ドラゴンの迷路環境で16回ほどドラフトしたので、
現時点のまとめも兼ねてセカンドインプレッションを書いてみました。
ちなみに戦績は3-0が5回。他は1-2か0-3が多いという極端な結果ですね。
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■色で見るな、戦略(アーキタイプ)で見ろ。
前回、3色の組み合わせのポイント制の戦略論を言ったじゃろ?
すまん、ありゃウソじゃった。
単純にギルドの強弱ではこの環境の取捨選択はできません。
それを強く感じたのは、青黒が強カラーだと知ったため。
ギルド門侵犯では、ディミーアのカードプールそのものが弱いことが多く
「不人気色になりがちなので、逆に強い」という程度の評価でしたが
・ドラゴンの迷路での青黒カードが単純に強い
・除去カードとドローカードが豊富
・必然的に除去低速になるので、他の色の強カードも混ぜやすい
という点が相まり、ドラゴンの迷路ドラフト環境に非常に合致したカラーとなります。
ただし、その「青黒が強い」というのは、青黒の戦略を理解した上で
更に場の流れを読んで、そのアーキタイプ(除去アドコン)を目指す必要があります。
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最初は「サインわかんねー! この環境協調無理! 苦手!」といったいた自分ですが
もう少しやってみると、何のことはなく、この環境も空気を読んでの協調環境でした。
ただし「ただ空いている色を狙う」のではなく「空いている色とアーキタイプ」を見極め、
「自分が目指すアーキタイプの有効牌」を的確にピックしてデッキを作成する必要があります。
なので、セカンドインプレッション(あるいは「ライブ感」という言葉)を一言で表すと
「10のギルド、3パックに跨ったアーキタイプドラフト環境」であり
「流れを読む力」「どれだけアーキタイプの引き出しがあるか」が重要であると感じました。
-------------
■2色か3色か? 2色ピックというアーキタイプ
これについては、実際まだ結論は出ていません。
3色のメリットは
2色のメリットは
これについては、3色派と2色派はかなりくっきりと意見が分かれており、
どちらかといえば3色派の人が多いのではないかと思います。
2色派か3色派かについては、以下の質問でだいたい判別できるのではないかと思います
3色派の人は「何言ってるんだ! ギルド門ピック!」と言うのではないかと思います。
「2色なんてそうそう組めるもんじゃないよ」と言う人も居ますが、
自分が組んだドラフト、10回中半分以上は純正2色で組んでいますし、
他の人も純正2色で組んでいたりするので、2色はピックは意識の問題かなと個人的には思っています。
(例えば、上記の設問でギルド門を取るようなピックでは、2色でまとめることはほぼ不可能なので)
個人的に、2色で組むアーキタイプとしては
・2T目に2色どちらの色も出る必要性が高い(ボロスが最たる例)
・テンポ戦略を取ることができるギルド
であり、どのギルドでも2色をやれるという訳では必ずしもないと思っています。
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まずは、下記2ギルドは意識して純正2色ピックをするに値するギルドだと思っています。
・ボロス
・ラクドス
・グルール(N村グルール)
皆さんも、2パック目のギルド門侵犯で不当にボロスのカードがだだ流れになった経験は
数多くあるのではないでしょうか?
ボロスのカードはKPが高いものの、色拘束が強く、かつ低マナ域のカードが多いため
3色ピックをしているような場合、もしくは違うギルドから敬遠されがちになり、
結果純正ボロス2色ピックをしている人に集まる傾向が多いです。
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グルールについては、dds邸で話題になった「N村グルール」というアーキタイプが存在し、
かなりの確率で3-0を叩きだし、独自のピック手法だったのでこのくくりに。
詳しく書くのは記事がひとつ書けるくらいのネタな上、他人の褌なのでここでは割愛しますが
「1手目、《化膿》や《歪んだ体型》を流して《瓦礫帯のマーカ》」
「《ザル=ターのドルイド》よりも《クロールの戦士》」
など、従来のピック手法とは一線を画す、それでいて勝率も高い、かなりアツい理論でした。
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時点として下記ギルドも2色を狙うに値するデッキではありますが、
何が何でも2T目に2色を揃えたい、という訳ではなく、やや中速になるので
2色を狙いつつ、3色も狙うほうがいいかなと思っています
・アゾリウス
・セレズニア
・イゼット
--------
最後は、純正2色ではKP的に厳しく、またテンポで攻める戦略にもあっていないので
極力3色にまとめるギルド。ていうか2色にまとめるメリットほぼ無いと思っています。
・シミック
・オルゾフ
・ディミーア
・ゴルガリ
こうして並べると、やはりギルド門侵犯のギルドは単体では難しいことがよく分かりますね。
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ちなみに、自分が3-0した時は、5回中4回が2色ピックということもあり、
かなり強固な2色ピック信者になりつつあります…。
フェイバリッドカード、というかなぜか毎回使っているカードは《武器の印加》
あと《ボロスの猟犬》とかも他の人とくらべてかなり点数高いですね。
歪んでしまっているのは自覚しているので、どこかで3色ピックもできるように矯正しなければ…。
現時点のまとめも兼ねてセカンドインプレッションを書いてみました。
ちなみに戦績は3-0が5回。他は1-2か0-3が多いという極端な結果ですね。
---
■色で見るな、戦略(アーキタイプ)で見ろ。
前回、3色の組み合わせのポイント制の戦略論を言ったじゃろ?
