ROE環境私見 と ROEドラフト考察
2010年4月27日 TCG全般 コメント (10)エルドラージ覚醒が発売されて少し経ちますが、
何やら世間では「サルカンつえええー!?」というのが専らの評判ですね
…まあ、僕もプレリで引いて実際に使ってみたのですが
毎ターンドラゴン製造器+最後にドローで十分強いですね。
特にジャンドというデッキと噛み合っているのが最悪で
・5/5飛行というサイズはジャンド同型において鍵となる
・《若き群れのドラゴン》からの即死級の動きがありえる
・最悪ドローでも動きとしては十分
という感じで、カードパワーは十分すぎる程にありますね。
問題はスロットで
5マナ域に《瀝青破》《包囲攻撃の司令官》
6マナ域に《若き群れのドラゴン》
と既に優秀カードで埋まり気味なので、どうスロットを取るかが今後の課題でしょうか。
---------------------------
あと、先日の日記で紹介した《訓練場》デッキですが、
知り合いのデッキと試しにスパーしてみた所
(’皿’)「《カルニの宝石》セット! お前の命はあと少しだ!」
(ー_-)「《静寂の守り手、リンヴァーラ》プレイ」
(’皿’;)「何・・・・・だと・・・・!?」
まさかの《静寂の守り手、リンヴァーラ》1枚で投了w
《苦悩火》型なら除去ってワンチャンあったんですが、
《ウラモグの種父》型だったのでそれも敵わず…ちくなん!
その後も何度かスパーしてみるも、
最速3T目リンヴァーラで投了するクソゲーになったので早々に他のデッキを回してましたw
---------------------------
まあジャンドとかいう野蛮なデッキや電波な訓練場デッキは割とどうでもいいのですが
今回のお題は、エルドラージ覚醒のドラフトについて。
何となく今回の環境は「低速環境でエルドラージを先出しぶっぱした方の勝ち」
な環境かと思っていたんですが、蓋を開けてみると全くそうではない。
むしろ重要なのはデッキのアーキタイプを明確にしてドラフトをすること。
漫然と「何となく除去を取って、何となくクリーチャーを取って、エルドラージを1~2体」
というデッキだとまるで勝てないですね。
で、ドラフトのアーキタイプがいくつかあると思うのですが、今回はそれについての考察。
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とりあえずデッキタイプの筆頭としてあげられるのは
「青白レベルアッパー」「緑+赤or黒エルドラージビッグマナ」の二種類。
----------------
【青白レベルアッパー】
組み上げる事が出来れば間違いなく最強のアーキタイプ。
各種レベルアップ生物で相手を速やかに殴りきる、ある意味分かりやすいデッキです。
キーカード:《敬慕される教師》と《勇者のドレイク》、《英雄の時》
基本的に殴る奴らが回避能力持ちなので、相当早い段階で相手を殴り殺す事ができます。
ただし、かなり人気が高く、必要なパーツも競争率が高いので
このアーキタイプが出来たらラッキー、というくらいの気持ちの方が良いでしょう。
【緑+赤or黒エルドラージビッグマナ】
キーカード:《草茂る胸壁》《巣の侵略者》《コジレックの捕食者》《ウラモグの破壊者》
緑のマナブーストからエルドラージ系のデカブツ(主に《ウラモグの破壊者》)をブッパするデッキ。
全体的なカードパワーが高く、かつエルドラージを出す快感も味わえる。
除去と落とし子トークン生成のために赤か黒をタッチするのが一般的。
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で、この環境の面白い所は、上の二つ以外にも多種多様なアーキタイプが存在すること。
【青赤窯の悪鬼ビートダウン】
キーカード:《窯の悪鬼》と《ひずみの一撃》。
《窯の悪鬼》は通常は点数の低いカードではあるものの、
専用にデッキを組めば非常に強い。特に《ひずみの一撃》との相性は特筆モノで
除去られさえしなければかなり早い段階で10点をたたき込める。
赤の火力と青のカウンターや飛行クリーチャーで後押しして勝利! というデッキ。
【オーラのナーリッドビートダウン】
キーカード:《オーラのナーリッド》+各種オーラ
《オーラのナーリッド》はこの環境において非常に相性の良いカードが多く、優秀。
各種オーラ(特に《蛇の陰影》)が付けばそれだけでゲームに勝てるし、
各種装備品(特に《オーガの裂断剣》)とも抜群に相性が良い。
序盤の防御を壁や蜘蛛に頼っているデッキが多いため、
