: 1 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 2 [M10] Deathmark/死の印
SB: 3 [M10] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 4 [SHA] Firespout/炎渦竜巻
SB: 1 [ON] Infest/蔓延
SB: 1 [CFX] Banefire/苦悩火

日本選手権予選直前予選から使い始め、徐々に実戦を交えつつ調整していましたが

その結果は

前日予選:3没、2没
GPT:10/64位
PTQ:16/72位

そして何と、PTQでデッキをシェアした亡骸さんが1位通過で権利獲得!
と、なかなか好調な成績を残しています。(デッキの細部は異なりますが)

僕自身のプレイングスキルの至らなさで、勝ち切れていない部分はありますが
環境に適合した、新時代のフェアリーになっているかなと思います。

グリクシスフェアリーの長所としては
・クリーチャーを並べる親和エルフや白単ビートに対して耐性が付く
・フェアリーの宿敵である《大貂皮鹿》との相性差がひっくり変える
・同型相手にも《苦悩火》でゆとり勝ちする事が可能
となっており、
その他にも赤を足した事による柔軟なサイドボーディングが可能となります

何より《炎渦竜巻》の存在は偉大で、
白単ビート相手の後手ダブマリから3T目《炎渦竜巻》で一気にアドを取り返して勝てたり、
《鮮烈な小川》から無理矢理緑マナを出していざとなれば上にも撃てたりと、脅威の性能を誇ります。

フェアリーだと、《ブレンタンの炉の世話人》を消したり除去ったり対処しやすいのも利点の一つ。

以下、グリクシスフェアリーについて色々だらだら書いていきます

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<グリクシスフェアリーができるまで>

v1.00(直前予選 ver)
M10後のフェアリーを考えると、大きく変更される点は2つ。

・《神の怒り》が落ちる
・《地底の大河》をはじめとする各種ダメランが落ちる

この2点は非常に重要で、《地底の大河》が落ちてしまうと
結果として白のダブルシンボルへタッチするのが非常に難しくなってしまいます。

また、《神の怒り》が落ちてしまう事で、エスパーフェアリーの強みであった
「コントロールには勿論強いけど、生物ガンメタモードでビートにも耐性がある」
という長所も無くなってしまう結果となりました。

そもそも、環境が変わってしまうので、環境的に強いかどうかも微妙です。

なので、これは抜本的に構成を考え直す必要があるなと思考しました。

---

《神の怒り》無きあと、代用品となるのは《神聖なる埋葬》や《質素な命令》
《軍部政変》やあるいは《次元の浄化》等となりますが、
微妙に重かったり、役割が違ったり、そもそもダブルシンボルタッチが難しかったりと
どうにもしっくり来ません。

ただ、白系デッキや親和エルフ等の台頭、ミシュラランドの撤退など
全体除去が強い環境であるのもまた事実でした。

そこで、環境的に今《炎渦竜巻》が強いという結論にまずは至りました。
よって当初はフェアリーではなく、トースト的なデッキを構想していました。

しかし、そこで頭を過ぎったのがエクテンのフェアリー。
フェッチランドから《蒸気孔》を引っ張ってきての赤おんりー《炎渦竜巻》は
「地上にだけ3点」という鬼畜な効果でZooや親和エルフに絶大なる威力を発揮し、
さながら遊戯王における《サンダーボルト》の如きスペルでした。

《サンダー・ボルト/Raigeki》
相手フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する。


《神の怒り》が無く《流刑への道》も環境的に微妙ならば、白に固執する必要は無い。
それなばいっそ、エクテンフェアリーの如き炎渦フェアリーを目指そうと考えました。

広島へと向かう会場の中で構想を練りながらデッキを作成し、
ほぼ脳内構築だけでグリクシスフェアリー完成。

ただし、とりあえず作ってはみたものの、30分~1時間程度練習したのみ、
どのスペルを入れるかはおろか、土地構成もぐちゃぐちゃなまま突入する事に。

結果、直前予選に出た時には反省点ばかりがぼろぼろ見つかって、
それをもとに会場内で色々と修正を加える結果になりました。

                 ↓
v1.01(GPT ver)
実戦の経験を踏まえて色々と再構築を行う。

特に困ったのが除去の選択。
《苦悶のねじれ》をはじめ、《破滅の刃》や《終止》、《稲妻》など
優秀な除去がありすぎて逆に何を入れれば良いのか分からないといった状態でした。

どれもこれも一長一短で、あれこれ悩みながら調整していると
何故かあんちゃんさんが突然デッキの中身を10秒くらいバラバラっと見て、
すぐさま「除去は《稲妻》が強いよ」と一言コメント
していただきました。

その時は、《稲妻》の強さに半信半疑だったのですが、
試しに《稲妻》を1枚だけデッキに入れてみると、これが強い強い。

・1マナなので非常に細かく動ける
 (3ターン目に、《砕けた野望》X=1でカウンターしながら《稲妻》で除去とか)
・相手がトースト系でも腐らず、最後の一押しの本体火力にもなる
・フェアリー対策最終兵器である《大貂皮鹿》が僅か1マナで処理できる

と、予想以上に八面六臂の大活躍を見せて貰えました。

今になって思えば《大貂皮鹿》の流行を見越した上での助言だったのかもしれません。
《稲妻》の強さにビビったのもさることながら、
上手い人の助言は素直に聞いた方が良いという事を実感しました。


v1.02(PTQ ver)
今までの修正点を踏まえた上で、土地配分を整え、除去も《稲妻》の枚数を増やし、
《強迫》が思ったよりも強くないので再び《思考囲い》の枚数を増やし、
割合安定した形でのデッキレシピがやっとこさ完成。


そして、更に微調整を加えたのが上記に書いた1.03となっています。

という訳で、M10環境では暫くグリクシスフェアリーで行く予定です。

《苦花》が無かろうが、《祖先の幻視》と《滅び》が落ちようが
《火山の流弾》や《大貂皮鹿》みたいな露骨なメタをされようが
ローウィンブロックが入ってから何があろうとフェアリーを使ってきた自分。

フェアリーが落ちる残り三ヶ月、初志貫徹でフェアリーキャラを貫きたいと思います!

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グリクシスフェアリーについては、PTQを抜けた亡骸さんのDNにも記事が載っているので
もしよければそちらも参考にしてください
http://74987.diarynote.jp/200907200703517108/

現在は準々決勝までのレポしか書かれていませんが、
そのうち決勝戦までのレポとかレシピとか載るはず、たぶん。

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という訳で、色々ありましたが、とりあえず参加者の皆様お疲れ様でした。
大会に行くたびに色々な人と交流が出来て、こちらとしてもとても楽しかったです。
今回はM10発売直後という事で、色々な方にカードを貸していただいたり、
行きの車や帰りの電車などを任せてしまったりして、色々と皆様に助けていただきました。

また、新潟や他のプレミアイベントにも顔を出すと思うので、よろしくお願いします!

--------------

その他のレポなどは気が向いた時に後日書きます。
M10のプレリお疲れ様でした。

どちらかというとレアカード確保に奔走したプレリでしたが、
皆様のご協力もあって、無事に予選に出る分のカードは確保できそうです。
(あと2箱剥けば各種レア1枚くらいは出るだろう、というメタではありますが…)

また、亡骸さんやabiさんをはじめ、ご迷惑をお掛けした皆様は申し訳ありませんでした。
今回の事を教訓に、もっと周囲に配慮するように心がけたいと思います。

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世間ではM10のプレリが行われ

「《危害のあり方》やばい」「白の強さが異常」「《ゴルゴンのフレイル》強い」
「《火の玉》《オーバーラン》環境だな今回」「《ジャンプ》(笑)」

という声があちこちから上がってきた今回。

白が《危害のあり方》《清純の名誉》等の強力カードを手に入れ、
赤も《稲妻》《ボール・ライトニング》《包囲攻撃の司令官》等の強力カード目白押し
黒も《強迫》や《堕落の触手》などの魅力的なカードが再録され
緑も《大貂皮鹿》や《エルフの大ドルイド》などの壊れカード一歩手前のカードがあり
期待が膨らんでいる中、青は…青は…と、ひとりお通夜が続いています。

そんなM10で迫害を受けている青について、公式でコラムが掲載されました

Feeling Blue(日本語訳:憂鬱
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/47

…何だか、タイトルから既に小馬鹿にされている感が漂いますが
内容はなかなか面白く、4人のカードデザイナーが
「どうやってこの青のカードを製作したのか」という事を語っています。

今回はその中から、特に興味深かったカードをピックして紹介したいと思います。

【↓ここから翻訳↓】 ※は僕が勝手に付けたコメントです。

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※まずは、《ブーメラン》が落ちた! とお嘆きの方に。

《送還/Unsummon》 (青)
対象のクリーチャーをそのオーナーの手札に戻す

1つの議題は、青いバウンス呪文をどうするかという事である。
象徴的な2つのスペルは《送還》と《ブーメラン》である。
アーロンと私は、両方とも入れようと提案した。
ブライアンとデヴィンは、削る選択を示した。

結局、先手2ターン目に相手の土地をバウンスする《ブーメラン》の能力が
いくつかの問題を引き起こす
として、《送還》が承認された。

※逆に先手2ターン目に土地をバウンス出来るのが《ブーメラン》の面白さだと思ったんだけどなぁ

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※続いては、青厨なら誰しもが気になる打ち消し呪文について。
 Wizardsの打ち消しに対する現在のスタンスがかいま見えます。


《取り消し/Cancel》 (1)(青)(青)
対象の呪文を打ち消す

これは唯一、4人の意見が一致したカードだ。
このカードは現在青を象徴するカードであり、基本的なスペルである。

私達が《対抗呪文》を戻すかというアイデアを出したかどうかだって?
まあ、一言二言ほど話し合ったくらいかな。

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《Essence Scatter/本質の散乱》 (1)(青)
対象のクリーチャー呪文を打ち消す

このカードは、《霊魂放逐》から名前を変更された
私は、一つの”堅い”カウンター(例えば《取り消し》の様に何にでも対処できる)と
それを取り巻く”柔らかい”カウンター(例えば、《マナ漏出》のように不確定で補助的なもの)
その二つを青に用意することが必要だと思った。
そして結局、1つの堅いカウンター(《取り消し》)と、2つの”柔らかい”カウンター(《本質の散乱》と《否認》)を入れる事で決定した。

----

《否認》 (1)(青)
対象のクリーチャーでない呪文を打ち消す


《マナ漏出》を再録するかもという話も出たが、結果的に《否認》となった。
私たちは、この環境で求められる2マナスペルはこちらだと思った。

全てのコントロール好き達よ、常に何でも消せるんだ、という訳ではないんだよ。

※どうやら、《対抗呪文》再録は遠い話のようですね。

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※そして最後は…

《Jump》 (青)
対象のクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。


私たちは、コモンで何かしら飛行を付けるカードが欲しかった。

候補に挙がったのは以下の三つだ

Flight(飛行)
エンチャント - オーラ (青)
エンチャントされたクリーチャーは飛行を得る


Gust(突風) (青)
インスタント
対象のクリーチャーは飛行を得るか、飛行を失う


Leap(跳躍) (青)
インスタント
対象のクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。
カードを1枚引く


いくつか《Junp》の亜種が作られ、オーラにする試みも行われた。
結局、誰もそれらのカードを大して使わなかったので、
フレイバーテキストが良いという理由でもっとも弱い《Jump》が選ばれた。

気がついたら30万を超えていましたこのページ。
10万ヒットは感慨深いものがありましたが、
なんか20万、30万といくのはあっという間だった気がします。

社会人になって更新頻度が落ちてきているのが申し訳ないですが、
これからもがんばって記事を配信していきたいなと思います!

