このゲームには、必勝法がある!
2010年6月24日 TCG全般 コメント (18)シャッフル云々の話を見ていてふと。
もしマジックで本気でイカサマ合戦をしたらどうなるんだろうとふと思いました。
なので、今回の日記は仮想でイカサマ合戦を書いてみようと思います
あ、オカルト方向での考察はりゅーさんやddsさんが行なってるからそちらに任せますw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とある日本選手権予選の1シーン。
配役はライアーゲームから。
ナオ(緑単オーバーラン)vsフクナガ(青白TO)
ナオ「(今のところ盤面は私の方が有利。このままクリーチャーを展開すれば勝てる。でも万が一相手に《審判の日》持っていたら…)」
フクナガ「うーん、これはさすがに僕の負けかなー。」
ナオ「えっ?」
フクナガ「だってほら、手札に土地しかないんだもん」
そう言って、手札を見せるフクナガ、そこには3枚の《平地》しか見えない。
思わず笑みが零れるナオ。
ナオ「あ、じゃあ、この勝負私の勝ちですね。クリーチャーを全展開して、ターンエンドです。」
フクナガ「あ、じゃあ、こっちのターン。《審判の日》プレイ。」
ナオ「え?」
フクナガ「ごめんねナオちゃん。さっき《平地》の後ろに《審判の日》が重なってて見えなかったみたーい。本当は手札は3枚じゃなくて4枚ありましたー!」
ナオ「そ、そんなひどい! 私のこと騙したんですか!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ナオ「えーん、アキヤマさーん」
アキヤマ「どうした、また騙されたのか?」
ナオ「はい、これで一敗しちゃいました。権利獲得するには、残り全勝縛りなんて…無理ですよ…」
アキヤマ「心配するな。このゲームには必勝法がある。」
ナオ「必勝法!?」
アキヤマ「次の俺の試合を見ておくといい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アキヤマ(徴兵バント) vsヨコヤ(変身)
ヨコヤの先手からスタート。
ヨコヤの初手は、《カルニの庭》《森》《森》《島》《探検》《変身》《呪文貫き》キープ
ナオ「(す、凄い…初期手札だけで3ターンキルが出来る聴牌ハンド…)」
ヨコヤ「(ククク、当然ですよ。 この日のためにアキヤマのシャッフルの癖を徹底的に調べ上げ、アキヤマが最もよく行う、ヒンズーシャッフル5回、リフルシャッフル5回のパターンに合わせて逆算し、聴牌ハンドになるようあらかじめ積み込んでおいたのですから…)」
ナオ「 対するアキヤマさんの手札は…」
《森》《森》《森》《森》《霧深い雨林》《セジーリのステップ》《セジーリのステップ》
ナオ「(うわぁ、全部土地…。セジーリも手札に来てるし、これはマリガンしないと…」
ヨコヤ「(それもまた計算済みですよ、アキヤマ君。先ほど、あなたのデッキの中の土地カード7枚に、小さくツメで傷をつけておきました。これにより、カット時に傷を付けた土地7枚をトップに持ってくることで、必ずあなたの初期手札は土地だけになる! さあ、早くマリガンなさい。もっとも、6枚引き直してもまた土地しかありませんけどね!)」
アキヤマ「キープだ」
ヨコヤ&ナオ「えっ!?」
アキヤマ「どうしたヨコヤ。俺はキープを宣言した。お前が先手だ、早く始めろよ。」
ヨコヤ「(キープだと…? 気でも狂ったか、アキヤマ。 まあいい、 奴の手札は全て土地、対するこちらは3キルハンド、勝負はいただきだ!)」
ヨコヤ「《カルニの庭》を置いてターンエンドします」
アキヤマ「こちらのターン、ドロー。森セットから《貴族の教主》をプレイしてエンド」
ヨコヤ「(…運良く教主をトップデッキしたか、まあいい、こちらの有利には変わりない。)」
ヨコヤ「こちらのターン、《探険》をプレイし、ドロー…っ!?」
カードを引くヨコヤの手が一瞬止まる。その手には《引き裂かれし永劫、エムラクール》が。
ヨコヤ「(よりによってこいつを引くとは…。だが、まあいい。まだエムラクールはデッキの中に一枚入っている。次のターンで変身を決めて終わりだ。」
ヨコヤ「島をセットして、ターンエンドです」
アキヤマ「俺のターン、ドロー。 《水蓮のコブラ》プレイ。」
ヨコヤ「!?」
ナオ「アキヤマさん、凄い…2回連続トップデッキ!?」