ほぼコイツはブロックされないと言っても過言ではない。
【ゴブリンビートダウン】
キーカード:《ゴブリンのトンネル掘り》
一見、カスカードかと思われた《ゴブリンのトンネル掘り》ですが、
《戦装飾のシャーマン》をはじめ、《窯の悪鬼》や《ヴァラクートの火猪》など
動きが噛み合えば「2点って言ってたのに、僕を騙したね!」となり、
アンブロッカブルで4点くらい削っていきます。
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【壁バーン】
で、この前のドラフトでもの凄くハマって強かったのがこのアーキタイプ。
キーカードはとにかく《孔の歩哨》w
戦略はある意味簡単で、ひたすら《孔の歩哨》と防衛持ちクリーチャーを集めるだけ。
wとか書いてるけど、コイツ本当に専用デッキだと強いです。
とりあえず、前のドラフトの成功(?)ピック例をぺたり
デッキの中の12枚が防衛持ちという恐ろしいデッキ。
1-2《草踊る胸壁》
1-3《草踊る胸壁》
1-4《孔の歩哨》
から一直線に壁ピックを開始し
2-1《炎の斬りつけ》と《草踊る胸壁》で《草踊る胸壁》を選択するキレピック。
その甲斐もあり、がっちりと地上を守りながら「エンドに本体に4点」とか
かなり狂った感じに強くて、そのドラフトは余裕の3-0できましたw
運良くアンコの《戦争売りの戦車》とレアの《怒りの雨雲》も取れたので、
突如として7/5フライングで相手を撲殺した事もありました。
このデッキの肝は、とにかく必要パーツが見向きもされないゴミであること。
一番のデッキの核である《孔の歩哨》は普通ならばデッキにそう入らないですし
《補強された城壁》《戦闘塁壁》《オーガの歩哨》なんかも、
下手すりゃ14手目に流れてきてもおかしくないカードです。
今回は赤緑で組みましたが、多分赤白で組んだ方が良いですね。
《草茂る胸壁》は普通に点数が高くてカットされる可能性が高いですが
白は《断固たる盾持ち》はもの凄く安いですし
《護衛の任務》や《強打》といった、防衛と相性の良いカードも多い、
その上アンコで《前兆の壁》や《魂縛りの守護者》といった優良な壁もワンチャン狙えます。
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という訳で、思ったよりもヴァリエーションに富んでいて楽しいROEドラフト。
「他にもこんなアーキタイプがあるぜー!」というのがあれば是非教えてください。
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カードに実際触って回してみて一番評価が変わったのは《戦いへの欲望》
よくあるゴミエンチャントかと思いきや、実は3キルもありえる神カードでした。
相手が《胞子頭の蜘蛛》や《ハリマーの波見張り》なんかを出してドヤ顔してたら
これをぺたりと貼り付けてやりましょう。
3点クロック+相手のブロッカー排除という、非常に素晴らしい動きをしてくれます。
環境的に、タフネスがやたら大きいクリーチャーが多いので、強い。
特に前述の壁デッキと非常に相性が良いです。
まだまだ研究しがいがありそうなこの環境。もう暫く研究して楽しめそうです。
何やら世間では「サルカンつえええー!?」というのが専らの評判ですね
…まあ、僕もプレリで引いて実際に使ってみたのですが
毎ターンドラゴン製造器+最後にドローで十分強いですね。
特にジャンドというデッキと噛み合っているのが最悪で
・5/5飛行というサイズはジャンド同型において鍵となる
・《若き群れのドラゴン》からの即死級の動きがありえる
・最悪ドローでも動きとしては十分
という感じで、カードパワーは十分すぎる程にありますね。
問題はスロットで
5マナ域に《瀝青破》《包囲攻撃の司令官》
6マナ域に《若き群れのドラゴン》
と既に優秀カードで埋まり気味なので、どうスロットを取るかが今後の課題でしょうか。
---------------------------
あと、先日の日記で紹介した《訓練場》デッキですが、
知り合いのデッキと試しにスパーしてみた所
(’皿’)「《カルニの宝石》セット! お前の命はあと少しだ!」
(ー_-)「《静寂の守り手、リンヴァーラ》プレイ」
(’皿’;)「何・・・・・だと・・・・!?」
まさかの《静寂の守り手、リンヴァーラ》1枚で投了w
《苦悩火》型なら除去ってワンチャンあったんですが、
《ウラモグの種父》型だったのでそれも敵わず…ちくなん!