ご来店頂いている皆様、ありがとうございます。

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昨日のリスト、色々不備がありました。
《大貂皮鹿》(プロテ青黒アーモドン)が居なかったり
《気まぐれイフリート》が気まぐれで、《魔力のとげ》が無かったり。
その点を修正したものをもう一度記しておきます。

ちなみに気になる《大貂皮鹿》のお値段は750円。
思ったよりも高くないなーというのが個人的な印象です。
まあ、そこまでフェアリーの時代でもないですからね、今は!

という訳で、リストを再掲載

M10 ヤフオク初動価格たぶん完全版(7/7落札分)

悪斬の天使:2025
野生語りのガラク:2000
清浄の名誉:1800

------------------1500円以上のエリートの壁

ダークスティールの巨像:1155
竜髑髏の山頂:1105
氷河の城砦:1075
水没した地下墓地:1075
根縛りの岩山:1075
ガーゴイルの城:1050
陽花弁の木立ち:1050
真髄の針:1037

------------------1000円以上の勝ち組の壁

沈黙:975
包囲攻撃の司令官:962
ボール・ライトニング:925
ジェイス・ベレレン:850
ボガーダンのヘルカイト:850
極楽鳥:850
野生の狩りの達人:850
警備隊長:775
大貂皮鹿:750
リリアナ・ヴェス:750
エルフの大ドルイド:725

-------------------700円以上の実力派の壁

次元の浄化:575
消えないこだま:502
時間のねじれ:430
ザスリッドの悪魔:405
地震:380
惑乱の死霊:375
蟻の女王:350
吸血鬼の夜候:305
チャンドラ・ナラー:305

-------------------300円以上の人権のある壁

白金の天使:260
蔵の開放:235
マーフォークの君主:202
双つ術:202
墓地を刈り取るもの:202
マグマのフェニックス:202
心の傷跡:200
吠えたける鉱山:177
地獄界の夢:152
願いのジン:127
エルフの笛吹き:127
光帯びの聖騎士:125
血なまぐさい結合:125
思考の粉砕:107
変身:102
樫の力:102
旗印:102

---------------------100円以上の格差社会に負けない壁

メサの女魔術師:52
隠れ潜む捕食者:52
不滅:50
魔力のとげ:50
気まぐれイフリート:50
歪んだ世界:50
シヴ山のドラゴン:50
カロニアのビヒモス :50


再計算してみた所、平均価格は約550円
という事で、相当に期待値の高いパックであるという事が分かりますね。

噂によるとBOX買いをすると《清浄の名誉》が手に入るという噂もありますし
皆さんがんばってBOX買いをしましょう!(?)

------------------------------------

それに付随して

直前予選に出るにあたって、M10のカードを募集します。
金曜日にすぐ使いたいので、プレリの会場で買い集める方針でいこうかなと。

という訳で

《清浄の名誉》×4
《ガーゴイルの城》×4
青白、青黒、白緑エムテンランド×4

のあたりを募集です。…って思ったより少ないな。

《危害のあり方》あたりは普通に4枚集まるものだと信じたい。

もしプレリで出たはいいものの使うアテがない人は
僕に言って貰えれば引き取りますので是非どうぞー。

さて、毎度恒例となりましたヤフオク価格調査

皆様のシャークトレード有意義なカード交換のお役に立てるため
今回もがんばって集計しました。

さすがに5回目ともなると要領も得てきて、計算早かったですw

という訳で、まずはみなさんお待ちかねの価格表はこちら↓

M10 ヤフオク初動価格(7/7落札分)

悪斬の天使:2025
野生語りのガラク:2000
清浄の名誉:1800

------------------1500円以上のエリートの壁

ダークスティールの巨像:1155
竜髑髏の山頂:1105
氷河の城砦:1075
水没した地下墓地:1075
根縛りの岩山:1075
ガーゴイルの城:1050
陽花弁の木立ち:1050
真髄の針:1037

------------------1000円以上の勝ち組の壁

沈黙:975
包囲攻撃の司令官:962
ボール・ライトニング:925
ジェイス・ベレレン:850
ボガーダンのヘルカイト:850
極楽鳥:850
野生の狩りの達人:850
警備隊長:775
リリアナ・ヴェス:750
エルフの大ドルイド:725

-------------------700円以上の実力派の壁

次元の浄化:575
消えないこだま:502
時間のねじれ:430
ザスリッドの悪魔:405
気まぐれイフリート:400
地震:380
惑乱の死霊:375
蟻の女王:350
吸血鬼の夜候:305
チャンドラ・ナラー:305

-------------------300円以上の人権のある壁

白金の天使:260
蔵の開放:235
マーフォークの君主:202
双つ術:202
墓地を刈り取るもの:202
マグマのフェニックス:202
心の傷跡:200
吠えたける鉱山:177
地獄界の夢:152
願いのジン:127
エルフの笛吹き:127
光帯びの聖騎士:125
血なまぐさい結合:125
思考の粉砕:107
変身:102
樫の力:102
旗印:102

---------------------100円以上の格差社会に負けない壁

メサの女魔術師:52
隠れ潜む捕食者:52
不滅:50
気まぐれイフリート:50
歪んだ世界:50
シヴ山のドラゴン:50
カロニアのビヒモス :50

トップレア3強は《悪斬の天使》。続いて《清浄の名誉》の姿も見えます。
どちらも白のレアだというあたり、今回の白の優遇っぷりが伺えますね。

《野生語りのガラク》が根強く2000円台を保っているのもなかなかの貫禄。

------------

続く1000円↑のラインには、仲良くエムテンランドが並んでいます。
前評判の高い《ガーゴイルの城》や、
未だ評価の定まらない《水没した地下墓地》をはじめとするエムテンランド達は
予想に反して非常に仲良く、1000~1100のあたりに固まっています。
色による人気差なんかはさほどなかったですね。

まあ、これはまだ評価が定まっていない今だからこその結果で、
そのうち価格差は開いてきそうな気はしますが。

-------

惜しくも1000円には到達しなかったものの、その下の900~700ラインには

・下の環境にも影響を及ぼしそうな《沈黙》
・その強さは折り紙付きの《包囲攻撃の司令官》
・熱狂的なファンを持つ、赤を象徴する《ボール・ライトニング》
・スタンのデッキで採用実績のある《ジェイス・ベレレン》
・ビッグマナでも、コンボデッキにも《ボガーダンのヘルカイト》
・もはや説明不要《極楽鳥》
・M10期待の新人群《野生の狩りの達人》《警備隊長》《エルフの大ドルイド》

など、構築に耐えうる実力派のカードが揃っています。

----------

新しいラスゴとなる《次元の浄化》は順位としてはやや低め。
やはり6マナという色拘束は厳しかったのでしょうか。
(むしろそれなら《神聖な埋葬》《質素な命令》《軍部政変》がある)
クリーチャーだけでなく、アーティファクトやPWも流れてしまうというのが
コントロールデッキに微妙にマッチしていないのも要因の一つでしょうか。

意外に低いなと思ったのは《蟻の女王》(350円)と《蔵の開放》(235円)

《蟻の女王》は能力だけ見れば《スリヴァーの女王》
そりゃ《流刑への道》や《終止》が飛び交うこの環境では心許ないですが、
それでも決して弱いカードではない、むしろ対処できなかったら終わりますし
《蔵の開放》は何やら色々悪さが出来そうな気がします。

後は《マーフォークの君主》(202円)も狙い目ですねw
マーフォークデッキを組むのは今しかない!!!!!

《思考の粉砕》(107円)や《白金の天使》(260円)は
ここまで落ちてしまったのか…とちょっともの悲しくもなったり。

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そんな感じで、今週末のプレリのシャークトレードの参考にどうぞ。

ちなみに、今回のエキスパンションはエムテンランドがある事もあり
全体的なレートはやや高め。

レア全ての平均金額が

イータイ:477円
アラーラ:431円
コンフラ:558円
リボーン:453円

となっていたのに対し

エムテン:547円

と、かなりの大健闘となっています。

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直前予選に出る人は《清浄の名誉》4枚をどう確保するかが勝負になりそうですねw
【M10入り電波デッキ】スリーピング・マーフォーク
それは、3人の決闘者(デュエリスト)の会話から始まった…。

決闘者A「もうすぐニッセン直前予選ですよねー。
     なんかM10入った後で強いデッキありませんかね
具体的には直前予選で5-0できるやつ。」

決闘者B「神話エルフ安定じゃない? 新しいロード入ったし」

決闘者A「あー、あのティタニアロードキモいですよね。」

決闘者C「そういや他の部族にも新しいロード出たんだよね」

決闘者A「出ましたね」

決闘者B「ゴブリンってどんなんだっけ?」

決闘者A「たしか速攻付けるとかいうやつだった気がします」

決闘者B「マーフォークは?」

決闘者A「…えっと、何だっけ、なんかもの凄く地味な能力だった気が…
     ああそうだ、アンブロッカブルにする能力持ちです。」
     
決闘者B「アンブロッカブルか。何かに使えないかな」

決闘者A「妥当な所だと《航跡の打破者》ですかね。
     あいつ回避能力無いのだけがネックでしたから。」
     
決闘者B「確かに、相性良いよね」

決闘者B「…お! M10でマナバーンが無くなるから
     相手のターンエンドに躊躇無く土地を寝かせられる
のは強いんじゃない!?」
     
決闘者A「…!!! それはなかなかの良電波!」

決闘者B「やべえ、マーフォークはじまったんじゃねこれw」

決闘者C「うーん、でもまだひとつパンチが足りないよね。」

決闘者A「確かに、なんかいまいち勝ちきれない感じしますよね」

決闘者B「なんかあと一つ欲しいよなぁ、うーん…」


決闘者A・B・C「うーん・・・・・・」


決闘者C「…お!?」

決闘者C「そういえばあいついなかったっけ!?
     なんか攻撃通ったらワイムワープするやつ!
     