すまん、ありゃウソじゃった。
単純にギルドの強弱ではこの環境の取捨選択はできません。
それを強く感じたのは、青黒が強カラーだと知ったため。
ギルド門侵犯では、ディミーアのカードプールそのものが弱いことが多く
「不人気色になりがちなので、逆に強い」という程度の評価でしたが
・ドラゴンの迷路での青黒カードが単純に強い
・除去カードとドローカードが豊富
・必然的に除去低速になるので、他の色の強カードも混ぜやすい
という点が相まり、ドラゴンの迷路ドラフト環境に非常に合致したカラーとなります。
ただし、その「青黒が強い」というのは、青黒の戦略を理解した上で
更に場の流れを読んで、そのアーキタイプ(除去アドコン)を目指す必要があります。
---
最初は「サインわかんねー! この環境協調無理! 苦手!」といったいた自分ですが
もう少しやってみると、何のことはなく、この環境も空気を読んでの協調環境でした。
ただし「ただ空いている色を狙う」のではなく「空いている色とアーキタイプ」を見極め、
「自分が目指すアーキタイプの有効牌」を的確にピックしてデッキを作成する必要があります。
なので、セカンドインプレッション(あるいは「ライブ感」という言葉)を一言で表すと
「10のギルド、3パックに跨ったアーキタイプドラフト環境」であり
「流れを読む力」「どれだけアーキタイプの引き出しがあるか」が重要であると感じました。
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■2色か3色か? 2色ピックというアーキタイプ
これについては、実際まだ結論は出ていません。
3色のメリットは
・3つのギルドのマルチカラーが使えるため、高KPが期待できることであり
・ピックの受けが広く、パックの出に左右されにくい
・環境低速化に伴い、序盤のモタつきがさほど戦況に影響しない
・門、導き石をしっかりピックしていれば色事故が少ない
2色のメリットは
・色事故が少ないことであると思ってます。
・門をピックする必要性が薄い
・マナベースを意識する必要が無いため、門やマナ補助にデッキを割く必要がない。
(基本地形17枚+有効牌23枚でデッキが組める)
・色拘束の強いカードを使いやすい
これについては、3色派と2色派はかなりくっきりと意見が分かれており、
どちらかといえば3色派の人が多いのではないかと思います。
2色派か3色派かについては、以下の質問でだいたい判別できるのではないかと思います
ドラゴンの迷路で4~5ピック目に、自分が2色(例えば緑白)をピックしていたとしてちなみに自分はバリバリの2色派で、間違いなく2マナ2/2を取ります。
・片方しか色が合っていないギルド門(例えばシミックのギルド門)
・2マナ2/2(例えば、クロールの戦士)
が流れてきて、他は全部基本地形だとしたら、どちらを取るか?
3色派の人は「何言ってるんだ! ギルド門ピック!」と言うのではないかと思います。
「2色なんてそうそう組めるもんじゃないよ」と言う人も居ますが、
自分が組んだドラフト、10回中半分以上は純正2色で組んでいますし、
他の人も純正2色で組んでいたりするので、2色はピックは意識の問題かなと個人的には思っています。
(例えば、上記の設問でギルド門を取るようなピックでは、2色でまとめることはほぼ不可能なので)
個人的に、2色で組むアーキタイプとしては
・2T目に2色どちらの色も出る必要性が高い(ボロスが最たる例)
・テンポ戦略を取ることができるギルド
であり、どのギルドでも2色をやれるという訳では必ずしもないと思っています。
----
まずは、下記2ギルドは意識して純正2色ピックをするに値するギルドだと思っています。
・ボロス
・ラクドス
・グルール(N村グルール)
皆さんも、2パック目のギルド門侵犯で不当にボロスのカードがだだ流れになった経験は
数多くあるのではないでしょうか?