アキヤマ「《島》を置いてターンエンドだ。」
ヨコヤ「運のいい奴め、だが、このターンでお前の命運も終わりだ! アンタップ、アンタップ、アップキープ、ドロー……!?!?!?」
思わずヨコヤの手が止まる、その手には、2枚目となる《引き裂かれし永劫
、エムラクール》が。
これでは、《変身》をキャストしても空振りしてしまう。
ヨコヤ「ま、まさか、こんなことが…」
アキヤマ「くっくっくっく…」
アキヤマ「どうしたヨコヤ? 顔色が悪いぞ、2枚目のエムラクールでも引いたか?」
ヨコヤ「あ、アキヤマ、まさか貴様、何か細工を…!?」
アキヤマ「さあ、《変身》を打つのか?」
ヨコヤ「ぐっ…ターンエンドだ。 だが、貴様も手札は全て土地、そうすぐには動けまい。その内にナチュラルディスカードで…エムラクールを捨てて…!」
アキヤマ「ああ、そうそう、次の俺のドローだが。」
ライブラリトップをめくるアキヤマ。そこには《失われたアラーラの君主》が。
アキヤマ「3キルだ。」
ヨコヤ「そ、そんな…バカな…!?」
ナオ「3連続…トップデッキ……。 アキヤマさん、すごーい! 物凄い運が良いですね! まさかあのハンドから3キルだなんて。」
アキヤマ「いや、偶然なんかじゃない。これは必然だ。」
ヨコヤ「どういうことだ、アキヤマ!」
アキヤマ「俺は、お前がコソコソ俺のデッキに細工していたのは知っていた。だから、敢えて最初の手札は全て土地になることを計算した上で、3キルカードを積み込んだんだ」
ヨコヤ「な、何だと!?」
アキヤマ「お前は見事に俺の思惑通りに、傷を付けた7枚のカードをトップに置いてくれた。その下に凶悪なカード達が待ち構えているとも知らずにな。ありがとうヨコヤ。お前のくれた土地のおかげで、事故の心配無く展開することができたよ。」
ヨコヤ「ぐ…」
アキヤマ「詰めが甘かったなぁ。トップの7枚を操作したくらいでいい気になっていたのがお前の敗因だ。俺を事故らせたいなら、デッキの上半分を全て土地にするくらいのことはするんだったな。」
ヨコヤ「だ、だが待て! では、ハンドに来た2枚のエムラクールはどう説明するんだ!」
アキヤマ「あぁ、もちろん、あれも俺がやった」
ヨコヤ「馬鹿な、不可能だ! 自分のデッキならいざ知らず、始めて触る相手のデッキで、特定のカードを積み込むなど!」
アキヤマ「それが、出来るんだよ。お前の使っているデッキならばな」
ヨコヤ「何だと!?」
ナオ「どういう事ですか?」
アキヤマ「例えば、このカードを見てみろ」
そう言って、ヨコヤのライブラリから裏向きのまま一枚のカードを引き、伏せたまま二人に見せる。
ナオ「何って…普通のカードですよね。スリーブに入った。」
アキヤマ「もう少しよく見て、こうすると…どうだ?」
アキヤマがカードの向きを変えると、スリーブに光が反射し、よく見ると表面にうっすらと微細な傷が見てとれる。」
ナオ「これは…?」
アキヤマ「これは、カードをタップやアンタップした時に、埃や塵との摩擦で出来る傷だ。つまり、このカードは、頻繁にタップとアンタップがされているということになる。そんなカードは…」
カードを表向きにするアキヤマ。そのカードは《森》だった
アキヤマ「土地カード、とう訳だ。一方で、このカードを見てくれ。」
アキヤマがもう一枚カードを取り出す。
ナオ「…今度は、ほとんど傷はありませんね」
アキヤマ「そう。このカードは、全くタップという行為を行わない。つまり」
アキヤマがカードを表にすると、そこには《精神を刻む者、ジェイス》が見えた。
アキヤマ「ソーサリーやプレインズウォーカー等のスペルということになる。」
アキヤマ「そして、これだ」
アキヤマが《引き裂かれし永劫、エムラクール》裏返す。
ナオ「あ、なんでしょう、これ。 傷が無いわけじゃないけど、かといってあまり多くも付いていない…なんだか中途半端な傷つき具合ですね」
ヨコヤ「そういうことか…!」
アキヤマ「気が付いたか? そう、変身というデッキは、非常に特殊な構成で、クリーチャーカードが僅か2枚程度しか入っていない。 更に、そのクリーチャーカードは、数回殴れば勝負が付くようなクリーチャーだ。つまり、非常に独特な傷の付き方をするため、スリーブの裏面からでも判別するのは容易だ。あとは、お前の手札に来るようにちょっとシャッフルの時にいじってやればいいだけのことさ。」
