デッキ構築術 ~4種類のアプローチ~
2011年2月15日 TCG全般 コメント (18)日曜日のPTQはエスパーフェアリーを使って3-4でした。
いまいち振るわない成績でぐんにょり。
…さて、そういう訳で、ミラディン包囲戦も発売され
エクテンも環境が変わったので、デッキを調整する必要があるかなー、と思いつつ
今日は、デッキ構築の話をしたいと思います。
----------------
皆さんは、デッキは自分で作る派でしょうか、
それともとりあえずコピーから入る派でしょうか。
このご時世、大多数の人は「まずは流行りのデッキを見てから」という人が多いのではないでしょうか
かくいう僕も、時間が無いとか、結局は大会で結果残したのが強いとかで
いわゆるコピーデッキ、メタデッキを使ってしまうこともしばしばあります。
…が、基本的には「自分で作ったデッキで出たい!」「自分が好きなデッキで出たい」
という意識が強い人間なので、ちょこちょこデッキを弄ってる事が多いです。
・青が入っていないデッキでは大会に出ない
・赤緑は忌むべき邪悪な色
上記2点のスタンスは昔から一貫して崩していませんしねw
-------------
という訳で、今日は、デッキ構築術の1つをご紹介したいと思います。
--------------
【4種類のアプローチ】
これは、どこかの記事かどこかの本で見た思考法をマジックに流用したものです。、
物事を考える時に、常に以下の4つの点の枠に当てはめて考える、というものです。
色々な視点からデッキの改善案が模索できて面白いです。
------------------
例えば、僕が愛するフェアリーについてあてはめて考えてみましょう。
まず基本として、フェアリーの丸いレシピは、以下の通りでしょうか
とりあえず分かりやすいように、極力4枚積みの形にしてあります。
このレシピに対して、先にあげた4つの思考法を適用してみましょう。
----------------------
■デッキのプラス面を強化する
これは、もっとも分かりやすい強化方法であると言えるでしょう。
そのデッキの強みは何かを分析し、長所をより伸ばす方法で考える。
フェアリーの強みは何かと言われると「完成されたクロックパーミッション」です。
一時期「2T目《苦花》」が勝利の代名詞だったように、
フェアリーの強さはとにかく2T目《苦花》することにあります。
なので、このアプローチをとる時の方法としては、以下の2点
・2T目《苦花》率をとにかく上げる
・2T目《苦花》を前提とした、強い回りを追求する
そのために、例えば《定業》を入れることで、初手に《苦花》が無くとも2T目に設置できる確率はかなり上がるでしょう。
また、人によって好みが分かれる《ウーナの末裔》も、苦花トークンが場に出ている状況であればかなり強いと言えます。
そう考えると、ただただ丸いカードである《精神を刻む者、ジェイス》は必要無いですし
打ち消し&クロックをかけるという性質上、除去の枚数も少し減らしても良いでしょう。
純粋にプラス面を強化したフェアリーは、こんな感じでしょうか。
次に考慮するべきは、この形が強いかどうか。メタにあっているかどうかです。
現在のエクテン環境においてフェアリーはトップメタの1つとして認知されており、
「フェアリーに勝てないデッキは使うな」とまで言われるほどです。
つまり、相手もそれなりにフェアリー対策をしていると考えた方が良いでしょう。
メジャーなカードとしては《火山の流弾》と《大貂皮鹿》あたりになりますが、
このデッキでは、その2枚のカードに対抗でき…でき…
…全然対抗できる気がしませんね。
「流弾投了」や「鹿投了」にかなり高い確率でなってしまいそうな構成です。
しかも、《苦花》を割られてしまっても相当苦しい戦いになりそう。
例えばゴブナイトやタイムシーブといったような、あまりメタられていない軸のズレたデッキならばこの形のアプローチは有効かもしれませんが、
フェアリーのような、脆いトコロを突かれると脆い、かつメタられているデッキには向かない方法でしたね。
-----------------------------------
■デッキのマイナス面を取り除く
フェアリーデッキのマイナス面とは何でしょうか?
