「競技レベルにおける不正な状況の処理について」について
2012年6月27日 TCG全般 コメント (1)ある程度反響はあるだろうな、とは思っていたのですが、
ちょっと自分の想像を超えて問題が広がってしまいそうなので
(アクセス解析とかがわりと色々なところから飛んできてる形勢が…)
あらぬ誤解を招かない内に、問題の再整理と自分の意図を表明しておきます。
元記事はちょっとだらだらしていて論旨が分かりにくかったので…。
ちなみに、元記事はこちら
http://faerie.diarynote.jp/201206252323311484/
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【大前提】ジャッジが下した裁定に文句を言う意図はありません
MTGのルールでジャッジは神様なのが基本だと思っているので
どんな判断だろうが、それが“正”になると思っています。
ジャッジの方もルールに照らし合わせ熟考した上での判断だと思うので
GP横浜の巻き戻しも、WMCQ大阪のトラフトの件も
それ自体に文句を言う意図は一切ありません。
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今回の件は、ジャッジの方に云々、という話というよりは
改定されたルールの解釈次第で、MTGの空気が悪くなってしまうことを懸念して
例としてWMCQ大阪のトラフトの例を挙げさせていただいた形になります。
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【問題点としては】
現状のルールでは「悪意を持ったプレイヤーの後押しをしてしまう」制度になっているため
トラフト問題に限らず、類似の状況が今後頻発してしまいそうな事を懸念しています。
現状のルールで、モラルを捨てて、純粋に、勝つためのプレイングを考えてみると
そんな事を常に考え続けるマジックって、楽しいですか?
自分は、マジックは「確率と計算と思考の対戦ゲーム」だと思っています。
その上で、ゲーム性として「知識もあり、狡猾さを持ち合わせた人が勝つ」という傾向はありますが
けれど、上で述べているようなことって、何というか、ゲーム性からはおおよそ離れていると思います。
(自分としては、自分も相手も適正なゲームをすることを目的とした上で、
その上で知識、技術、デッキ、運を競い合うことが望ましいと思っています)
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【結局の言いたかったこと】
今回改定のあったルールでは、先に述べたようなトラフトの問題が起こり得ます。
この2点を、プレイヤーの皆様に注意喚起をする意味で記事を書いたので、
多くの方の目に触れていただき、思考していただいた時点で、
自分としてはあの記事の目的は十分達成したと思っています。
強いていえば、これを契機に「トラフト事件」のような事を
今後発生させないような認識を作ることができれば大成功だと思っています。
記事を書いた目的はあくまでも上記2点の注意喚起を行いたかったことで、
ましてやジャッジ批判の意図は無かったこと、重ねて申し上げます。
(ある程度議論を呼ぶような書き方ではあったたことに加え、
論点が分かりづらく、反感を買うような内容であったことは否めないため
前回の記事で不快感を感じた方には申し訳なく思っています)
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【もうちょっと補足をするならば】
GP横浜の決勝戦では、不正な場を、多大な労力をかけて巻き戻しました
それは「ゲームは可能な限り正常な状態で進めるべき」という意図が、
やはりジャッジの方々の中にあったからこそ下された判断だと思います。
だとすれば、現状の「ゴネ得」のようなルールではなく
たとえば、以上のようにルーリングしたほうが、
お互いルールを守ってより楽しくMTGできるのではないかな、と個人的には思いました。
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以上が自分のこの問題に対する姿勢と意見でした。
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※先の記事に対する反応が、実際にジャッジをされている方から
「ジャッジの裁定に対してぐちゃぐちゃ文句を言う輩」と受け取られてしまうのは
自分にとっては、いちプレイヤーとしてかなりショックでした。
また、そのように受け取られるのは、ジャッジの方にもお互い不幸かな、と思ったので
今回このような記事を書かせていただきました。
本当は前回の記事に対してコメントいただいた方皆様にお返事したい所ですが、
今回のまとめをもって皆様へのお返事も含んだ形ということでご了承ください。
その上で、何かしら僕に対してご意見などがあれば、
コメント欄なり直接会場でなりでお願い致します。
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という訳で、この話に関するエントリはこれでおしまい。
明日からは、また変なデッキの記事を書くなり、Z/Xの記事を書くなり、
あるいはまた気力が無くなって更新が途絶えたりのいつもの更新に戻りますw
ちょっと自分の想像を超えて問題が広がってしまいそうなので
(アクセス解析とかがわりと色々なところから飛んできてる形勢が…)
あらぬ誤解を招かない内に、問題の再整理と自分の意図を表明しておきます。
元記事はちょっとだらだらしていて論旨が分かりにくかったので…。
ちなみに、元記事はこちら
http://faerie.diarynote.jp/201206252323311484/
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【大前提】ジャッジが下した裁定に文句を言う意図はありません
MTGのルールでジャッジは神様なのが基本だと思っているので
どんな判断だろうが、それが“正”になると思っています。
ジャッジの方もルールに照らし合わせ熟考した上での判断だと思うので
GP横浜の巻き戻しも、WMCQ大阪のトラフトの件も
それ自体に文句を言う意図は一切ありません。
---
今回の件は、ジャッジの方に云々、という話というよりは
改定されたルールの解釈次第で、MTGの空気が悪くなってしまうことを懸念して
例としてWMCQ大阪のトラフトの例を挙げさせていただいた形になります。
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【問題点としては】
現状のルールでは「悪意を持ったプレイヤーの後押しをしてしまう」制度になっているため
トラフト問題に限らず、類似の状況が今後頻発してしまいそうな事を懸念しています。
現状のルールで、モラルを捨てて、純粋に、勝つためのプレイングを考えてみると
・相手のメリットを持つ誘発能力は、とにかく一切こちらからコメントしない…というのが「勝つためのプレイング」となります。
(相手の忘れた誘発を指摘すればするほど自分は負けに近づく。指摘するメリットは無い。)
・もし相手が誘発を忘れたらしめたもの。とにかく急いで戦闘フェイズを跨がせて
仮に気付いても巻き戻しが出来ないような状況にとっとと進める。
・仮に相手がフェイズを跨ぐ前に気付いても、失効能力ならば問題ない
自分が「誘発することを許可するかどうか」の選択権があるので、
誘発させてやらなければいいだけの話。
・つまり、試合中は常に対戦相手に対して
「誘発を忘れろ、忘れろ、忘れろ、忘れろ…!」と
常に心の中で隙を狙い続け、忘れたら徹底的にそれを利用して優位を築く
・ミスを待つだけではなく、相手のうっかりミスを引き出すことも考えて
トラフトが攻撃したときに「じゃあブロッククリーチャー指定していいですか?」
と、聞いて、もし相手が「はい」といったらラッキーチャンス!
