美嶋屋で行われたラヴニカへの回帰発売記念ドラフト大会に出場してきました。
参加者は32名で、ランダムに4ポッドに分かれてドラフトした後、順位順でもう1度ポッド組み直しての全6回戦。
結果は1卓目、セレズニアで2-1(○×○)からの
2卓目1番ポッドに滑りこみで、イゼットt白で3-0(○○○)で合計5-1。
その後、5-1が4人の同率となり、オポ差で準優勝となりました!
2卓目で3-0できたデッキはこちら
本当は赤青2純正2色にしたかったけど、魔鍵があるのとt白カードが強力なので3色へ。
MVPは間違いなく《凍結燃焼の奇魔》。好きなカードは後述しますが《暴れ玉石》。
マジキチカードは《瞬間移動門》でした。
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ちなみに、最優秀成績者(5-1)の4名なのですが
ラヴニカへの回帰プレリの夜に3回、発売後にFNMで1回+昼間3回+徹夜で2回という狂ったペースでドラフトをしている経験値は伊達ではなかった。
とりあえず合計で12回もドラフトした訳ですが、この環境のドラフトについてのレポを書きます。
尚、この環境は人によってかなりスタイルが違うので、一個人としての意見なのでお気をつけください。
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①:マナベースかパワーカードか
多色環境ではいつもついてまわるこの問題についてですが。
個人的にはマナベース(=ギルド門)を取る順位は下がりました
理由として、この環境で理想とされるデッキはメイン1色+サブ1色であり
ギルド門が無くても回るくらい整ったバランスが望ましいためです。
もちろん、純正2色でもギルド門はあればあるだけ嬉しいのは間違いないですが、
そのために本来使うはずだったカードをスルーしてまで取るものではない、と思いました。
あ、ちなみに各種魔鍵シリーズは別。あれはマナ補助、加速、クリーチャーを兼ねている優秀カードなので優先的にピックします。
②:三色は微妙
上の件にも関係するのですが、同様の理由で3色はこの環境、好きじゃないです。
三色のデッキは、確かに多くのパワーカードを詰め込めるのですが
・3色を回すために、何かしらのマナサポートカードが複数枚必要になる
・ギルド門や《門を這う蔦》などを採用していると、その動きだけで1テンポ削がれる。
・ダブルシンボルを要求するカードがものすごく運用し辛くなる。
・それでも単純に事故るリスクも高く、2T目、3T目とスムーズに動けない場合が多い。
…ということで、特に序盤の攻防に対する脆弱性が目立ちます。
同じ理由から、4色、5色も自分は嫌っています。本当に回るんですかね?
あまりまじめに試したことがないので、詳しい人のご意見募集。
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以上①、②をまとめると、自分の考えとしては
この環境のドラフトは多色ピックではなく、色を絞って綺麗に組んだ方が強いと考えています。
その考えを突き詰めて作ったデッキが、以下のデッキ
■存在しないギルドでも組みうる! グルールビート
下記は、実際にddsドラフトで組んだデッキ。(結果は○×○の2-1でした)
このデッキ、完全に赤と緑の2色だけ、マルチカラーカード0枚のデッキとなっています。
当然、マナサポートの枚数も0枚。
ですが、間違いなく2T目3T目に動けることが約束されており、
かつ4T目5T目には、高確率で2+2や2+3でツーアクションすることが可能。
その頃相手が本格的に動き出してきたところを《馬力充電》超過や《裏切りの本能》で
一押ししてやることにより、相手よりも2テンポくらい早く殺すことが可能です。
2色を極めれば、ギルド門もマルチカラーカードも無くても戦える、といった例となると思います。
(当然、ラクドスやイゼット等、噛み合った2色で綺麗に組めればそれ以上に強いのは言うまでもなく)
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■アーキタイプ:緑白ビッグマナ
さて、散々2色テンポを推してきた自分ですが、
今まで言ってきたことと真逆の主張になって心苦しいですが、