ざっと考えられる程度だと
・《苦花》にかなり依存している
・生物一匹一匹が貧弱
・ライフを攻められると弱い
こんな所でしょうか。フェアリー使いなら心当たりがあるのではないかと思います。
で、それを補うためにはどうすれば良いか。
例えば、最近流行の《吸血鬼の夜鷲》なんかは非常に良いカードですね。
上記で上げた3点について、見事に補完しています。
また、《精神と肉体の剣》や《饗宴と飢餓の剣》等の装備品を入れるのも良いですね。
単純に《呪文づまりのスプライト》に付くだけでもマストキルな生物になるので、
線の細さをかなり補うことが出来ます。
また、一時期流行った《絡み線の壁》もナイスサイドと言えるでしょう。
天敵である《大貂皮鹿》を止められる、ライフをかなりがっちり護ってくれます。
という訳で、マイナス面を取り除くサイド後はこんな感じになるでしょうか。
こうすることで《火山の流弾》や《大貂皮鹿》といったカードには随分強くなります。
《吸血鬼の夜鷲》や《絡み線の壁》が場にあれば、《大貂皮鹿》も怖く無いでしょう。
本来の強みである《苦花》シナジーからは逸れていってしまいますが、
サイド後にこうした形を用意しておくことで、デッキの対応力がぐっと高まります。
------------------------------
■異なるモノを組み合わせる
これについては、色を混ぜ合わせる、デッキコンセプトを混ぜ合わせるなど
色々な方法が考えられます。
例えば、以前作成していたグリクシスフェアリーや、今回使用したエスパーフェアリーもその一種だと言えるでしょう。
これにより、エンチャントに触れるようになったり、
《大貂皮鹿》や《ミラディンの十字軍》も簡単に処理できるようになりました。
また、《前兆の壁》と《エスパーの魔除け》により、ドローもガンガン進められるように。
サイドボードにも白スペルが割けるようになった、という事で、
もはや半分は別のデッキといっても過言ではないくらいにデッキとしての幅が広がりました。
当然、その分のリスクもしっかりと存在していて
・1T目に安定して《思考囲い》が撃てない → その為、サイドアウト
・強力な土地が使えず、マナが不安定で、タップインが多い
→特に、《忍び寄るタール孔》の枚数が減るのは非常に痛いです。
色を足す、足さないは非常に好みがハッキリ出るので、人次第でしょうね。
僕は青白黒というカラーリングが好きなのと、3色でもまあ出るでしょw と考えているので
昔からエスパーフェアリーだのグリクシスフェアリーだのを回していましたが
「3色デッキなんて回るわけねーだろ!」と嘆く人たちも居ることには居るわけで。
まあ、実際回してみると、回るには回りますが、事故ることも確かにあるので、
あまり万人にはお勧めできない形です、エスパーフェアリーw
そんな感じで、色々なモノを混ぜてみると意外に面白い科学反応が起こる場合もあります。
--------------------------
…ちなみに、この「■異なるモノを組み合わせる」という発想から
つい先日のPTQの会場で最強のフェアリーデッキが出来上がったのですが
それはまた今度のお話、ということで。
---------------------------
■逆転の発想をする
これは、主にサイドプランで有効な手段
昔の偉いジョナサンのお父さんも言いました。
「逆に考えるんだ」
フェアリーは、《苦花》を中心としたクロックパーミッションのデッキ。
ならば、まずはその幻想前提をぶち壊してみたら…?
確かに、《苦花》はフェアリー最強の1枚であることは疑いようがありません。
けれど、《苦花》故に、《火山の流弾》でシャクられ、ライフを削られ
それでも《苦花》に依存して戦わなければならない…。
でも、赤単や白単ビート相手には2T目《苦花》は自殺行為であることも多いです。
ならばいっそ、《苦花》を4枚サイドアウトする事からはじめましょう。
すると、《呪文づまりのスプライト》も威力が半減するので、要らない。
《霧縛りの徒党》も、覇権先が居なくなるので、要らない。
…とりあえずの現状は、下記の通りとなりました。
で、ここから、赤単や白単ビートに強いカードを詰め込んでいく作業に入ります。
まず外せないのは《ワームとぐろエンジン》。
本来フェアリーは6マナのビックアクションはそうそう取れないのですが、
もはやこのデッキはフェアリーじゃない、青黒コンなので問題無い!