決闘者A「あ! 《Wanderwine Prophets/ワンダーワインの予言者》!」

決闘者B「いたっけそんなやつ?」

決闘者A「いますって、ローウィンブロックに、カスレアだったけど。

決闘者C「《霧縛りの徒党》のマーフォークバージョン。俺も存在忘れてたけど」

決闘者B「ああ、そういえばいた気がする」

決闘者C「あいつって、一度攻撃通ればゲームエンドじゃなかった?」

決闘者A「まあ、タイムワープして、いわゆるずっと俺のターンで勝ちですね」

決闘者C「お、これキタんじゃね!?」

決闘者B「新ロードの能力でアンブロッカブル付ければ勝ちだな。」

決闘者A「単純にフィッシュとしてのビートダウンでもいいし
     《航跡の打破者》で一撃で致命打を与えられるし
     《ワンダーワインの予言者》決まれば勝ちだし

     ・・・・・!!!」
     
決闘者A・B・C「ニッセンに持っていくデッキは決まりだな!」

--------------------------------------------

という会話をもとに5分で作ったのがこのデッキw


デッキ名:スリーピング・マーフォーク
// Lands
4 [LRW] Wanderwine Hub/ワンダーワインの分岐点
7 [ALA] Island/島
2 [ALA] Plains/平地
3 [SHA] Mystic Gate/秘境の門
4 [M10] Glacial Fortress/氷河の城砦
4 [MOR] Mutavault/変わり谷

// Creatures
2 [LRW] Wanderwine Prophets/ワンダーワインの予言者
1 [LRW] Merrow Harbinger/メロウの先触れ
4 [EVE] Wake Thrasher/航跡の打破者
3 [LRW] Sygg, River Guide/川の案内人、シグ
4 [M10] Merfolk Sovereign/マーフォークの君主
4 [LRW] Merrow Reejerey/メロウの騎兵
4 [SHA] Cursecatcher/呪い捕らえ
4 [LRW] Silvergill Adept/銀エラの達人

// Spells
2 [M10] Harm’s Way/惨害のあり方
2 [CNF] Path to Exile/流刑への道
2 [M10] Sleep/(眠り)
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令

基本的な動きは上で延べた通りです。
デッキのキーは言わずもがな《航跡の打破者》と《ワンダーワインの予言者》
デッキコンセプトと噛み合う《Sleep》も採用してみました。

…まあぶっちゃけ《ワンダーワインの予言者》はかなり電波入っていますが
《航跡の打破者》は割と冗談抜きで強い。

M10ルールの採用によって躊躇なく相手のエンド時に土地をフルタップできる
(しかもその時にマナを浮かせておけば、カウンターも構えられる)し

・《謎めいた命令》×4
・《Sleep》×2
・《川の案内人、シグ》×3

と、アンブロッカブルにさせるカードが10枚近く入っているため
割と容赦なくライフを削ってくれます。

で、万が一《ワンダーワインの予言者》の攻撃が通ろうものなら勝ち。

しかも、アンブロッカブルにさせるカードが10枚近く入っているため
うっかり攻撃も通る! …といいな。(大事な事なので2回言いました。)

-------------------------

実際、他のデッキと対戦してみたら

3マナ域が渋滞しすぎてて動きがもっさりしてたり
こっちが体制を整える前にトークンやエルフにフルボッコにされたり
一度も《ワンダーワインの予言者》が場に出なかったりしましたが

それらは全て5分でくみ上げた調整不足の為の敗北であり
デッキコンセプト的には勝ちを狙いにいけるデッキのはず!(たぶん!)

…という訳で皆さん、ニッセン予選を目指すデッキとして、
スリーピング・マーフォークはいかがでしょうか?w
すっかり週1更新が板に付いてきたこのブログ。
皆さんどうか見捨てないで頂けると嬉しいです。

という訳で

先週の日曜日に日選予選@東海に出てきました。

使用デッキはエスパーフェアリー。結果は5-3のモストドン。
もちろんこの成績で抜けられる筈もなく、
それどころか、早々に1-2して目無しになったので、
そこから後は練習半分ではありました。

----------------------------------------------

デッキリストはこちら
デッキ名:エスパーフェアリー v1.3くらい
// Lands
4 [ALA] Arcane Sanctum/秘儀の聖域
1 [10E] Faerie Conclave/フェアリーの集会場
4 [10E] Underground River/地底の大河
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [SHA] Mystic Gate/秘境の門
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池
3 [MOR] Mutavault/変わり谷
1 [UNH] Plains/平地
1 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川

// Creatures
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
3 [MOR] Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
2 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
2 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
2 [LRW] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
2 [CNF] Path to Exile/流刑への道
2 [ARB] Soul Manipulation/魂の操作
3 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
3 [ALA] Agony Warp/苦悶のねじれ

// Sideboard
SB: 1 [10E] DeathMark/死の印
SB: 2 [LRW] Wispmare/薄れ馬
SB: 1 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
SB: 3 [10E] Wrath of God/神の怒り
SB: 3 [10E] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 3 [LRW] Burrenton Forge-Tender/ブレンタンの炉の世話人
SB: 1 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 1 [CFX] Celestial Purge/天界の粛正

色拘束や、同型との相性の問題から《恐怖/Terror(10E)》を今まで使ってたんですが
最近のビートの多さをかんがみて、《苦悶の記憶/Agony Warp(ALA)》に変更。

あと、《ジェイス・ベレレン》つよいです。
《エスパーの魔除け》の100倍くらい強かったです、ごめんなさい。

特に、除去&だらだらなこのデッキには非常に噛み合う。
この事にもっと早く気づいてれば良かった。

--------------------

という訳で、以下試合レポ

第1回戦が始まる前、グリクシスの女帝さんと
「なんかうちらってよく大会で当たりますよねー(笑)
 でも僕、女帝さんとキャラ相性悪いんですよねー、4-1くらいで負けてる」

みたいな会話をしていたら

第1回戦 緑黒エルフ(グリクシスの女帝さん) ×-×

な ん と い う 死 亡 フ ラ グ 

ゲーム1:相手先手から除去を殆ど引かず。フツーに展開されて殴られて負け。

ゲーム2:《ヴェンディリオン三人衆》で相手のハンドが土地2枚だけなのを確認し
次のターンの戦闘フェイズに《霧縛りの徒党》プレイしたらまさかの《眼腐りの終焉》
一気にゲームプランが崩れ、《神の怒り》も《ロクソドンの戦鎚》も間に合わず負け

という訳でいきなり手痛い負けが付く。
女帝に逆らった結果がこれか・・・・。


第2回戦 白単コントロール ×-○-○

2回戦目は何だか会場でちょっと話題になってた? 白単コントロールデッキ。
構造としては白単のエンチャントコンで、エンジェルホライズンに似た形でした。
http://faerie.diarynote.jp/200901210146415396/

《ルーンの光輪》や《物語の円》等で相手の行動をひたすら縛る。

ただ、特徴としては《空位の玉座の印章》が1枚もデッキに入ってない。

じゃあ何が勝ち手段なのかと言えばデッキに1~2枚差された《軍部政変》のみ。
そしてそれを《霧覆いの平地》で使い回して勝つというなんとも凄い発想のデッキ。

ゲーム1:
《反射池》
《反射池》
《苦花》
《呪文づまりのスプライト》
《ヴェンディリオン三人衆》
《霧縛りの徒党》
《謎めいた命令》
みたいな、土地をあと1枚引けばテンパイなハンドを後手キープ。
そこから10ターン以上何も土地を引きませんでした。
ナチュラスディスカードで墓地に8枚くらいカードが捨てられていきました。

3枚目の土地を引いた頃には、もう場は完全に相手のものに。

…最近マジックが下手になったとはいえ、さすがにこれはキープしてもいいハンドだよね!?