最近気に入っているアーキタイプがひとつあります。それは緑白ビッグマナ
主要パーツはおおきく分けて以下の2種類
早いうちから《門を這う蔦》や《斧織りの守護者》でマナブーストをかけて、
《狩猟者の協定》や《角呼びの詠唱》につなげる。
3/3や4/4が出てくれば、大体の場合は相手の脚が止まるので、
どうしても捌き切れないクリーチャーは《トロスターニの裁き》でご退場願う。
すると、いつのまにか盤面を支配していて勝利、というデッキです。
デッキのコツとしては、中途半端に序盤殴るようなデッキにするのではなく、
序盤はとにかく耐えて、勝ち手段を完全に6マナ以降に回すよう開き直ること。
例えば、この前のドラフトで作ったデッキはこんな形になりました。
このデッキの強みとして
・キーカードである《トロスターニの裁き》や《角呼びの詠唱》が安く取れる
→書いてあることは強い、けど重いスペルなので、みんなが敬遠して回してくれます
特に《トロスターニの裁き》は圧巻。除去が薄いこの環境で馬鹿みたいな強さです。
・デッキ構成上、多色に手を出しやすい
→基本的にマナ加速カードは他色のマナベースも難なく持ってこれるので、
タッチで他の色のレアボムを触ることが容易になる
以上2点から、非常に「デッキが組みやすい」アーキタイプになっております。
相性的に超速攻で攻めてくるデッキがブンした時には勝てないですが、
デッキパワーは強いので、2-1くらいならば安定してできます。
とりあえず《斧織りの守護者》さえピックできていれば《角呼びの詠唱》は後からピックできるので
逃げピックとして受けが広いので、覚えておくと良いかもしれませんw
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そんな感じで、まだまだ書きたいことはあるのですが、
あまり詰め込むのも何なのでとりあえず今回はこんな所で。
冒頭にも述べましたが、今回は人によってかなーり感じるところが変わる環境なので、
他にご意見などあればどうぞです。
「マナベースかパワーカードか」「アーキタイプかカードパワーか」などの他にも
ddsさんのニコ生でもやった「アゾリウスのコモンフライヤーについて」とか
いろいろ話すネタが多くて楽しい環境ですw
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とりあえず、ドラフトを12回やった結果が
そしてなんか、セレズニアかイゼットの確率が異常に高いなw
黒絡みをやらない確率が異常。そういや《刺し傷》プレイした記憶がねえや…。
これは単なる偶然なのか、それともやはり人の好みが現れやすいのか…?
fisherさんも本人曰く「たまたま毎回青絡みしかやらないわー(棒)」といっていたので、
やっぱり人の好みは出るのかもしれません。
参加者は32名で、ランダムに4ポッドに分かれてドラフトした後、順位順でもう1度ポッド組み直しての全6回戦。
結果は1卓目、セレズニアで2-1(○×○)からの
2卓目1番ポッドに滑りこみで、イゼットt白で3-0(○○○)で合計5-1。
その後、5-1が4人の同率となり、オポ差で準優勝となりました!
2卓目で3-0できたデッキはこちら
2:凍結燃焼の奇魔イゼットt白の形。
1:流血の家の鎖歩き
1:浮遊障壁
1:塔のドレイク
1:秘密を盗む者
1:臣下の魂
1:空印のロック
1:魂誓いの霊
1:血暴れの巨人
1:軽騎兵の巡視部隊
2:暴れ玉石
1:超音速のドラゴン
1:イスペリアの空見張り
1:馬力充電
1:イゼットの魔除け
1:アゾリウスの魔除け
1:劇的な救出
1:飛行術の探求
1:アゾリウスの魔鍵
1:瞬間移動門
本当は赤青2純正2色にしたかったけど、魔鍵があるのとt白カードが強力なので3色へ。
MVPは間違いなく《凍結燃焼の奇魔》。好きなカードは後述しますが《暴れ玉石》。
マジキチカードは《瞬間移動門》でした。
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ちなみに、最優秀成績者(5-1)の4名なのですが
1位:団長…という、まさにdds亭メンツばっかりでわろたw
2位:yasu
3位:KP
4位:dds