で、ワームとぐろエンジンを搭載した青黒コンという明確な方針が立ったので、
その他の除去カードや補助カードをもりもりと入れていきます。
《弱者の消耗》、《破滅の刃》あたりのカードをどっさりと。
3マナ域には《吸血鬼の夜鷲》《ジェイス・ベレレン》なんかもGOODですね。
…そうしで出来上がったのが、以下のデッキ。
実際にサイドボードにここまで枚数を取れるかどうかは怪しいですが、
狙えそうだったら狙ってみると、かなり良い感じです「ただの青黒コン」プラン。
狙いが見事にハマれば、かなーり楽勝で勝てることも多いです。
赤単がサイドから入れてきた《火山の流弾》や、白単の《テューンの戦鎚》がただの紙くずになるのが快感w
-------------------------------
という訳で、4つのアプローチ、いかがだったでしょうか。
このアプローチ方法が面白いのは、方法が一緒でも、考える人によって違う結果が生まれるということ。
なので、誰でもない自分自身で、現在お使いのデッキに対してあてはめて考えてみると、新鮮な発見があるかもしれません。
次回は、この思考法から生まれた最強のフェアリーデッキについて語りたいと思いますw
そんな感じで。
いまいち振るわない成績でぐんにょり。
…さて、そういう訳で、ミラディン包囲戦も発売され
エクテンも環境が変わったので、デッキを調整する必要があるかなー、と思いつつ
今日は、デッキ構築の話をしたいと思います。
----------------
皆さんは、デッキは自分で作る派でしょうか、
それともとりあえずコピーから入る派でしょうか。
このご時世、大多数の人は「まずは流行りのデッキを見てから」という人が多いのではないでしょうか
かくいう僕も、時間が無いとか、結局は大会で結果残したのが強いとかで
いわゆるコピーデッキ、メタデッキを使ってしまうこともしばしばあります。
…が、基本的には「自分で作ったデッキで出たい!」「自分が好きなデッキで出たい」
という意識が強い人間なので、ちょこちょこデッキを弄ってる事が多いです。
・青が入っていないデッキでは大会に出ない
・赤緑は忌むべき邪悪な色
上記2点のスタンスは昔から一貫して崩していませんしねw
-------------
という訳で、今日は、デッキ構築術の1つをご紹介したいと思います。
--------------
【4種類のアプローチ】
これは、どこかの記事かどこかの本で見た思考法をマジックに流用したものです。、
物事を考える時に、常に以下の4つの点の枠に当てはめて考える、というものです。
■デッキのプラス面を強化するデッキに対して、この4つのアプローチを当てはめて考えると
■デッキのマイナス面を取り除く
■異なるモノを組み合わせる
■逆転の発想をする
色々な視点からデッキの改善案が模索できて面白いです。
------------------
例えば、僕が愛するフェアリーについてあてはめて考えてみましょう。
まず基本として、フェアリーの丸いレシピは、以下の通りでしょうか
とりあえず分かりやすいように、極力4枚積みの形にしてあります。
基本フェアリー
4:《呪文づまりのスプライト》
4:《ヴェンディリオン三人衆》
4:《霧縛りの徒党》
4:《思考囲い》
4:《苦花》
4:《マナ漏出》
4:《喉首狙い》
2:《精神を刻む者、ジェイス》
4:《謎めいた命令》
2:《島》
3:《沼》
4:《人里離れた谷間》
4:《忍び寄るタール坑》
4:《闇滑りの岸》
3:《沈んだ廃墟》
4:《変わり谷》
2:《地盤の際》
このレシピに対して、先にあげた4つの思考法を適用してみましょう。
----------------------
■デッキのプラス面を強化する
これは、もっとも分かりやすい強化方法であると言えるでしょう。
そのデッキの強みは何かを分析し、長所をより伸ばす方法で考える。
フェアリーの強みは何かと言われると「完成されたクロックパーミッション」です。
一時期「2T目《苦花》」が勝利の代名詞だったように、
フェアリーの強さはとにかく2T目《苦花》することにあります。
なので、このアプローチをとる時の方法としては、以下の2点