ナオ「すごい、アキヤマさん、そんなことまで…」
アキヤマ「ああ、それとな、ヨコヤ。今の一戦で、お前のデッキの全ての土地カードのマーキングが完了した。2戦目をやるのは自由だが、シャッフルを行う際に常に最後に俺がカットをする以上、デッキ内の全ての土地をライブラリの下半分に送る。もう、お前には一切土地はやらないが、それでも続けるか?」
ヨコヤ「う」
ヨコヤ「うあああああああああ!」
ナオ「アキヤマさんの…勝ちだ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…と、こんな感じになるんでしょうかw
書いてて思ったけど、ほとんど哲也の世界だな、これw
他にも思いついたトンデイカサマは
・脅威的な記憶能力で、どれだけシャッフルしてもデッキ内のカードの配列を完全に記憶する
・見えないくらいの速度で毎ターントリプルドロー&2枚戻して、ナチュラルブレスト
・wotc社のコンピュータをハッキングし、オラクルを意のままに書き換える(いきなり《灰色熊》が5/5飛行、先制攻撃、絆魂になったりw)
とかでした。意外にそんなやつらが戦ったら楽しいかもしれませんね。
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一応最後に。
今回の記事はあくまでイカサマをネタにした架空の物語です。
実際の場ではイカサマや、それに準ずる行為、疑われるような行為は止めましょう。
もしマジックで本気でイカサマ合戦をしたらどうなるんだろうとふと思いました。
なので、今回の日記は仮想でイカサマ合戦を書いてみようと思います
あ、オカルト方向での考察はりゅーさんやddsさんが行なってるからそちらに任せますw
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とある日本選手権予選の1シーン。
配役はライアーゲームから。
ナオ(緑単オーバーラン)vsフクナガ(青白TO)
ナオ「(今のところ盤面は私の方が有利。このままクリーチャーを展開すれば勝てる。でも万が一相手に《審判の日》持っていたら…)」
フクナガ「うーん、これはさすがに僕の負けかなー。」
ナオ「えっ?」
フクナガ「だってほら、手札に土地しかないんだもん」
そう言って、手札を見せるフクナガ、そこには3枚の《平地》しか見えない。
思わず笑みが零れるナオ。
ナオ「あ、じゃあ、この勝負私の勝ちですね。クリーチャーを全展開して、ターンエンドです。」
フクナガ「あ、じゃあ、こっちのターン。《審判の日》プレイ。」
ナオ「え?」
フクナガ「ごめんねナオちゃん。さっき《平地》の後ろに《審判の日》が重なってて見えなかったみたーい。本当は手札は3枚じゃなくて4枚ありましたー!」
ナオ「そ、そんなひどい! 私のこと騙したんですか!?」
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ナオ「えーん、アキヤマさーん」
アキヤマ「どうした、また騙されたのか?」
ナオ「はい、これで一敗しちゃいました。権利獲得するには、残り全勝縛りなんて…無理ですよ…」
アキヤマ「心配するな。このゲームには必勝法がある。」
ナオ「必勝法!?」
アキヤマ「次の俺の試合を見ておくといい」
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アキヤマ(徴兵バント) vsヨコヤ(変身)
ヨコヤの先手からスタート。
ヨコヤの初手は、《カルニの庭》《森》《森》《島》《探検》《変身》《呪文貫き》キープ
ナオ「(す、凄い…初期手札だけで3ターンキルが出来る聴牌ハンド…)」
ヨコヤ「(ククク、当然ですよ。 この日のためにアキヤマのシャッフルの癖を徹底的に調べ上げ、アキヤマが最もよく行う、ヒンズーシャッフル5回、リフルシャッフル5回のパターンに合わせて逆算し、聴牌ハンドになるようあらかじめ積み込んでおいたのですから…)」
ナオ「 対するアキヤマさんの手札は…」
《森》《森》《森》《森》《霧深い雨林》《セジーリのステップ》《セジーリのステップ》
ナオ「(うわぁ、全部土地…。セジーリも手札に来てるし、これはマリガンしないと…」