そんな事を常に考え続けるマジックって、楽しいですか?
自分は、マジックは「確率と計算と思考の対戦ゲーム」だと思っています。
その上で、ゲーム性として「知識もあり、狡猾さを持ち合わせた人が勝つ」という傾向はありますが
けれど、上で述べているようなことって、何というか、ゲーム性からはおおよそ離れていると思います。
(自分としては、自分も相手も適正なゲームをすることを目的とした上で、
その上で知識、技術、デッキ、運を競い合うことが望ましいと思っています)
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【結局の言いたかったこと】
今回改定のあったルールでは、先に述べたようなトラフトの問題が起こり得ます。
■自分自身、そんなプレイをしないように気をつける
■対戦相手からも、そんなプレイをされないように気をつける
この2点を、プレイヤーの皆様に注意喚起をする意味で記事を書いたので、
多くの方の目に触れていただき、思考していただいた時点で、
自分としてはあの記事の目的は十分達成したと思っています。
強いていえば、これを契機に「トラフト事件」のような事を
今後発生させないような認識を作ることができれば大成功だと思っています。
記事を書いた目的はあくまでも上記2点の注意喚起を行いたかったことで、
ましてやジャッジ批判の意図は無かったこと、重ねて申し上げます。
(ある程度議論を呼ぶような書き方ではあったたことに加え、
論点が分かりづらく、反感を買うような内容であったことは否めないため
前回の記事で不快感を感じた方には申し訳なく思っています)
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【もうちょっと補足をするならば】
GP横浜の決勝戦では、不正な場を、多大な労力をかけて巻き戻しました
それは「ゲームは可能な限り正常な状態で進めるべき」という意図が、
やはりジャッジの方々の中にあったからこそ下された判断だと思います。
だとすれば、現状の「ゴネ得」のようなルールではなく
・強制誘発効果は自分、対戦相手ともに指摘する必要がある
・失効効果であっても、強制で巻き戻し可能ならば誘発させる
(現状の「対戦相手に選択権がある」という利点が分からないので)
たとえば、以上のようにルーリングしたほうが、
お互いルールを守ってより楽しくMTGできるのではないかな、と個人的には思いました。
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以上が自分のこの問題に対する姿勢と意見でした。
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※先の記事に対する反応が、実際にジャッジをされている方から
「ジャッジの裁定に対してぐちゃぐちゃ文句を言う輩」と受け取られてしまうのは
自分にとっては、いちプレイヤーとしてかなりショックでした。
また、そのように受け取られるのは、ジャッジの方にもお互い不幸かな、と思ったので
今回このような記事を書かせていただきました。
本当は前回の記事に対してコメントいただいた方皆様にお返事したい所ですが、
今回のまとめをもって皆様へのお返事も含んだ形ということでご了承ください。
その上で、何かしら僕に対してご意見などがあれば、
コメント欄なり直接会場でなりでお願い致します。
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という訳で、この話に関するエントリはこれでおしまい。
明日からは、また変なデッキの記事を書くなり、Z/Xの記事を書くなり、
あるいはまた気力が無くなって更新が途絶えたりのいつもの更新に戻りますw
コメント
仮にこのようになって、《トラフト》の天使トークンの誘発効果の忘れを対戦相手が指摘しなかった場合
この行為が「故意」なのか「偶然」なのかジャッジを含め誰も判断できないはず
さらに天使トークンの出し忘れはコントローラー自身はただのデメリットですが、対戦相手には純粋なメリットになるので、こういう場合、ジャッジは「これは故意であった」と判断し、対戦相手に重い処分が科せられるんじゃないかと思います
つまり、コントローラーはわざと忘れれば相手が勝手に失格になると言う歪んだゲームになるんじゃないかなぁって思います