・2T目《苦花》率をとにかく上げる
・2T目《苦花》を前提とした、強い回りを追求する
そのために、例えば《定業》を入れることで、初手に《苦花》が無くとも2T目に設置できる確率はかなり上がるでしょう。
また、人によって好みが分かれる《ウーナの末裔》も、苦花トークンが場に出ている状況であればかなり強いと言えます。
そう考えると、ただただ丸いカードである《精神を刻む者、ジェイス》は必要無いですし
打ち消し&クロックをかけるという性質上、除去の枚数も少し減らしても良いでしょう。
純粋にプラス面を強化したフェアリーは、こんな感じでしょうか。
プラス面強化フェアリーかなり極端な形になりましたが、まあ思考実験ということで。
4:《呪文づまりのスプライト》
4:《ヴェンディリオン三人衆》
4:《ウーナの末裔》
4:《霧縛りの徒党》
3:《定業》
3:《思考囲い》
4:《苦花》
4:《マナ漏出》
2:《喉首狙い》
4:《謎めいた命令》
2:《島》
3:《沼》
4:《人里離れた谷間》
4:《忍び寄るタール坑》
4:《闇滑りの岸》
3:《沈んだ廃墟》
4:《変わり谷》
次に考慮するべきは、この形が強いかどうか。メタにあっているかどうかです。
現在のエクテン環境においてフェアリーはトップメタの1つとして認知されており、
「フェアリーに勝てないデッキは使うな」とまで言われるほどです。
つまり、相手もそれなりにフェアリー対策をしていると考えた方が良いでしょう。
メジャーなカードとしては《火山の流弾》と《大貂皮鹿》あたりになりますが、
このデッキでは、その2枚のカードに対抗でき…でき…
…全然対抗できる気がしませんね。
「流弾投了」や「鹿投了」にかなり高い確率でなってしまいそうな構成です。
しかも、《苦花》を割られてしまっても相当苦しい戦いになりそう。
例えばゴブナイトやタイムシーブといったような、あまりメタられていない軸のズレたデッキならばこの形のアプローチは有効かもしれませんが、
フェアリーのような、脆いトコロを突かれると脆い、かつメタられているデッキには向かない方法でしたね。
-----------------------------------
■デッキのマイナス面を取り除く
フェアリーデッキのマイナス面とは何でしょうか?
ざっと考えられる程度だと
・《苦花》にかなり依存している
・生物一匹一匹が貧弱
・ライフを攻められると弱い
こんな所でしょうか。フェアリー使いなら心当たりがあるのではないかと思います。
で、それを補うためにはどうすれば良いか。
例えば、最近流行の《吸血鬼の夜鷲》なんかは非常に良いカードですね。
上記で上げた3点について、見事に補完しています。
また、《精神と肉体の剣》や《饗宴と飢餓の剣》等の装備品を入れるのも良いですね。
単純に《呪文づまりのスプライト》に付くだけでもマストキルな生物になるので、
線の細さをかなり補うことが出来ます。
また、一時期流行った《絡み線の壁》もナイスサイドと言えるでしょう。
天敵である《大貂皮鹿》を止められる、ライフをかなりがっちり護ってくれます。
という訳で、マイナス面を取り除くサイド後はこんな感じになるでしょうか。
マイナス面補助フェアリー
4:《呪文づまりのスプライト》
3:《絡み線の壁》
2:《ヴェンディリオン三人衆》
4:《吸血鬼の夜鷲》
2:《霧縛りの徒党》
4:《苦花》
4:《マナ漏出》
4:《喉首狙い》
2:《精神を刻む者、ジェイス》
1:《饗宴と飢餓の剣》
4:《謎めいた命令》
2:《島》
3:《沼》
4:《人里離れた谷間》
4:《忍び寄るタール坑》
4:《闇滑りの岸》
3:《沈んだ廃墟》
4:《変わり谷》
2:《地盤の際》
こうすることで《火山の流弾》や《大貂皮鹿》といったカードには随分強くなります。
《吸血鬼の夜鷲》や《絡み線の壁》が場にあれば、《大貂皮鹿》も怖く無いでしょう。
本来の強みである《苦花》シナジーからは逸れていってしまいますが、
サイド後にこうした形を用意しておくことで、デッキの対応力がぐっと高まります。
------------------------------
■異なるモノを組み合わせる