ヨコヤ「(それもまた計算済みですよ、アキヤマ君。先ほど、あなたのデッキの中の土地カード7枚に、小さくツメで傷をつけておきました。これにより、カット時に傷を付けた土地7枚をトップに持ってくることで、必ずあなたの初期手札は土地だけになる! さあ、早くマリガンなさい。もっとも、6枚引き直してもまた土地しかありませんけどね!)」
アキヤマ「キープだ」
ヨコヤ&ナオ「えっ!?」
アキヤマ「どうしたヨコヤ。俺はキープを宣言した。お前が先手だ、早く始めろよ。」
ヨコヤ「(キープだと…? 気でも狂ったか、アキヤマ。 まあいい、 奴の手札は全て土地、対するこちらは3キルハンド、勝負はいただきだ!)」
ヨコヤ「《カルニの庭》を置いてターンエンドします」
アキヤマ「こちらのターン、ドロー。森セットから《貴族の教主》をプレイしてエンド」
ヨコヤ「(…運良く教主をトップデッキしたか、まあいい、こちらの有利には変わりない。)」
ヨコヤ「こちらのターン、《探険》をプレイし、ドロー…っ!?」
カードを引くヨコヤの手が一瞬止まる。その手には《引き裂かれし永劫、エムラクール》が。
ヨコヤ「(よりによってこいつを引くとは…。だが、まあいい。まだエムラクールはデッキの中に一枚入っている。次のターンで変身を決めて終わりだ。」
ヨコヤ「島をセットして、ターンエンドです」
アキヤマ「俺のターン、ドロー。 《水蓮のコブラ》プレイ。」
ヨコヤ「!?」
ナオ「アキヤマさん、凄い…2回連続トップデッキ!?」
アキヤマ「《島》を置いてターンエンドだ。」
ヨコヤ「運のいい奴め、だが、このターンでお前の命運も終わりだ! アンタップ、アンタップ、アップキープ、ドロー……!?!?!?」
思わずヨコヤの手が止まる、その手には、2枚目となる《引き裂かれし永劫
、エムラクール》が。
これでは、《変身》をキャストしても空振りしてしまう。
ヨコヤ「ま、まさか、こんなことが…」
アキヤマ「くっくっくっく…」
アキヤマ「どうしたヨコヤ? 顔色が悪いぞ、2枚目のエムラクールでも引いたか?」
ヨコヤ「あ、アキヤマ、まさか貴様、何か細工を…!?」
アキヤマ「さあ、《変身》を打つのか?」
ヨコヤ「ぐっ…ターンエンドだ。 だが、貴様も手札は全て土地、そうすぐには動けまい。その内にナチュラルディスカードで…エムラクールを捨てて…!」
アキヤマ「ああ、そうそう、次の俺のドローだが。」
ライブラリトップをめくるアキヤマ。そこには《失われたアラーラの君主》が。
アキヤマ「3キルだ。」
ヨコヤ「そ、そんな…バカな…!?」
ナオ「3連続…トップデッキ……。 アキヤマさん、すごーい! 物凄い運が良いですね! まさかあのハンドから3キルだなんて。」
アキヤマ「いや、偶然なんかじゃない。これは必然だ。」
ヨコヤ「どういうことだ、アキヤマ!」
アキヤマ「俺は、お前がコソコソ俺のデッキに細工していたのは知っていた。だから、敢えて最初の手札は全て土地になることを計算した上で、3キルカードを積み込んだんだ」
ヨコヤ「な、何だと!?」
アキヤマ「お前は見事に俺の思惑通りに、傷を付けた7枚のカードをトップに置いてくれた。その下に凶悪なカード達が待ち構えているとも知らずにな。ありがとうヨコヤ。お前のくれた土地のおかげで、事故の心配無く展開することができたよ。」
ヨコヤ「ぐ…」
アキヤマ「詰めが甘かったなぁ。トップの7枚を操作したくらいでいい気になっていたのがお前の敗因だ。俺を事故らせたいなら、デッキの上半分を全て土地にするくらいのことはするんだったな。」
ヨコヤ「だ、だが待て! では、ハンドに来た2枚のエムラクールはどう説明するんだ!」
アキヤマ「あぁ、もちろん、あれも俺がやった」
ヨコヤ「馬鹿な、不可能だ! 自分のデッキならいざ知らず、始めて触る相手のデッキで、特定のカードを積み込むなど!」
アキヤマ「それが、出来るんだよ。お前の使っているデッキならばな」
ヨコヤ「何だと!?」
ナオ「どういう事ですか?」
アキヤマ「例えば、このカードを見てみろ」
そう言って、ヨコヤのライブラリから裏向きのまま一枚のカードを引き、伏せたまま二人に見せる。
ナオ「何って…普通のカードですよね。スリーブに入った。」
アキヤマ「もう少しよく見て、こうすると…どうだ?」
アキヤマがカードの向きを変えると、スリーブに光が反射し、よく見ると表面にうっすらと微細な傷が見てとれる。」
ナオ「これは…?」