ゲーム2:相手に《物語の円》を青指定、黒指定されかなりダレた試合になるも、
《霧縛りの徒党》で土地を寝かせて軽減できなくしてから一斉攻撃で勝ち。

ゲーム3:普通のフェアリー的な周りをして相性差で勝ち。

第3回戦 ブライトニング ×-×

ゲーム1:あまり除去をひかず、もたついている所を殴られ殴られ焼かれ。
最後は二段構えの本体火力で死亡。

ゲーム2:ブレンタンの炉の世話人が出たものの、後続が上手く続かず
数の暴力に踏みつぶされて負け。

この時点で1-2して目無しに。
某亡骸さんから「どうせ目無しだしドロップしてリミテやろうぜ」と誘われるものの
なんかここでドロップするのは逃げな気がしたので、最後まで続行する事を選択。

第4回戦 青白ヒバリ ○-○

ゲーム1:相手の展開をこちらが打ち消し、長期戦の流れに。
相手の《エレンドラ谷の大魔導師》を《誘惑蒔き》するタイミングを逃すという
かなりの大きいミスをやらかし、これが原因でかなり長引くものの、
最終的には何とか盤面で押して勝利。

ゲーム2:相手が微妙に土地事故気味な所を、こちらが攻める展開になるも
うっかり相手の《目覚ましヒバリ》が場に出てしまう。
ヒバリを殺すに殺せず、《苦花》も《薄れ馬》で割られチャンプが許されず、
あと2~3ターン何も引かなければ負けるなー、という所で
《魂の操作》トップデッキ→墓地の《誘惑蒔き》回収
で相手の《目覚ましヒバリ》をパクってそのままビートして勝利。


第5回戦 黒緑エルフ ×-×

ゲーム1:相手がプレイした土地8枚の内、3枚が《樹上の村》、3枚が《変わり谷》
あまりにも凶暴すぎる土地達を目の前に蹂躙されるわたくし。

ゲーム2:今度も似たような感じで、土地クリーチャーに蹂躙される。
なんか黒緑エルフとは相性悪いなー。個人的には5:5と思ってるんですが。


第6回戦 ゴミバコ(hokurin)○-○

ここでまさかの身内ゲー勃発。
お互い「はじめまして^^」「はじめまして^^^」と白々しい挨拶から始まる。
hokurinとは前日の練習でお互いのサイドプランを熟知してる微妙な展開にw

ゲーム1:「メインはフェアリー勝てんわ」と本人が言うように、
とりあえず妥当にフェアリー的な立ち回りで勝ち。

ゲーム2:妥当に展開してこちらが優勢な盤面の中、
あっぷきーぷきりしばりに対してhokurinがキレ5マナ浮かしを敢行。
願うようにhokurinがドローするも、むなしくそのままマナバーン5点受けるhokurin。
その5点に後押しされ、霧縛りビートダウンで勝利。


第7回戦 青黒フェアリー ○-○
俺はエスパーフェアリーを使い手なんだが相手が残念な事に青黒フェアリーを使ってきたので「お前それで良いのか?」と言うと「何いきなり話かけて来てるわけ?」と言われた。
おれはいつも勝つから相手が気の毒になったので聞いただけなんだがむかついたので「お前あっぷきーぷきりしばりでボコるわ・・」と
言って開始直後に苦花出してジェイスをプレイして3キルして一本取ったら多分リアルでビビったんだろうな、2ゲーム目相手が苦花してたから手札にあった薄れ馬をカカッっと素出ししながら苦花を破壊したらかなり青ざめてた
おれは一気にアドバンテージを稼いだんだんだけど相手が硬直してておれの動きを見失ったのかウーナの末裔を召還したから誘惑蒔きでコントロールを奪った上についげきのロクソドンの戦鎚でさらにダメージは加速した。
わざと誘惑蒔きを殺され(※)「俺はこのままタイムアップでもいいんだが?」というとようやく必死な顔してなんか相手はデッキトップから霧縛り2連打してきた。
おれはトップデッキ霧縛りで回避、これは一歩間違えるとカウンタ-で大ダメージを受ける隠し技なので後ろのギャラリーが拍手し出した。
俺は「うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り」というとギャラリーは黙った
相手の霧縛りは必死にやってくるが、時既に時間切れ、ロクソドンハンマーを装備した俺にスキはなかった
ウーナの末裔で強化されてガチでは通らない攻撃もハンマーで撃退、終わる頃にはズタズタにされた相手がいた

(※《ウーナの末裔》をパクった《誘惑蒔き》が殺されたのは完全にプレイミスでした。
 これのおかげで圧倒的に勝っていた試合をわざわざ長引かせる結果に…すいません。)

第8回戦 黒緑エルフ ○-○

ゲーム1:こちらの土地が3枚で詰まる苦しい展開ながら、4枚目の土地を引いてから
あっぷきーぷきりしばり→あっぷきーぷきりしばり→あっぷきーぷきりしばり
という圧倒的なあっぷきーぷきりしばりで相手の心を折りつつ勝ち。
手札に更に青コマを3枚抱えていたので、更に6ターンあっぷきーぷきりしばりが可能でしたw

ゲーム2:あまり覚えてないけど妥当にビートして勝ち、だった気がする。

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という訳で結果は5-3でした。予選抜けはおろか、賞品も貰えず。
負けた原因は細かいプレイングミスにあると思うので、悔しい限りです。
悠々と全勝してID抜け確定するYOUを遠くに見ながら、
やっぱり、悔しいなぁ、という思いが強かったです。

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という訳で

YOUが予選抜けたのもあり、17日に会社の休みを取れたのもあり、

広島の直前予選に出て、本戦に出場する権利を獲得してやる!

と意識を新たにしたわたくし。
丁度M10のカードリストも全部出た事ですし、
直前予選のスタンを勝ち抜く事を目標にマジックを頑張りたいと思います。

という訳で、暫くM10後のスタンを研究してみたいと思います。
M10スタン導入後の練習をしてくれる方も併せて募集。

とりあえず白単ウィニーは強そうですね。メタの一角になるのかなぁ。
元北海道勢力、現静岡のYOUが6―0―2で2位通過!

おめでとう!!
なんか弱音を吐いていた自分ですが、知り合いが高成績を残した事で、一気にテンションが上がりました!

千葉神さん、YOUなどの北海道勢の躍進が嬉しいです。

皆に負けないように頑張りたいと思うと同時に
日本選手権本戦に休みを取ったので、本気で参戦したいと思います!

とりあえず、YOUおめでとう!


最近マジックを練習できる時間が無くて本格的に悩んでいるyasuです。

先々週の日曜日はPractice@東海に出てきました
結果は2-2ドロップという何とも微妙な結果に。

先週はS-CupとMTG Tornament in Tsuに出てきました。
が、こちらも3-3と2-3というかなり酷い成績。

負けた原因は深刻な練習不足。
社会人になってからというもの、平日はほぼ夜まで時間が埋まってしまい、
毎日ように終電、終バス帰り、タクシー帰り。
家に帰ったらカードを触る時間も無く、
ほとんど脳内構築&練習時間ゼロで大会に臨む事になってしまっています。

その結果、自分でも分かるくらいの酷いプレイミスの嵐と、
環境把握もロクに出来ていないのに戦場に出かけて案の定ぶっころされて、
なんだかもう色々ダメだ。

こんなんで日選予選を迎えられるのか…。

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とりあえず簡単にPractice東海のレポ

第一試合:白黒トークン サンコンさん ○-×-○
→《思考囲い》で相手のハンドを見てその内容をメモするも、
 相手の土地をメモするのを忘れてしまい
 「土地がなかったら手札のカード1枚もプレイ出来ないじゃん」と勘違いし
 「手札そのままでお願いします^^」とか寝ぼけた事を言う僕。

 当然のように相手は土地セット、スペルプレイ、呆気にとられる僕。
 …ちなみに、なんかフューチャーされてたので、
 これはカバレッジにて詳細に書かれていると思います。
 http://magicplayersnetwork.blog73.fc2.com/blog-entry-17.html


第2試合:緑黒エルフ グリクシスの女帝さん ○-×-×
→これが今回一番酷かった。
 相手の残りライフは7、相手の土地はフルタップ。
 こちらの場には《霧縛りの徒党》と《ヴェンディリオン三人衆》
 相手の場に飛行クリーチャー、および到達持ちクリーチャーは居ない。
 
 つまり、霧縛りとヴェンディリオンで殴れば確定で勝ちの場面。

 なのに、何を勘違いしたのかそのままターンエンドを宣言する僕。
 
 怪訝な表情をする相手。
 
 返しのパンチで死ぬ僕。
 
 
 
 試合が終わった瞬間「何で!?」とすごい勢いで相手に叱責される。

 
 何が起こったのか分からない僕。
 
 「さっきのターンフルパンしたら勝ててましたよ!?」と言われる僕。
 
 状況を整理する僕。
 
 
 
 ・・・
 
 
 状況を把握すると同時に、とても死にたくなるわたくし。
 
 ありえん。マジありえん。
 
 自分がやったミスの中でも最大級に酷かったです、これ。
 

 1ミス死亡というか、このミスだけで心が完全にぽっきり折れました。


第3回戦 青黒フェアリー(ケロヨンさん) ○-×-×
→という訳で、この辺りは心が折れたままプレイしてました。
 ケロヨンさんはさすがに強かった。プレイングの差で負けてた気がする

第4回戦 ブライトニング ○-×-○
→勝った2ゲームはどちらもハンマーゲー。ハンマーつよいです

という訳で結果は2-2というふるわないものに。

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MTG Tornament in Tsuでは、じんじんさんにつれられて
abiさん、丸さんと共に出場するも、

じんさん、abiさん、丸さんは順調に3勝して3人とも最終ラウンドIDで予選抜け、
僕は一人1-2して予選落ちという、あまりにも酷い結果になって心折れました。

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以前は「まあ何とか勝ち越しは出来る」成績だったのが、
今では「引き分け~負け越し」が平均ラインと、明らかに下がってます。

時間が削られて仕方ないとはいえ、確実にマジックが下手になってる自分。

DiaryNoteも、携帯からちょくちょく見てはいるのですが、
昔は毎日更新だったこのサイトも、今では週1更新ですよ。

世間ではラスゴが落ちるとかギャンコマ再録とか色々騒ぎになってますが、
それどころじゃなく、何とかニッセン練習したいです。

明日は無理ですが、土曜日は廃人的に練習したいです、マジで。
土曜日が本番でした。また練習時間ゼロでつっこむ事になりそうですw

マジックしたい。

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そういえば

Practiceでカバレッジライターやりました。
http://magicplayersnetwork.blog73.fc2.com/blog-entry-13.html

なかなかカバレッジライター面白かったです。
これからもちょくちょく機会があったらやってみたいな。
《稲妻/Lightning Bolt》再録ってちょっとまて
仕事続きでなかなかDNを書けない日々。
今日もまた夜遅く帰ってきて、そのまま寝るか…と思いきや
なんか某掲示板の最新セットスレが祭りになっとる。

何事かと思って見てみると
《稲妻/Lightning Bolt》再録

http://forums.mtgsalvation.com/showthread.php?t=167580

こんな大ニュースが飛び込んできたので、急遽更新しました。

…いやー、凄いですねこれ。
《強迫》に続いて、昔の強力カード再録目白押し。

《稲妻》と言えば、最近本格的にマジックを始めたばかりの僕でも
その名前に聞き覚えがあり、かつ強いなと直感的に理解できる1枚。

1マナ3点とか。《火葬》とか《欠片の飛来》とか涙目ですね。

これは環境に影響を与えそう。
《ボール・ライトニング》と並んで、赤絡みがアツそうですね。
《血編み髪のエルフ》から《ボール・ライトニング》がめくれたり、
《強迫》+《稲妻》+《荒廃稲妻》とか、