これについては、色を混ぜ合わせる、デッキコンセプトを混ぜ合わせるなど
色々な方法が考えられます。
例えば、以前作成していたグリクシスフェアリーや、今回使用したエスパーフェアリーもその一種だと言えるでしょう。
白を混ぜたエスパーフェアリー白を混ぜる事によって、《エスパーの魔除け》や《流刑への道》といった強力カードを投入。
3:《呪文づまりのスプライト》
4:《前兆の壁》
3:《ヴェンディリオン三人衆》
3:《霧縛りの徒党》
4:《苦花》
4:《マナ漏出》
2:《流刑への道》
4:《エスパーの魔除け》
2:《喉首狙い》
2:《精神を刻む者、ジェイス》
4:《謎めいた命令》
1:《島》
1:《沼》
1:《平地》
2:《湿地の干潟》
3:《秘儀の聖域》
4:《人里離れた谷間》
2:《忍び寄るタール坑》
3:《金属海の沿岸》
3:《秘境の門》
1:《沈んだ廃墟》
4:《変わり谷》
これにより、エンチャントに触れるようになったり、
《大貂皮鹿》や《ミラディンの十字軍》も簡単に処理できるようになりました。
また、《前兆の壁》と《エスパーの魔除け》により、ドローもガンガン進められるように。
サイドボードにも白スペルが割けるようになった、という事で、
もはや半分は別のデッキといっても過言ではないくらいにデッキとしての幅が広がりました。
当然、その分のリスクもしっかりと存在していて
・1T目に安定して《思考囲い》が撃てない → その為、サイドアウト
・強力な土地が使えず、マナが不安定で、タップインが多い
→特に、《忍び寄るタール孔》の枚数が減るのは非常に痛いです。
色を足す、足さないは非常に好みがハッキリ出るので、人次第でしょうね。
僕は青白黒というカラーリングが好きなのと、3色でもまあ出るでしょw と考えているので
昔からエスパーフェアリーだのグリクシスフェアリーだのを回していましたが
「3色デッキなんて回るわけねーだろ!」と嘆く人たちも居ることには居るわけで。
まあ、実際回してみると、回るには回りますが、事故ることも確かにあるので、
あまり万人にはお勧めできない形です、エスパーフェアリーw
そんな感じで、色々なモノを混ぜてみると意外に面白い科学反応が起こる場合もあります。
--------------------------
…ちなみに、この「■異なるモノを組み合わせる」という発想から
つい先日のPTQの会場で最強のフェアリーデッキが出来上がったのですが
それはまた今度のお話、ということで。
---------------------------
■逆転の発想をする
これは、主にサイドプランで有効な手段
昔の偉いジョナサンのお父さんも言いました。
「逆に考えるんだ」
フェアリーは、《苦花》を中心としたクロックパーミッションのデッキ。
ならば、まずはその
確かに、《苦花》はフェアリー最強の1枚であることは疑いようがありません。
けれど、《苦花》故に、《火山の流弾》でシャクられ、ライフを削られ
それでも《苦花》に依存して戦わなければならない…。
でも、赤単や白単ビート相手には2T目《苦花》は自殺行為であることも多いです。
ならばいっそ、《苦花》を4枚サイドアウトする事からはじめましょう。
すると、《呪文づまりのスプライト》も威力が半減するので、要らない。
《霧縛りの徒党》も、覇権先が居なくなるので、要らない。
…とりあえずの現状は、下記の通りとなりました。
そげぶフェアリーその他のパーツは、フェアリーと関係無くただ強の青黒パーツとなっています。
12:フリースロット
4:《ヴェンディリオン三人衆》
4:《思考囲い》
4:《マナ漏出》
4:《喉首狙い》
2:《精神を刻む者、ジェイス》
4:《謎めいた命令》
2:《島》
3:《沼》
4:《人里離れた谷間》
4:《忍び寄るタール坑》
4:《闇滑りの岸》
3:《沈んだ廃墟》
4:《変わり谷》
2:《地盤の際》
で、ここから、赤単や白単ビートに強いカードを詰め込んでいく作業に入ります。
まず外せないのは《ワームとぐろエンジン》。
本来フェアリーは6マナのビックアクションはそうそう取れないのですが、
もはやこのデッキはフェアリーじゃない、青黒コンなので問題無い!