ラヴニカへの回帰プレリの夜に3回、発売後にFNMで1回+昼間3回+徹夜で2回という狂ったペースでドラフトをしている経験値は伊達ではなかった。
とりあえず合計で12回もドラフトした訳ですが、この環境のドラフトについてのレポを書きます。
尚、この環境は人によってかなりスタイルが違うので、一個人としての意見なのでお気をつけください。
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①:マナベースかパワーカードか
多色環境ではいつもついてまわるこの問題についてですが。
個人的にはマナベース(=ギルド門)を取る順位は下がりました
理由として、この環境で理想とされるデッキはメイン1色+サブ1色であり
ギルド門が無くても回るくらい整ったバランスが望ましいためです。
もちろん、純正2色でもギルド門はあればあるだけ嬉しいのは間違いないですが、
そのために本来使うはずだったカードをスルーしてまで取るものではない、と思いました。
あ、ちなみに各種魔鍵シリーズは別。あれはマナ補助、加速、クリーチャーを兼ねている優秀カードなので優先的にピックします。
②:三色は微妙
上の件にも関係するのですが、同様の理由で3色はこの環境、好きじゃないです。
三色のデッキは、確かに多くのパワーカードを詰め込めるのですが
・3色を回すために、何かしらのマナサポートカードが複数枚必要になる
・ギルド門や《門を這う蔦》などを採用していると、その動きだけで1テンポ削がれる。
・ダブルシンボルを要求するカードがものすごく運用し辛くなる。
・それでも単純に事故るリスクも高く、2T目、3T目とスムーズに動けない場合が多い。
…ということで、特に序盤の攻防に対する脆弱性が目立ちます。
同じ理由から、4色、5色も自分は嫌っています。本当に回るんですかね?
あまりまじめに試したことがないので、詳しい人のご意見募集。
------
以上①、②をまとめると、自分の考えとしては
この環境のドラフトは多色ピックではなく、色を絞って綺麗に組んだ方が強いと考えています。
その考えを突き詰めて作ったデッキが、以下のデッキ
■存在しないギルドでも組みうる! グルールビート
下記は、実際にddsドラフトで組んだデッキ。(結果は○×○の2-1でした)
1:灰の盲信者見て頂いて、お分かり頂けるだろうか。
1:刷毛履き
3:蠢く甲虫
1:ゴルガリのおとり
3:流血の家の鎖歩き
2:跳ね散らす凶漢
1:野生の獣使い
1:ヴィーアシーノのゆすり屋
3:暴れ玉石
1:死橋の大巨虫
1:野面背のサイ
2:馬力充電
1:蛮族の血気
2:滅殺の火
1:裏切りの本能
このデッキ、完全に赤と緑の2色だけ、マルチカラーカード0枚のデッキとなっています。
当然、マナサポートの枚数も0枚。
ですが、間違いなく2T目3T目に動けることが約束されており、
かつ4T目5T目には、高確率で2+2や2+3でツーアクションすることが可能。
その頃相手が本格的に動き出してきたところを《馬力充電》超過や《裏切りの本能》で
一押ししてやることにより、相手よりも2テンポくらい早く殺すことが可能です。
2色を極めれば、ギルド門もマルチカラーカードも無くても戦える、といった例となると思います。
(当然、ラクドスやイゼット等、噛み合った2色で綺麗に組めればそれ以上に強いのは言うまでもなく)
--------
■アーキタイプ:緑白ビッグマナ
さて、散々2色テンポを推してきた自分ですが、
今まで言ってきたことと真逆の主張になって心苦しいですが、
最近気に入っているアーキタイプがひとつあります。それは緑白ビッグマナ
主要パーツはおおきく分けて以下の2種類
マナサポートプレイ方針としては至って単純で、
・《門を這う蔦》
・《斧織りの守護者》(必須)
・《地平の探求》
重くて強い居住スペル
・《狩猟者の協定》
・《トロスターニの裁き》
・《角呼びの詠唱》
あると嬉しい居住スペル
・《ドルイドの講話》
・《根生まれの防衛》
早いうちから《門を這う蔦》や《斧織りの守護者》でマナブーストをかけて、
《狩猟者の協定》や《角呼びの詠唱》につなげる。
3/3や4/4が出てくれば、大体の場合は相手の脚が止まるので、
どうしても捌き切れないクリーチャーは《トロスターニの裁き》でご退場願う。
すると、いつのまにか盤面を支配していて勝利、というデッキです。