M10発売直後の日本選手権がとてもカオスな事になりそうで愉しみですw

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最近の仕事中のヒトコマ
とあるプログラムを作っている最中、
承認と却下を行うモジュールを製作している時のこと。

同僚「承認の反対の言葉って何だっけ?」

僕「《否認》だよ!」

同僚「あー、否認かなるほど。じゃあこれ否認ボタンでいいか
   否認って英語でどう言うか分かる?
   (※プログラムを書くのに、英語で書く必要がある為)」

僕「《negate》だよ!」

と、無意味に英語に堪能になったわたくしでした。
でも昔、マジックのおかげで英語が無意味に得意になった事とか、皆さんもありますよね!
超久々の更新 で エムテンランド とか M10がフェアリーに与える影響について考えてみた
ここ10日ほど大会どころかカードに触れない日々が続いてました。
それに伴ってブログも更新できず、うずうずするばかりの毎日。

そんなこんなしてる間に、世間では色々動きがあったみたいですね。
とりあえず一番大きな変更点はM10の新ルール導入でしょうか。

既にこのネタは他のDNさんや各種サイトで散々議論し尽くされているでしょうから、
今更ここで取り上げるのも芸が無いと思うので、

フェアリー馬鹿の観点から、M10でフェアリー事情はどう変わるか
を考えてみたいと思います。(特にエスパーフェアリーについて)

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とりあえず、フェアリーにとって嬉しい事柄から先に

・《強迫》の追加

これは純粋かつ一番の強化点といえるでしょう。

《思考囲い》はライフ2点ロスが痛い為に、特定の相手に対して弱く
メインで4積みは今まで躊躇していましたが、《強迫》ならそんな事もありません。
ブライトニングなんか相手には、その差が顕著に出ますね。

特にエスパーフェアリーは、《流刑への道》や《神の怒り》など
やたらクリーチャー除去呪文は豊富な構成になっている上に
《魂の操作》との相性が良いのも嬉しい所。

今まで足りなかった、痒い所に手が届く一枚となっております。

《強迫》を加えた新たな形のエスパーフェアリーに期待ですね。
相手からも《苦花》が抜かれやすくなってしまいますが、そこはご愛敬。

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・・・・・で、ここからはあまり嬉しくない変更点w

・マナバーンの廃止
あっぷきーぷきりしばり! の脅威が多少下がってしまいますね。
「あ、霧縛り? じゃあとりあえず土地から全部マナ出すわ」とか言われるのは
なんかこう、美しくないというかやりきれないものを感じますが仕方ない。

ただこれ、結構痛い変更なんだよなぁ。
黒緑エルフとか相手に、トップデッキ《雲打ち》待ちとかされかねないし、
ブライトニング相手にも、とにかく火力引ければいいや、みたいな事されそう。


なんかこれはどうやら「フェイズの終了時にマナプールを空にする」という新ルールのおかげで
むしろアップキープ霧縛りの確立が上がる事になるらしい。
ほへー、もっとルール勉強しないとダメだな。
ゆうたそ様、dds666さん、情報ありがとうございました。


・新2色ランド
遂に出ましたね、新2色ランド、通称エムテンランド(?)の情報
氷河の城砦
氷河の城砦は、あなたが平地か島をコントロールしていないかぎり、タップ状態で場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに白か青を加える
…これが《アダーカー荒原》と入れ替わりになる訳ですが
エスパーフェアリー的にはこの土地、ちょおびみょうです。

エスパーフェアリーは現在基本地形が平地1枚のみ。
つまり、この土地ってほぼタップイン2色ランドと変わらない扱いなんですよね。
現時点で既にタップインランドが6枚入っているのに、
これ以上タップインランドを入れる全く持って余裕は無いです、はい。

あ、もちろん、青黒2色フェアリーにとっては朗報だと思いますよ。
《地底の大河》は4枚積めなかったのが、これならすんなり4枚入りますし、
青黒2色なら結構基本地形の数も多くなるので、十分な働きをするでしょう。

そう考えると、これって何もエスパーフェアリー・青黒フェアリーに限らず
2色では強い、3色では弱い土地になりそうですね、エムテンランド。

あと、従来のダメランとのデザインとして
ダメランがアグロ向きの性能(白青ダメランより赤緑ダメランの方が相対的に強い)
なのに対して
エムテンランドはコントロール向きの性能(赤緑よりも白青ランドの方が相対的に強い)
という構図が面白いですね。

コントロール厨ではありますが「青白黒」という3色が好きな自分にとっては、
なかなか今回のランドは微妙な感じです。決して弱くないのは確かなんですが。

…まあ、何だかんだ言っても発売と同時に青白、青黒は各4枚ずつ確保しますけどね。
その内使うであろう事は確定的に明らかな上に、
土地は持ってないとデッキを組む気が起こらないからなぁ。

ドラフトやトレードで悠長に集めるよりは、最初に確保したい部類のカードです。


・戦闘ダメージスタックの廃止
これについては、フェアリーにとって特なのか損なのか分かりかねますね。

ルールを聞いた最初は
「《ヴェンディリオン三人衆》でクリーチャーをブロック。
 ダメージスタック後に《霧縛りの徒党》をプレイ、覇権します」
とか出来なくなるのが嫌だなぁ、とか思ってたんですが

よくよく考えてみると、そう嫌な悪い事ばかりでも無いんですよね、これ。

例えば《朽ちゆくヒル》が格段に処理しやすくなります。

例えば、《ヴェンディリオン三人衆》と《朽ちゆくヒル》がお互い向かい合ってて
こちらが《苦悶のねじれ》を握っている場合

今までは

・《ヴェンディリオン三人衆》で《朽ちゆくヒル》をブロック
 →ダメージスタックを乗っける。その後相手がヒルをパンフ。
  →それに対して打ちたければ《苦悶のねじれ》を打てばヒル死亡
   →ただし、結果としてこちらはアド損

・で、上のようなアド損を嫌って《朽ちゆくヒル》をスルーすると
 →相手「じゃあ2点で」
  →僕「くやしい…! 《苦悶のねじれ》が打てない…! ビクンビクン」
   →結果、ヒルを処理できずに2点クロックを刻み続けられる。
   
という結果になっていた訳ですが、これからは

・《ヴェンディリオン三人衆》で《朽ちゆくヒル》をブロック
 →僕「ヒルをパンプしますか?^^」
  パンプしなかった場合:ヴェンディリオンと相打ちで一対一交換
  パンプした場合:「じゃあ《苦悶のねじれ》をプレイで^^^」一対一交換

こんな感じになる訳ですね。

似たような現象は”カメコロと青コマバウンスのにらみ合い”でも考えられたり。

という訳で、あまり良いとも悪いとも言えないです、この変更。

でもまー

個人的には「戦闘ダメージをスタックに載せていいですか?」というやりとりを含む
戦闘時のスタックを用いた駆け引きが好きだったので、惜しい変更ではあります。

戦闘時のみダメージがスタックに乗る、という概念がそもそも直感的ではないので
仕方ないと言えば仕方ない変更なのかもしれませんね。



ただ、今まで挙げた点は、どちらかというと影響度は少ないものでした。
M10が出る事によって、フェアリーにとって大打撃になる変更点が一つあります。

それは

・《ロクソドンの戦鎚》のローテーション落ち

まだM10の情報が全部出された訳ではないですが、半分は新規カードになる上
リボーンに《ビヒモスの大鎚》が出た以上、クソハンが落ちるのはほぼ確定でしょう。

クソハン、という愛称自体が「あまりにもクソゲーになるから」という
不名誉な由来ではありますが、それくらいにこのカードは強かったです。
そして、このカードはフェアリーにとっての必須パーツだったと思います。

ライフが危なかった時、戦線が膠着した時、あと一押しでライフを押し込める時。
数々の場で、このハンマーは危機を救ってくれました。

特に、ブライトニング相手や緑黒エルフ、同型の戦いでは
「いかにクソハンを着地させて装備させて殴るか」というゲームになる事も多々。

酷い時には2T目《苦花》、3T目《ロクソドンの戦鎚》で
後はほとんど何も呪文をプレイしなくても勝てた時さえありました。

そんなクソハンともあと一ヶ月でお別れ、という事で
クソハンが失われる事によって、フェアリーデッキが崩壊する危険性すらあります。

まあ、今まで自分がクソハンに頼り切っていたといえばその通りなんですが

《強迫》が来る嬉しさより、ルール変更より、
何よりもクソハンが落ちる事に戦々恐々とする毎日です。

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今週末は、さすがに大会に出ないと収まらない! という事で

よーさん主催の日本選手権予選の練習会に出場する予定です。
勢い次第では土曜日に行われるねこ愛でにも出てみようかな。

あと、hokurinから「今度の三重の大会アラーラブロック構築だよ」と言われて
なんか無性にアラーラブロック構築で出てみたくなったわたくし。
あまり練習時間は無いけど、アラーラブロック構築のお話とか練習とかしたいなぁ。

そんな感じで。

とりあえず、長い事更新サボっててすいませんでした。
もうちょっと仕事のペースを掴んで、カードに触りたいと思っています
職場の休憩時間とか通勤時間に皆様のDNはしっかり見せていただいています
とりあえず、今後もお付き合い頂ければ幸い。

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ところで、土地と言えばダメラン、溜めラン、フェッチランド、ショックランド等
愛称が出来るのが通例っぽいですが、新2色ランドの通称ってどうなるんでしょ?。
M10初出の土地だからエムテンランドと自分では勝手に呼んでおりますw

「今度の桑名の大会で優勝すると1BOX貰えるらしいから出ようぜ」
とhokurinから誘われ、ホイホイとついていった僕。

という訳で、Gateway予選@桑名に出場してきました。

今回はちゃんと事前にデッキの枚数を確認して、60枚で構成。
どうやら前回は《変わり谷》が本来3枚だった所が4枚になってたみたいです。
多分気のせいレベルだとは思うけれど、そりゃデッキが歪むわと納得。