アキヤマ「これは、カードをタップやアンタップした時に、埃や塵との摩擦で出来る傷だ。つまり、このカードは、頻繁にタップとアンタップがされているということになる。そんなカードは…」
カードを表向きにするアキヤマ。そのカードは《森》だった
アキヤマ「土地カード、とう訳だ。一方で、このカードを見てくれ。」
アキヤマがもう一枚カードを取り出す。
ナオ「…今度は、ほとんど傷はありませんね」
アキヤマ「そう。このカードは、全くタップという行為を行わない。つまり」
アキヤマがカードを表にすると、そこには《精神を刻む者、ジェイス》が見えた。
アキヤマ「ソーサリーやプレインズウォーカー等のスペルということになる。」
アキヤマ「そして、これだ」
アキヤマが《引き裂かれし永劫、エムラクール》裏返す。
ナオ「あ、なんでしょう、これ。 傷が無いわけじゃないけど、かといってあまり多くも付いていない…なんだか中途半端な傷つき具合ですね」
ヨコヤ「そういうことか…!」
アキヤマ「気が付いたか? そう、変身というデッキは、非常に特殊な構成で、クリーチャーカードが僅か2枚程度しか入っていない。 更に、そのクリーチャーカードは、数回殴れば勝負が付くようなクリーチャーだ。つまり、非常に独特な傷の付き方をするため、スリーブの裏面からでも判別するのは容易だ。あとは、お前の手札に来るようにちょっとシャッフルの時にいじってやればいいだけのことさ。」
ナオ「すごい、アキヤマさん、そんなことまで…」
アキヤマ「ああ、それとな、ヨコヤ。今の一戦で、お前のデッキの全ての土地カードのマーキングが完了した。2戦目をやるのは自由だが、シャッフルを行う際に常に最後に俺がカットをする以上、デッキ内の全ての土地をライブラリの下半分に送る。もう、お前には一切土地はやらないが、それでも続けるか?」
ヨコヤ「う」
ヨコヤ「うあああああああああ!」
ナオ「アキヤマさんの…勝ちだ…」
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…と、こんな感じになるんでしょうかw
書いてて思ったけど、ほとんど哲也の世界だな、これw
他にも思いついたトンデイカサマは
・脅威的な記憶能力で、どれだけシャッフルしてもデッキ内のカードの配列を完全に記憶する
・見えないくらいの速度で毎ターントリプルドロー&2枚戻して、ナチュラルブレスト
・wotc社のコンピュータをハッキングし、オラクルを意のままに書き換える(いきなり《灰色熊》が5/5飛行、先制攻撃、絆魂になったりw)
とかでした。意外にそんなやつらが戦ったら楽しいかもしれませんね。
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一応最後に。
今回の記事はあくまでイカサマをネタにした架空の物語です。
実際の場ではイカサマや、それに準ずる行為、疑われるような行為は止めましょう。
コメント
天才過ぎるwwっww
一方で後手側は袖の中に《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》が。
「えーっと、これでこっちの残りライフが8になって…」とかやってる間に手札と入れ替えるという…
この動作…スタープラチナレベル!
イカサマプレイヤーたちの熱いカードバトル漫画でもできそうですよねww
元ボクサーですげぇ動体視力とかあったらカード配列見て記憶とかできるかもね。
もしくはヒロポンでも打てばいいかの?w
それかシャッフルを一回するごとに起こる衝撃波で先に吹っ飛んだほうが負けとか。
イカサマが時代遅れだと言われる時代がくるかも…しれない。
読んでる(見てる)分には普通の対戦より面白かったりしてしまう
「オレのは『技術(ワザ)』だ」とかいいそう
で一瞬ピンチになったように見せかけておいてそれもまた手の内であったという展開ですね
カードの傷で土地かどうか判別するのはイカサマともとれますし、観察力が鋭いともとれますね。
(略)
「ライフカウンターも確かに4回殴られているッ…バカなッ」
「人間の嗅覚じゃ無理だろ!」
と突っ込んだのを思い出しました。
ギャラリーにスクラムを組まれて阻止される。
ライアーゲームに例えて分かり安すぎて吹きましたwwww
アキヤマvsヨコヤのコブラ出したターン。
>アキヤマ「《島》を置いてターンエンドだ。」
↑・・・・島ハンドになくないですか?