デッキのコツとしては、中途半端に序盤殴るようなデッキにするのではなく、
序盤はとにかく耐えて、勝ち手段を完全に6マナ以降に回すよう開き直ること。
例えば、この前のドラフトで作ったデッキはこんな形になりました。
1:アゾリウスの拘引者
2:門を這う蔦
2:斧織りの守護者
1:ケンタウルスの癒し手
1:歌鳥の売り手
1:そびえ立つインドリク
1:武器庫の護衛
1:市場のグロヴァド
1:魂の税収
1:セレズニアの魔鍵
1:地平の探求
1:騎士の勇気
2:狩猟者の協定
2:角呼びの詠唱
1:スライム形成
1:トロスターニの裁き
3:爆発の衝撃
このデッキの強みとして
・キーカードである《トロスターニの裁き》や《角呼びの詠唱》が安く取れる
→書いてあることは強い、けど重いスペルなので、みんなが敬遠して回してくれます
特に《トロスターニの裁き》は圧巻。除去が薄いこの環境で馬鹿みたいな強さです。
・デッキ構成上、多色に手を出しやすい
→基本的にマナ加速カードは他色のマナベースも難なく持ってこれるので、
タッチで他の色のレアボムを触ることが容易になる
以上2点から、非常に「デッキが組みやすい」アーキタイプになっております。
相性的に超速攻で攻めてくるデッキがブンした時には勝てないですが、
デッキパワーは強いので、2-1くらいならば安定してできます。
とりあえず《斧織りの守護者》さえピックできていれば《角呼びの詠唱》は後からピックできるので
逃げピックとして受けが広いので、覚えておくと良いかもしれませんw
-----------------
そんな感じで、まだまだ書きたいことはあるのですが、
あまり詰め込むのも何なのでとりあえず今回はこんな所で。
冒頭にも述べましたが、今回は人によってかなーり感じるところが変わる環境なので、
他にご意見などあればどうぞです。
「マナベースかパワーカードか」「アーキタイプかカードパワーか」などの他にも
ddsさんのニコ生でもやった「アゾリウスのコモンフライヤーについて」とか
いろいろ話すネタが多くて楽しい環境ですw
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とりあえず、ドラフトを12回やった結果が
2-1(セレズニアtゴルガリ)合計24-12。綺麗に期待値が2-1ですねww
2-1(イゼット)
2-1(セレズニア)
2-1(アゾリウス)
2-1(イゼットt白)
2-1(セレズニアt黒)
1-2(ゴルガリt赤)
2-1(グルール)
2-1(イゼットt白)
2-1(セレズニア)
3-0(イゼットt白)
2-1(セレズニアt赤)
そしてなんか、セレズニアかイゼットの確率が異常に高いなw
黒絡みをやらない確率が異常。そういや《刺し傷》プレイした記憶がねえや…。
これは単なる偶然なのか、それともやはり人の好みが現れやすいのか…?
fisherさんも本人曰く「たまたま毎回青絡みしかやらないわー(棒)」といっていたので、
やっぱり人の好みは出るのかもしれません。
コメント
この週末でかなり環境理解が進みましたねw
穴埋めとるくらいなら土地でいい。事故して負けるとか一番つまらないし。
本来使えないはずの3色目のカードパワーをピックできるって見方もできるし、せっかくプールに土地があるなら、多色でも俺はいいと思う。
なんたって団長がいるんで3-0は無理ですねww
まあこの環境2-1してもギルランクラスは安定してとれるので優しい環境です。
>ろせさん
穴埋め取るくらいなら土地でいいですが、ギルド門を取るのって3手目~7手目くらいのイメージなので、その頃って穴埋めよりはむしろ主力を取るタイミングなんですよねー。
ちなみに、事故負けが怖いからこそ2色で綺麗にまとめるのが良いかなと思います。
多色とかマナベースの考えについては本文で延べたとおり、何かカードを使ってマナを整えるのがワンテンポ遅れるのがちと不安だったり。まぁ考え方は人それぞれではありますがー。
ちなみに、こちらでは「遊歩道 って ゆうほどぅ 強くないよね」というのが定番のネタになりましたw
>hak0さん
リンクありがとうございます! えくてんきょおしつとか懐かしいネタをまた・・・w
DN解説おめでとうございます、これからの記事にも期待しておりますー。