スイス4回戦で、デッキは相変わらずエスパーフェアリー、
で、昨日の反省を活かして今日は勝ちに行くぞ! と思ったら
うっかり4-0で優勝してしまいました、いえい。

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デッキリストは↓

デッキ名:エスパーフェアリー v1.2くらい
// Lands
4 [ALA] Arcane Sanctum/秘儀の聖域
1 [10E] Faerie Conclave/フェアリーの集会場
4 [10E] Underground River/地底の大河
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [SHA] Mystic Gate/秘境の門
3 [SHA] Reflecting Pool/反射池
3 [MOR] Mutavault/変わり谷
1 [UNH] Plains/平地
1 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川

// Creatures
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの徒党
3 [MOR] Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
2 [LRW] Sower of Temptation/誘惑蒔き

// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
2 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
2 [ALA] Esper Charm/エスパーの魔除け
3 [CNF] Path to Exile/流刑への道
2 [ARB] Soul Manipulation/魂の操作
3 [LRW] Thoughtseize/思考囲い
2 [10E] Terror/恐怖

// Sideboard
SB: 2 [LRW] Jace Beleren/ジェイス・ベレレン
SB: 1 [10E] Loxodon Warhammer/ロクソドンの戦鎚
SB: 4 [10E] Wrath of God/神の怒り
SB: 3 [10E] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 3 [LRW] Burrenton Forge-Tender/ブレンタンの炉の世話人
SB: 1 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 1 [CFX] Celestial Purge/天界の粛正

主な変更点として、《ロクソドンの戦鎚》を二刀流に変更。
コイツ1枚で勝てる、逆にコイツじゃないと勝てないマッチアップが多いので。
その分、電波気味だった《軍部政変》には抜けていただきました。

サイドの《神の怒り》は多分3枚が適正枚数なんですが、
このカードって欲しい時は常に欲しいし、
欲しい相手(緑黒エルフとかバントビートとか)には複数枚数あっても腐らないので
それなら開き直って4枚積むべ! と4積みに。

使い続けてるだけあって、全体的に構成は安定してきた気がします。
おそらく多くの人が危惧しているであろう色事故はほぼ無いです。いやマジで。
《神の怒り》を撃つのに困った事は無いですし、
2T目に《苦花》が出せなかったり《流刑への道》が撃てなかったりする事も無い。
《謎めいた命令》も4T目に撃てます。(そもそも青の出ない土地3枚しか無いし)

まあ、その代償として青黒フェアリーよりも土地クリーチャーの数は減少してるので
その辺りは好みが分かれる所かなとは思います。

とりあえず詳しいレポ

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第1回戦 ジャンドビッグマナ ○-×-○

 ゲーム1:2T目《苦花》から、相手が微妙に展開が遅れている所を
 《思考囲い》でハンドを覗くと、《炎渦竜巻》×2とかいう
 ものすごい全体除去祭りだったので、カウンターは温存して
 相手の《炎渦竜巻》を苦花トークンに使わせ、
 その代わりに相手の脅威はきっちりカウンター。
 再び沸き出してきた苦花トークンで殴り勝ち。
 
 ゲーム2:相手ダブマリから、こちらは2T目《苦花》からのブンブン展開に。
 が、ここで凡ミス発生。フェアリーが並び、圧倒的に盤面が優勢になり、
 手札には《呪文づまりのスプライト》×2、《流刑への道》、《誘惑蒔き》と
 かなり盤石の体制が出来上がり、このまま完封勝利しようかという所で
 相手が《カメレオンの巨像》をプレイ。
 
 プランとしては
 ・《呪文づまりのスプライト》で打ち消し → 一番安全かつクロックも増える
 ・《流刑への道》で除去 → 相手の土地が伸びるが、手札のスプライトは温存可能
 ・《誘惑蒔き》 → 相手のハンドに除去が無ければ勝ちだが不安定
 
 の3種類があり、何を思ったか自分は《誘惑蒔き》プランを選択
 そして返しで《炎渦竜巻》をお空に向かって放たれる。自軍壊滅。
 堅実に他のプランで行けば確実に勝ててた試合をクズプレイングで落とす。
 
 ゲーム3:もうプレイングミスは出来ないぞ、と気合いを引き締めて試合に臨む。
 こちらはまたも2T目《苦花》するも、相手も《大爆発の魔導師》や《火山の流弾》
 更に2匹の《呪詛術師》と、こちらが押され気味のゲーム展開に。
 
 こちらの残りライフは3点で、相手は《包囲攻撃の司令官》フルタップでプレイ。
 もう一度相手にターンが返ってくると、間違いなく死亡が確定する場面
 。
 こちらの盤面のクロックは5点、相手のライフは10。 
 どうやっても返しのアタックでは相手のライフに届かないし、
 《ロクソドンの戦鎚》はサイドアウトしてしまっていた為、大逆転も期待出来ない。
 あー、こりゃ負けたかな、と思いながら盤面を見ていると、
 相手が《呪詛術師》でアタックを仕掛けてくる。
 
 …ん? と思いながら、ふと自分の場を見てみると《くぐつ師の徒党》の姿
 あれ? これもしかしてワンチャンス出来た? と思いながら
 《くぐつ師の徒党》で《呪詛術師》をブロック。
 お互いに致死ダメージを与え合い、墓地に落ちる。
 墓地に落ちた時に《くぐつ師の徒党》の頑強能力が誘発。
 場に戻る《くぐつ師の徒党》。対象は今しがた墓地に落ちた《呪詛術師》
 
  奥義”呪詛返し”が炸裂し
 相手のライフを10→5に。そして返しのパンチで5点与えて勝ち!
 
 いやー
 
 《呪詛術師》って強いですね!
 

第2回戦 ターボフォグ ○-○

 第2回戦の相手は以前東京の日選予選で結果を残したターボフォグ。
 ボーダーポストとかテゼレットとか入ってるタイプのやつ。
 
 ゲーム1:《吠え猛る鉱山》を1枚、2枚、3枚と場にどんどん置かれていくが、
 あちらがなかなかフォグを引かず、《変わり谷》でちまちま殴る。
 途中、《霧縛りの徒党》が《ルーンの光輪》される事件があったものの、
 最終的には相手のフォグを使わせ&打ち消してライフを削りきって勝ち。
 
 ゲーム2:《苦花》を場に設置し、クロックを確保してから
 《思考囲い》や《ヴェンディリオン三人衆》でドロソをピンポイントで落とす。
 相手が撃ってくるフォグは全スルー。ただし《吠え猛る鉱山》は不許可。
 そんなやりとりを繰り返していたら、いつの間にか苦花トークンで場が溢れ返り
 相手はフォグが引けずジリ貧に。そのまま押し切って勝利。
 

第3回戦 ジャンドビート ○-×-○

 ゲーム1:《ジャンドの斬刃》や《ボガード突撃隊》に攻められ、
 何とか《苦花》や《ヴェンディリオン三人衆》等でしのぎ、
 多少キレ気味に《ロクソドンの戦鎚》をプレイ。
 その後は、《ロクソドンの戦鎚》を装備した苦花トークンが、
 攻撃を通すか通さないかというゲームになるw
 苦花トークンに《炎の投げ槍》とか使ってくれる大判振る舞いをするも、
 「トークンにハンマー装備→殴りたいです」を4回くらい繰り返すと
 いいかげん相手も息切れしたようで、攻撃が通る。
 そこからライフゲインして、後はクソハンのターンで勝ち。
 
 ゲーム2:相手が1マリのハンドをキープ。
 それを《ヴェンディリオン三人衆》でどんなハンドかと見てみると…。
 
 土地
 土地
 土地
 《帰化》
 《血編み髪のエルフ》
というハンドだったので、
 速やかに《血編み髪のエルフ》をボトムに送って頂き、
 後は攻め手が無くなった相手でふるぼっこで勝ち。
 

第4回戦 5色カスケード ○-○

4回戦目の相手は、よーさん&じんじんさん作の5色カスケードを操るたむたむさん。
本来珍しいデッキの筈の5色カスケードだったのですが、
以前よーさんからデッキ構想を教えて頂き、自分で作って回してたりしたので
相手の動きが分かるというマインドアドバンテージを持って試合開始w

あ、商品の1BOXについては、事前にスプリットしましょうという事で
勝ったら20パック、負けたら16パックという事で試合しました。

 ゲーム1:2T目《苦花》から3T目《ヴェンディリオン三人衆》。
 更に《霧縛りの徒党》まで繋げてビートダウンを開始。
 相手も《血編み髪のエルフ》with《台所の嫌がらせ屋》等で対抗してくるも、
 ピンポイントで嫌なものだけカウンターしてダメージレース開始。
 《台所の嫌がらせ屋》や《捕らえられた陽光》にかなり長引かされつつも
 最終的には《流刑への道》で相手のブロッカーを退かしてのフルパンで勝利。
 
 ゲーム2:相手の土地が2枚で止まる事故発生。相手が止まっている間に
 こちらは2T目《ブレンタンの炉の世話人》→3T目《ロクソドンの戦鎚》プレイ
 4T目《ロクソドンの戦鎚》を《ブレンタンの炉の世話人》に装備してアタック
 5T目《プレンタンの炉の世話人》でアタック
 6T目《プレンタンの炉の世話人》でアタッk・・・
 と、まさかの《さまようもの》ビートダウンで勝利
 
 実は《ブレンタンの炉の世話人》、対ターボフォグ戦でも
 《さまようもの》として活躍していた経緯があり、かなり輝いてましたw
 
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という訳で結果は4-0で優勝。
昨日の悔しい結果をバネに、結果を残す事が出来て何よりです。

1回戦目の大きなミスこそありましたが、
全体的には無難に立ち回り、デッキもかなり応えてくれました。

青白黒という構成にはやはり疑問が出る所だとは思いますが、
《神の怒り》や《流刑への道》は相当強いカードであるのは確かですし、
青黒フェアリーの型から外れた攻め方で、相手の虚を付けるのは利点だと思います。
《神の怒り》を全く警戒せず展開され、そこを一掃にしたり、
《翻弄する魔導師》を出されて、指定が《苦悶のねじれ》だったり。
マインドアドバンテージ大好きな自分にとっては、かなりその部分が楽しいです。
(まあ、ネタバレしたらそれまでだという話もありますが)