で、ワームとぐろエンジンを搭載した青黒コンという明確な方針が立ったので、
その他の除去カードや補助カードをもりもりと入れていきます。
《弱者の消耗》、《破滅の刃》あたりのカードをどっさりと。
3マナ域には《吸血鬼の夜鷲》《ジェイス・ベレレン》なんかもGOODですね。
…そうしで出来上がったのが、以下のデッキ。
フェアリーというか、もはやただの青黒コン
4:《ヴェンディリオン三人衆》
3:《吸血鬼の夜鷲》
2:《ワームとぐろエンジン》
3:《思考囲い》
4:《マナ漏出》
4:《喉首狙い》
2:《破滅の刃》
3:《漸増爆弾》
2:《ジェイス・ベレレン》
2:《精神を刻む者、ジェイス》
4:《謎めいた命令》
2:《島》
3:《沼》
4:《人里離れた谷間》
4:《忍び寄るタール坑》
4:《闇滑りの岸》
3:《沈んだ廃墟》
4:《変わり谷》
2:《地盤の際》
実際にサイドボードにここまで枚数を取れるかどうかは怪しいですが、
狙えそうだったら狙ってみると、かなり良い感じです「ただの青黒コン」プラン。
狙いが見事にハマれば、かなーり楽勝で勝てることも多いです。
赤単がサイドから入れてきた《火山の流弾》や、白単の《テューンの戦鎚》がただの紙くずになるのが快感w
-------------------------------
という訳で、4つのアプローチ、いかがだったでしょうか。
このアプローチ方法が面白いのは、方法が一緒でも、考える人によって違う結果が生まれるということ。
なので、誰でもない自分自身で、現在お使いのデッキに対してあてはめて考えてみると、新鮮な発見があるかもしれません。
次回は、この思考法から生まれた最強のフェアリーデッキについて語りたいと思いますw
そんな感じで。
コメント
部族ランドいらなくないですか?
・青が入っていないデッキでは大会に出ない
黒単ミミックは文字通り黒歴史だったのか…(何
超期待wwwwwwwwwww
参考にします。
サイドボード後という前提なので、谷間は一応いれっぱなしにしてあります。
さすがにメインからこの構成にするのはネジがふっとびすぎているw
>冠翼の聖天使さん
一応、黒単ミミック、黒単コーラシュ、コンパチブルバント改(ナヤ)で出たことはあるので、100%ではないですねー。
>ddsさん
PTQ会場で突然ひらめいた最強のデッキ。
あの時の僕のテンションは相当やばかったよwwwマックのCM並みwww
>mimimiさん
リンクありがとうございます! デッキ構築の助けになったのであれば幸いです。
デッキは自分で作る様にしています
とてもためになる記事だったのでリンクさせてもらいました
また読みにきます
またまたーyasuさんったらツンが過ぎますよ!
エボンの教えにあれほど心酔してるのに何て言い草ですか!(CV:過激派)
徹夜のテンションで考えました
なノリでいい記事ですね^^
最強のフェアリー期待してます!
赤緑フェアリーとか作りましょうよw
以前にもこれと似たような事がありませんでしたか?
プラスになることは多いと思う
なんという正論。(ぇ
やはり正義は青がらみですよね。
リンクさせていただきました〜
これからも宜しくお願い致します!
リンクさせていただきました。
よろしくお願いします。
>紅蓮の花さん
リンクありがとうございます! 今後ともよろしくお願い致しますー。
>ちぇけださん
肉会お疲れ様でした
>いぜっとさん
蒸気機関に匹敵する発明でしたよあれはww
>Willowさん
あのボーリングの投げ方ってそこまで力任せかなあ…
とりあえず僕が赤緑嫌いなのはガチ
>ツンさん
ミラーエンティティもワンチャンありですね。
一応マナを立てておけば流弾には強くなるww
>亡骸さん
最強のフェアリーについては後日の記事をどうぞ
>ろせさん
フェアリーはもともと青緑が元祖ですよw
時のらせん期は《神秘の蛇》と《スクリブのスプライト》を入れた青緑クロックパーミでした
>スライ信者さん
何のことでしょうか?
>そらみんさん
土日両方行くのがむりっぽかった(+月曜日仕事休むのも無理だった)ので金沢いけませんでしたー。変わりに草津いってきました。
>Tyaruさん
正義は青絡みですよねー。青白黒という色合いはもはや真理といっても良い。
>レシュラックさん、zeroさん
リンクありがとうございます! こんな記事でも参考になれば幸いです。