ボロスのカードはKPが高いものの、色拘束が強く、かつ低マナ域のカードが多いため
3色ピックをしているような場合、もしくは違うギルドから敬遠されがちになり、
結果純正ボロス2色ピックをしている人に集まる傾向が多いです。
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グルールについては、dds邸で話題になった「N村グルール」というアーキタイプが存在し、
かなりの確率で3-0を叩きだし、独自のピック手法だったのでこのくくりに。
詳しく書くのは記事がひとつ書けるくらいのネタな上、他人の褌なのでここでは割愛しますが
「1手目、《化膿》や《歪んだ体型》を流して《瓦礫帯のマーカ》」
「《ザル=ターのドルイド》よりも《クロールの戦士》」
など、従来のピック手法とは一線を画す、それでいて勝率も高い、かなりアツい理論でした。
------
時点として下記ギルドも2色を狙うに値するデッキではありますが、
何が何でも2T目に2色を揃えたい、という訳ではなく、やや中速になるので
2色を狙いつつ、3色も狙うほうがいいかなと思っています
・アゾリウス
・セレズニア
・イゼット
--------
最後は、純正2色ではKP的に厳しく、またテンポで攻める戦略にもあっていないので
極力3色にまとめるギルド。ていうか2色にまとめるメリットほぼ無いと思っています。
・シミック
・オルゾフ
・ディミーア
・ゴルガリ
こうして並べると、やはりギルド門侵犯のギルドは単体では難しいことがよく分かりますね。
---------------------------------
ちなみに、自分が3-0した時は、5回中4回が2色ピックということもあり、
かなり強固な2色ピック信者になりつつあります…。
フェイバリッドカード、というかなぜか毎回使っているカードは《武器の印加》
あと《ボロスの猟犬》とかも他の人とくらべてかなり点数高いですね。
歪んでしまっているのは自覚しているので、どこかで3色ピックもできるように矯正しなければ…。
コメント
2ターン目白黒とか白赤出すための安心感が欲しいのね。
自分は最初2色派アーキ狙いだったけど、最近3色派ジャンク狙いになってyasuさんと真逆だったでござる
・GTCやRTRのパックの内容にかなり左右されてしまい、場合によってはデッキが成立しない・・・ということは無いのか?
・ただでさえDGMとGTCのプレイアブルカードが少ない環境で、カードは足りるのか?(特にDGM、強力なカードでも2色デッキでは使えないカードが多い)
・RTRとGTCのコモンは卓に88枚しかなく、期待値が1を割るが、アーキタイプは成立するのか?
このような理由から、自分の中では2色を基本的に選択肢から外していました。
もし2色テンポデッキがある程度安定して組めるようなら、自分でも試してみたいと思いますので。
よろしくお願いします。
1番目と3番目の質問は実質同じものでした。まとめてお読み下されば幸いです。
でも、シミックが開くことが多い気がします。
強いて言えば、2.5色派?w
>くけ
基本的には柔軟にいくのが良いと思うけど、
自分の場合は常に3-0しなきゃって強迫観念があるから2色によりがちなのかも。
>通りすがりさん
懸念に思っている部分はまさにそのとおりで、パックの出に極端に左右されます。
だからこそ、2色は決め打ちではなく、流れを読んだ上で行うべきだと思っています。
(最初は誰でも3色を目指して、隙あらば2色を目指す)
例えば自分が強いボロスを組んだ時は、最初はトリコ3色にする予定でしたが、
2パック目でボロスの強いカードが流れてきて、2T目に白赤を必ず出したいデッキになりました。
そのため、3パック目はアゾリウスやイゼットのカードよりも、滅殺の火等の単色カードを優先的にピックして色を絞っていきました。
仮にこれが2パック目にボロスの出が悪かったら、3色orアゾリウスorイゼットという戦略が他のプランとして成立していたので、決して最初から決め打ちせず、流れを読んでその時寄せれる色に寄せるのがコツかなと思います。
重要なのは、3色の三角形を作ったあと絞るならとことん絞る、絞らないなら受けを広くピックするイメージでしょうか…。
あと、単色カードの点数を高めに見ると、まとまりあすいと思います。
>Mさん
シミックはやりたくないですねー。空いてても敬遠することが多々あります