何より自分が青白黒ってカラーが好きだから使ってる側面が大きいですね。

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リボーンが出た当初は「フェアリーの時代はもう終わった」と言われてましたが
なんだか最近はメタが回って、フェアリーも悪くないんじゃないかと思う今日この頃

ローウィンが落ちるまでは、こいつらと心中するつもりでいこうと思います。

あと、景品でアラーラの再誕20パックが手に入ったので
これでまた身内ドラフトやりたいなー、とか言いながら、今日はこの辺りで。

とりあえず、これでやっとhokurinやYOUと並べたってのが嬉しいです。
日選予選に向けてがんばるぞー!
今日はS-Cup@スタンに出てきました。

使用デッキはエスパーフェアリー…だったのですが
ちょっと会社の用事で忙しかったのもあり、当日時間ギリギリまで
デッキ構築もままならず、他ごとしてました。

結果、時間ギリギリに慌ててデッキだけ掴んで会場に飛び入り。

なんかデッキを数えてみると、どう見ても61枚あるんだけども
組み直しの途中で何がどう多いのかすら分からないgdgdな状況で、
自分のデッキの内容も把握しないまま開き直って61枚で参戦。

デッキの内容だけじゃなくプレイング自体もかなり酷く、
全体的に「次トップでこれ引くの期待してプレイしよう」とかいう
トップデッキ前提のカスプレイ連発。

…結果、3回戦終わって0-3というかなり切腹モノの戦績を残してしまい
かなり心が折れそうになる。

が、ここでドロップしたら負けだなと思ってその後頑張り2-3でフィニッシュ。

やっぱりマジックは万全の体調&万全の状況で望まないとダメだな、
と深く思い知らされた一日となりました。

なんか時々「徹夜明けでも大会平気だよ!」という人が居るけど凄いと思う。
自分は絶対ムリだ。ただでさえマジック下手なのに考えられないミス連発する。

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で、久々に負け越した今回の試合。
悔しい悔しいと思いながら、そういえば前に負け越したのいつだっけと思い立ち
ここ最近の過去の戦績を見返してみた。

4-2 @ファイナルズゲートウェイ
3-2 @ファイナルズゲートウェイ
2-1 @ファイナルズゲートウェイ
4-3-1 @PTQホノルル
4-3-1 @GP神戸
2-3-1 @PTQホノルル
3-2 @PTQホノルル
2-1-2 @GPT神戸
4-2-2 @どこでもGPT
4-2-1 @PTQホノルル
おお、確かに微妙に勝ってる試合が多いw
安定して引き分け+1とかいう、嬉しいのか何なんだかよく分からない成績に。

まあ、しかし実際これが名実ともに自分の立ち位置になってますね。
微妙に勝てるんだけど、勝ちきれない。強い人に勝てない。

学生の頃と比べて、このまま惰性で続けていけば更に勝てなくなるのは明白なので、
もうちょっと身の入った練習なり情報収集なりをしないと、
この「微妙に勝てる」という壁を乗り越える事は出来なさそう。

しかし、エクテンシーズンの引き分けっぷりがひどいなぁ。
試合においては引き分け≒負けだし、単純に相手の方への失礼にもあたるので、
プレイングは早くしないといけないですね、うん。

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とりあえず現在は
Constructed:1798
Limited:1739

Total:1804


らしいので、当面の目標としては
コンスト1850、リミテ1800、トータル1900を目標に頑張ってみようと思います

…どっちかというと、コンスト1800維持を目標にした方が良さそうですがw

目標:愛知で○○位! とかやりたいけど愛知に名前が無いので無理そう、無念。

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↑に付随して、DCIのレーティングの市町村って何で決まるんでしょうか?

いつのまにか北海道から名前が消えていて、愛知に移ったのかと思いきや
なんか住所情報が消えていて(?)japanって区分に移されてました。

慌てて愛知の住所を入力したものの、相変わらず区分はjapanのまま。

レーティング見る時に不便&褒賞の宛先も変更したいので、
区分を愛知に変更したいんですが、なんか特別な手続きとかって必要でしたっけ?
【新カード速報】《ボーラスの奴隷》プロモ版 と 緑黒の新プレインズウォーカーの画像 と M10の新規イラストいろいろ
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【新カード速報】《ボーラスの奴隷》プロモ版 と 緑黒の新プレインズウォーカーの画像 と M10の新規イラストいろいろ
社会人になると、毎日マジック!
という訳にはなかなかいかず
必然的に更新するネタも少なくなります。

という訳で、ネタも無いので、
こういう時は必殺技の
「困ったらとりあえずsalvation!」
を発動させようと思います

という訳で今回の情報源は全てサルベから。

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まず1枚目は、みんな大好き《ボーラスの奴隷》の
絵違いのプロモーションバージョンの画像。
http://i.ebayimg.com/22/%21BS8mB7g%21mk~$%28KGrHgoOKkYEjlLmbku,BKFy7nGOZg~~_1.JPG

画像が潰れててあまりよく見えませんが、
こちらもなかなかエロい雰囲気のある絵となっています。

でも個人的にはノーマルバージョンの方が好きかなー。

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2枚目は、以前ちらっと(※)情報が出た
緑黒の新プレインズウォーカー《Nissa Revane》の絵。
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89618&d=1243521334

《リリアナ・ヴェス》や《チャンドラ・ナラー》に負けず劣らずの
気の強そうなお姉様のイラストですね。
アメリカではそういう女性が好まれるのだろうか。

黒緑というカラーのPWという事もあり、注目の一枚です。

(※「ちらっと」とは
 アメリカで行われたなんかのGPのライブ中継配信の時に
 XBOX版MTGのすごく簡単な紹介をやり、
 その中のメニュー画面に、今までのプレインズウォーカーの名前に加えて
 《Nissa Ravane》という名前が載っていた、という出来事
 XBOX版での登場は確定ぽい。リアルなカードになるのがいつかは不明。)

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そして、3枚目はM10に収録されるイラストの1枚。
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89602&d=1243482676

なんだかものすごくでっかい睡蓮の花が咲いております。
なんかここまでくるとものすごくキモいですな。

でっかいロータス (5)
アーティファクト
~を生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに好きな色のマナを5つ加える


絵から想像するとこんな感じかなあ。
なんか《合成ゴーレム》とかいたけど気にしない。

ちなみに、他にもいくつかイラストが上がっていて

明らかにChippyが描いてるエロい躍動感に溢れる天使がやられてるイラストや
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89601&d=1243482676

なんか《血を赤く染める者》にしか見えない謎の絵や
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89603&d=1243482676

微妙にエロい戦うお姉さんの絵があったりします。
http://forums.mtgsalvation.com/attachment.php?attachmentid=89604&d=1243482676

これらの絵は再録カードか新規カードかはまだ分からないので、
どのカードの再録か、あるいは新規のカードなのか
色々想像しながら楽しむのもアリではないでしょうか。
【翻訳記事】 拡張アートカードを使用する為の実用的な試み
【翻訳記事】 拡張アートカードを使用する為の実用的な試み
ノリで立ち上げた拡張アート普及委員会ですが、
思った以上に反響が多く、なんだか自分でビビってます。

各所で反応されている皆様、コメント出来ず申し訳ありません。
しっかりと拡張アート日記は拝見させて頂いておりますので
頑張って拡張アートの動きを作っていきましょう!

とりあえず僕は僕でデッキの拡張アート化を進めております→

前回の反省で「土地やスペルを拡張アートするよりも
場に出るパーマネントを拡張アートにした方が
相手によりアピール出来る」
という事が判明したので

今回は《呪文づまりのスプライト》と《ロクソドンの戦鎚》
の2枚を拡張アート化しました。

コモン、アンコモンは割と気軽に出来るんだけど、
どうしてもレアにはまだ手が出ませんねw

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という訳で、今回は通りすがりさんからの情報提供で
なんとWotc公式に拡張アートについて言及された記事があったので、

拡張アート普及委員会会長(?)として、
これは翻訳しない訳にはいかない、と思って急遽翻訳しました。

いつものように誤訳したり意訳したりはしょったりしてますが、
なんとなく雰囲気は掴んで頂けるかなと思います。

原文はこちら
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=judge/article/20090414a

という訳で、翻訳記事をどうぞ。

【↓ここから翻訳↓】

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A Practical Approach to Handling Altered Cards
拡張アートカードを使用する為の実用的な試み

Claire Dupre

黒枠のカードや、フォイルのカード、あるいはアジア圏のカードを
デッキに使用する事はCoolな事であるという事は皆知っていると思う。

この最近のトレンドは、ついにはトーナメントに
”改造した”カードを使用する所まで進化した。

カードの半分を塗ったり、あるいは単なる落書きであったり、その範囲は広い。

その手段がどうあれ、これらのカードは何らかの修正が加えられており、
”Alterd”(=改変された)カードである事は否めない。
そしてそれは、トーナメントシーンで使用するのには相応しくない。

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ルールはどのように主張しているのか?

まずは、どの規則が適用されるのかを最初に調べよう。
UTR28UTR32のどちらもが、その問題に対して述べている。

UTR23
トーナメントで使用するカードは、サインまたは芸術的な修正以外の書き込みが無いものに限る。
修正は、カードを認識出来なくなる為にイラストを隠さない事が条件となる。
カードへの修正がヘッドジャッジによってルール違反と認められたならば、
上記のカードを用いたプレイヤーはDCIペナルティガイドラインの処罰の対象となる


UTR32
ヘッドジャッジは、カードの解釈に対する最高権威者である。
カードを解釈する方法に関して、より多くの細則を見たいのであれば
DCIのフロアルールを参照する。
ヘッドジャッジがまぎらわしいテキストまたはイラストを用いて、
ミスプリントのカードや多言語カードを用いていると判断するならば、
そのプレイヤーはDCIペナルティガイドラインの処罰の対象となる


ルールは、この問題に対してかなり回避的だ。

UTR23は、カードのイラストが認識できなければならないとするだけであり、
UTR32は、改変されたカードによって与えられる不正な利益に着目し、
それを利用しようとする行為を禁じようとするだけである。

ただし問題として、拡張アートカードは誤解させる気が無くとも、
カードの認識を阻害してしまう事が考えられる。

また、カードの重さ、形、柔軟性等の物理面が修正される可能性もあるので、
それらのカードは区別できるようになってしまう。

では、何が許されて、何が許されないというのだろうか?