その後も何度かスパーしてみるも、
最速3T目リンヴァーラで投了するクソゲーになったので早々に他のデッキを回してましたw
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まあジャンドとかいう野蛮なデッキや電波な訓練場デッキは割とどうでもいいのですが
今回のお題は、エルドラージ覚醒のドラフトについて。
何となく今回の環境は「低速環境でエルドラージを先出しぶっぱした方の勝ち」
な環境かと思っていたんですが、蓋を開けてみると全くそうではない。
むしろ重要なのはデッキのアーキタイプを明確にしてドラフトをすること。
漫然と「何となく除去を取って、何となくクリーチャーを取って、エルドラージを1~2体」
というデッキだとまるで勝てないですね。
で、ドラフトのアーキタイプがいくつかあると思うのですが、今回はそれについての考察。
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とりあえずデッキタイプの筆頭としてあげられるのは
「青白レベルアッパー」「緑+赤or黒エルドラージビッグマナ」の二種類。
----------------
【青白レベルアッパー】
組み上げる事が出来れば間違いなく最強のアーキタイプ。
各種レベルアップ生物で相手を速やかに殴りきる、ある意味分かりやすいデッキです。
キーカード:《敬慕される教師》と《勇者のドレイク》、《英雄の時》
基本的に殴る奴らが回避能力持ちなので、相当早い段階で相手を殴り殺す事ができます。
ただし、かなり人気が高く、必要なパーツも競争率が高いので
このアーキタイプが出来たらラッキー、というくらいの気持ちの方が良いでしょう。
【緑+赤or黒エルドラージビッグマナ】
キーカード:《草茂る胸壁》《巣の侵略者》《コジレックの捕食者》《ウラモグの破壊者》
緑のマナブーストからエルドラージ系のデカブツ(主に《ウラモグの破壊者》)をブッパするデッキ。
全体的なカードパワーが高く、かつエルドラージを出す快感も味わえる。
除去と落とし子トークン生成のために赤か黒をタッチするのが一般的。
-------------------
で、この環境の面白い所は、上の二つ以外にも多種多様なアーキタイプが存在すること。
【青赤窯の悪鬼ビートダウン】
キーカード:《窯の悪鬼》と《ひずみの一撃》。
《窯の悪鬼》は通常は点数の低いカードではあるものの、
専用にデッキを組めば非常に強い。特に《ひずみの一撃》との相性は特筆モノで
除去られさえしなければかなり早い段階で10点をたたき込める。
赤の火力と青のカウンターや飛行クリーチャーで後押しして勝利! というデッキ。
【オーラのナーリッドビートダウン】
キーカード:《オーラのナーリッド》+各種オーラ
《オーラのナーリッド》はこの環境において非常に相性の良いカードが多く、優秀。
各種オーラ(特に《蛇の陰影》)が付けばそれだけでゲームに勝てるし、
各種装備品(特に《オーガの裂断剣》)とも抜群に相性が良い。
序盤の防御を壁や蜘蛛に頼っているデッキが多いため、
ほぼコイツはブロックされないと言っても過言ではない。
【ゴブリンビートダウン】
キーカード:《ゴブリンのトンネル掘り》
一見、カスカードかと思われた《ゴブリンのトンネル掘り》ですが、
《戦装飾のシャーマン》をはじめ、《窯の悪鬼》や《ヴァラクートの火猪》など
動きが噛み合えば「2点って言ってたのに、僕を騙したね!」となり、
アンブロッカブルで4点くらい削っていきます。
------------------------------------------
【壁バーン】
で、この前のドラフトでもの凄くハマって強かったのがこのアーキタイプ。
キーカードはとにかく《孔の歩哨》w
戦略はある意味簡単で、ひたすら《孔の歩哨》と防衛持ちクリーチャーを集めるだけ。
wとか書いてるけど、コイツ本当に専用デッキだと強いです。
とりあえず、前のドラフトの成功(?)ピック例をぺたり
《草茂る胸壁》×3
《オーガの歩哨》×2
《戦闘塁壁》×2
《補強された城壁》×2
《孔の歩哨》×3
《怒り狂う雨雲》
《ヴァラクートの火猪》
《征服するマンティコア》
《ウラモグの破壊者》×2
《コジレックの職工》
《よろめきショック》
《戦争売りの戦車》
《戦いへの欲望》
《二股の稲妻》
《山》×10
《森》×8