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改変 それとも 偽造?

カードが本当のMTGのカードであるかが、最初の一歩である。

レガシーやヴィンテージ等でのいくつかのカードの価格の上昇により、
イラストの改変は《灰色熊》を《Force of Will》に変える事も出来た。
それはいくら出来が良くても、偽物である。

既に、カードの偽物は昔から作られていただろう。
偽物のカードの一般的な識別方法は、カードを曲げる試験である。

本物のMagicのカードは、曲げてもまた平面に戻るだろう。

しかし、拡張アートのカードは、Magicのカードの上に描画を行う。
そのため、このテストを簡単にすり抜ける事が出来る。

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ユーモア それとも 攻撃的?

フランスの有名なユーモア主義者のPierre Desprogesは
「人は何でも笑う事が出来る、しかし、それは誰でもという訳ではない」と言った。

これは、拡張アートに関する解釈も同じ事である。
この問題は、とてもパブリックな議論である。
拡張アートが引き起こす潜在的な不快感は考えておかなければならない。
(例えば、ナチズムへの言及で議論を巻き起こした《暗黒の儀式》のように)

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イメージを修正する事

ここで、私たちは問題の核心に迫る。

マジックは、カードに書かれているテキストが重要であると同時に、
カードに描かれているイラストも重要なゲームである。

トーナメントプレイヤーの多くは、テキストでは無く、絵でカードを認識する。
時々、彼らはその絵が何かすら知らなく、大まかな形でしか知らない場合すらある。

よって、イラストによって見やすいゲーム環境を構築するため、
常に絵は簡単に認識できなければならない。

・ケース1 フレームの無いカード

”フレームレス”カードは、イラストの枠を取り払い、絵を拡大する。

《Swords to Plowshares》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/swordstoplowshares.jpg

《Illusionary Mask》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/illusionmask.jpg


時折、以下のようにテキストボックスすら取り除いてしまうものも出てくる。

《Teneb the Harvester》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/teneb.png


この種の変更は、通常は大した事ではない。比較的簡単に認識が可能である。

では、ヘッドジャッジは何を禁止するのか?

拡張が混乱に繋がるのであれば、それは問題であるとされる。

キャスティング・コストや、パワー/タフネスが消えたらどうだろう?
それらは、カードの色を決定したり、クリーチャーの特性を記している。

似たような事例としては、名前やタイプ、テキストボックスの欠如だ。
しかし、これらはフレームレスのカードと、キリル文字のようなカードとで
どれほどの違いがあるというのだろうか?

《Frozen Shade》について考えてみよう。
それは、フレームレスカードは中国語のカードと同じくらい、
「飛行」の能力を持っていそうに見えてしまうだろうね。

(※訳者注 《Frozen Shade》の初期のイラストはこちら
http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=65&type=card
 確かにこれは、何も言わなければ飛行を持っていると錯覚してもおかしくない。)

また、テキストが前の世紀から時代遅れだった《Illusion Mask》について考えよう
テキストがそもそもOracleテキストにマッチしていないカードの場合は、
かなりの混乱を呼ぶだろう。

(※訳者注 《Illusion Mask》のカードテキストはこちら
http://gatherer.wizards.com/Handlers/Image.ashx?multiverseid=617&type=card


協議の結果、上記に挙げた拡張カードの3枚の内、
私は《Teneb the Harvester》にだけ、僅かに問題があるのではないかと考える。
その理由は、カードからパワーとタフネスが消えたという点である。
しかし、それは大した問題点ではない。


・ケース2 変更

技術的にカードのイメージを変えるという事は、
本来のイラストに2,3の要素を加えたか、あるいは排除した事を意味する。

今日、絵師達は色々なイラストを書き加えている。
これらの変化は、《Gemstone Mine》から《Island》
そして《Meddling Mage》にその軌跡を見る事が出来る

《Gemstone Mine》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/gemstonemine.png

《Island》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/viviisland.png

《Meddling Mage》
http://www.wizards.com/dci/judge/images/meddlingmage2.png

後になるに従い、変化の影響の度合いは大きくなっていく。
カードの禁止の観点から、意見はいくらか変化する事になる。

《Gemstone Mine》の例は、おそらくそこまで危険では無いだろう。
イラストはほぼ変更されておらず、テキストも多くは失われていない。

《Island》への変更は多大だ。イラストの中央とテキストをほぼカバーしている。
しかし、カード名は有名であり、そして、追加されたイラストは
元のイラスト(青のイメージ)に適合している。
また、この《Island》には他の土地カードを上に積んでいく事が出来るため、
より混乱は減らす事が出来るだろう。

《Meddling Mage》は、《island》よりも変更は小さく、
元のイラストの範囲内で保たれているが、これについては議論の余地がある。
カードを簡単に識別する事が出来ない為だ。

このパーマネントはゲームに影響を与えるため、
あなたはこのカードに常に注意を払っていなければならい。

よって、トーナメントでの使用が適当であるかどうかを考えなければならない。

オリジナルカードの特徴も考慮されなければならない。
それは、パーマネントか、ソーサリーか、インスタントか。
それがパーマネントならばどのような影響を及ぼすのか。
それは、土地か、あるいははっきりしないカードなのか。
もう一度、ゲームにどのような影響を及ぼすカードなのか?

このカードを見て欲しい。
これは、《Pernicious Deed》なのか、それとも《Juzam Djinn》か?
http://www.wizards.com/dci/judge/images/perniciousdeed2.png

もちろん、カードの内容は全てテキストに描かれている。
そして、あなたはそれが何であるかについてそれを読む必要がある。

それは、revisedの《Serendib Efreet》よりも合法的な行為だろうか?
相手がそれを理解するより前に《Remove Soul》を見せてしまったらどうだろう?

(※訳者注 mtg wikiより《Serendib Efreet》
 http://mtgwiki.com/wiki/Serendib_Efreet
 Revisedでは、どうやらミスプリで違った絵がプリントされていた模様です。)
 
上記の《Meddling Mage》の件は、それがパーマネントであるという
その事実が危険であると私たちは判断した。

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物理的な修正

イラストを変化させる事がもっとも顕著な変化の例であるが、
物理的なカードの変化も考慮に入れなければならないだろう。

重さおよびカードの柔軟性は、これらの問題からは遠い。
カードのマークドによる識別を考える際に、あまり重要ではない為だ。

逆に、厚みと形に関する事はやや重要な事柄となる。



・厚み

ボールペンで書いたものは、カードの裏に見える事となり、溝を創り出す。
その為、そうして拡張されたものは使ってはいけない。

絵画はとても広く普及した技術で、材料は多岐にわたる。
アクリルが素晴らしい画材である反面、油絵とガッシュはあまりに厚い。

そのため、我々はマークドされたカードを見つける手順を記載する。

デッキを一つの束にして、2枚のカードの間で空間を探しなさい。

ここのトリックは、この厚みがカードの4隅の1つだけに存在するという事だ。

フォイルカードが曲がっている場合、これらの厚みは取り除く事が出来ないだろう。


・テクスチャー

カードのテクスチャーは、厚みの項目と酷似している。

あなたがカードの表面に対して指でなぞったならば、
あなたは拡張されたカードを認める事が出来るようになるだろう。
重さや柔軟性の項目のように、これは明らかに別種の動作を必要とするため、
通常それほど注目はされない。


・形

もし、拡張されたカードの現状が完璧な状態でないならば、
カードをある特殊な状態(たとえば、曲がった状態)にする事ができた。
これは、フォイルと同じような修正を必要とされる。

フォイルをトーナメントで使うのと同じ事だ、
カードの状態を平らな状態に戻せば、きっと大丈夫だろう。

しかし、何が大丈夫で何がダメかをはっきりと線引きする事は決して簡単ではない。
古典的なマークド方法で、拡張アートカードに「新しい線」を書き加える事が出来る
それは、ヘッドジャッジにしてみれば禁止を行う為の理由となるだろう。

拡張カードを理解して貰う事は、より多くの問題を孕んでいる。
プレイヤー全員があなたが拡張カードを使っているという事を知っている訳ではない。
また、彼らはトーナメントにおいてそれほどリラックスをしている訳でもない。

しかし、ここで悲観的になってはいけない!

その線引きが難しいという問題は、フォイルに関しての問題を参照する事で
どのようにあなたが振る舞えば良いのかを理解するのに役立つだろう。

もちろん、あなたはリスクを避ける為に、
全ての拡張アードカードを排斥する事も出来る。

しかし、Magicは回りのコミュニティを構築したゲームである事を忘れてはいけない。

Magicをプレイする時、多くのプレイヤーは、
彼らの好きなカードを使い、楽しみたいと思っているはずだ。
拡張アートはフォイルや日本語版のカードと同じように、
そうした楽しみを行う為の一つの方法であると言えるだろう。


最後に、Kevin Desprezに校正と翻訳を、そしてカードの資料を頂いたcardkittyに対して感謝したい。

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【↑ここまで翻訳↑】

…何というか、思ったよりも遥かに好意的な記事でびっくり。

なんかWotcって著作権に厳しいとか聞いてたので、
実際に拡張アートのカードを引っ張ってきてまで解説するとは。

しかも、この方の言っている内容を要約すると

・拡張アートってのが最近流行ってるね、Coolだね
・テキストボックス潰したり絵そのものを潰すのはちょっとマズいかもね
 (=イラストをちょっと拡張するだけならあまり問題無いね
Magicは楽しむゲームだよね! 拡張アートカード使うの楽しそうだね!
・でも結局最後はヘッドジャッジ次第だね

という事で、拡張アートに関してはかなり前向きなのではないかと思います。
これが公式記事として載ってるんだから、そりゃ勇気付けられるってもんですよ。

Wotcからのお墨付き(?)も貰い、
名古屋や東京の大会主催者さんの「使いたければ使えば?」というお言葉も頂き、
とりあえず草の根大会で使う分にはほぼ大丈夫という事になりつつあります。


なので


拡張アートカードを使うのが怖い人は、積極的に使いましょう!

拡張アートに手を出すのを躊躇っている人は、是非手を出してみましょう!


と、布教活動にいそしむわたくしでした。

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