デッキの中の12枚が防衛持ちという恐ろしいデッキ。
1-2《草踊る胸壁》
1-3《草踊る胸壁》
1-4《孔の歩哨》
から一直線に壁ピックを開始し
2-1《炎の斬りつけ》と《草踊る胸壁》で《草踊る胸壁》を選択するキレピック。
その甲斐もあり、がっちりと地上を守りながら「エンドに本体に4点」とか
かなり狂った感じに強くて、そのドラフトは余裕の3-0できましたw
運良くアンコの《戦争売りの戦車》とレアの《怒りの雨雲》も取れたので、
突如として7/5フライングで相手を撲殺した事もありました。
このデッキの肝は、とにかく必要パーツが見向きもされないゴミであること。
一番のデッキの核である《孔の歩哨》は普通ならばデッキにそう入らないですし
《補強された城壁》《戦闘塁壁》《オーガの歩哨》なんかも、
下手すりゃ14手目に流れてきてもおかしくないカードです。
今回は赤緑で組みましたが、多分赤白で組んだ方が良いですね。
《草茂る胸壁》は普通に点数が高くてカットされる可能性が高いですが
白は《断固たる盾持ち》はもの凄く安いですし
《護衛の任務》や《強打》といった、防衛と相性の良いカードも多い、
その上アンコで《前兆の壁》や《魂縛りの守護者》といった優良な壁もワンチャン狙えます。
-----------------------------------
という訳で、思ったよりもヴァリエーションに富んでいて楽しいROEドラフト。
「他にもこんなアーキタイプがあるぜー!」というのがあれば是非教えてください。
-------------------
カードに実際触って回してみて一番評価が変わったのは《戦いへの欲望》
よくあるゴミエンチャントかと思いきや、実は3キルもありえる神カードでした。
相手が《胞子頭の蜘蛛》や《ハリマーの波見張り》なんかを出してドヤ顔してたら
これをぺたりと貼り付けてやりましょう。
3点クロック+相手のブロッカー排除という、非常に素晴らしい動きをしてくれます。
環境的に、タフネスがやたら大きいクリーチャーが多いので、強い。
特に前述の壁デッキと非常に相性が良いです。
まだまだ研究しがいがありそうなこの環境。もう暫く研究して楽しめそうです。
コメント
ただ、何回かやりましたが、シェイドとトンネル掘りはアホ臭いですね。
ちなみにこの環境で強いと思ってるのはライフ回復です。
というデッキだとまるで勝てないですね。
「なんとなく除去をとって、なんとなく除去をとり続けて、エルドラージを1~2体」であら不思議、青白にも勝てるデッキになったよ
何となく弱いカードピックすると勝てないけどね。
自分が面白いと思ったROEドラフト環境のアーキタイプは、記憶の壁のために青をタッチした黒赤t青除去単とでも言うべきアーキタイプです
特に現実離れした回顧が強く、回顧でインスタントを2回再利用してから記憶の壁で回顧を戻し、またインスタント2発、という動きはかなりえげつないです
ドラフトでは自分は専ら青白ビートダウンとナーリッドビートですねぇ・・他のアーキタイプも
面白そうですね!試してみようと思います!
後、勝手ながらリンクさせていただきましたーよろしくお願いします
戦装飾のシャーマンは安い(?)割りには強いですねー。
シェイドとトンネル掘りは使った事ないですが、確かにハマったらやべえですねw
>JALさん
今回のリミテッドは楽しいけど、分からないですねー、何が強いのか…。
未だに感覚を掴み切れてません
>MOMAMOMAさん
黒赤テンポだとそれはアリですねー。
黒にも以外に飛行クリーチャー居るし、黒赤ならそのシナジー意識して良さそうですね。
>FAKEさん
《ゴブリンのトンネル掘り》は試してみましたが、
なかなか上手く使えませんでした…まだまだ修行が必要そうです
>ddsさん、エルドラージマスター梅澤さん
自分の場合プレイングがクズなので、何となくピックの何となくデッキでは勝てないのですw
なので、簡単に勝てるデッキを模索中ですw
>Riemannさん
《現実離れした回顧》と《記憶の壁》はなかなかシブいチョイスですね。
優秀なインスタントは赤や黒に多いので、それと組む形になるんでしょうか…。
難しそうですw
>standさん
コメントありがとうございますー。よろしくお願いします。
ナーリッドビートは、ナーリッドの点数を相当上げる必要ありますねー。
最近だとほぼ見かけなくなってしまいましたw