168th MtG Tournament in Tsu
統一王座予選に出場してきました。
スタンのスイス5回戦の予選の後、
上位8名によるブードラのシングルエリミ。
結果はスタンが3-0-2(2ID)で予選抜け。
ブードラが3-0しての優勝となり、
統一王座への挑戦権を獲得しました。
----------
スタンの使用デッキは
”グリクシスフェアリー 裏コード ザ・ビースト”
このデッキの製作工程は、前日のGameday@BMに遡ります。
---
-統一王座予選前日、BMにて
この日の僕は、元気にグリクシスフェアリーを手に参加していました。
yasu「最近グリクシスフェアリー増えてきたなぁ。abiさんも遊生さんも使ってたし」
abiさん「むしろ青黒フェアリーが居ないよね。今のメタだとちょっと」
yasu「皆グリクシスの魅力に魅入られて、良い事だ。」
abiさん「でも、そろそろ賞味期限切れだよね、グリクシスフェアリー。」
yasu「う゛」
--------------
そう、abiさんに指摘された事は、薄々僕も感づいて居た事でした。
そもそも、グリクシスフェアリーの最大の特徴である《炎渦竜巻》が強かったのは
メタの中心が白単ビート、親和エルフ、鹿入りトーストだった頃の話です。
今のメタはその時とは変わり、トースト、続唱ジャンド等が中心になってきました。
それらを相手にして、決してデッキ的に劣っている訳ではないのですが、
メタから取り残され、時代遅れ感が漂ってきたのは事実です。
-------------
しかし、そんな中、僕、abiさん、遊生さんで話あっている内に、
とある、一つの重要な事実に気がついたのでした・・・!
yasu「今回、東京で優勝した《荒廃稲妻》試してみたけど、確かにこれ強いね」
abiさん「そう思う。なんか《荒廃稲妻》ほぼ毎回サイドインしてるわ」
yasu「・・・あれ? ちょっとまて、冷静に考えてみるとさ今のメタって」
abiさん「うん、トースト相手には、《荒廃稲妻》と《呪詛術師》を入れるよね」
yasu「フェアリー同型の時も、その2枚は刺さるからもちろん入れる」
abiさん「続唱ジャンド相手にも、手札を攻めないといけないから入れるよね」
abiさん「っていうか、僕この前のFNG、4戦全部《荒廃稲妻》インしましたよw」
yasu「と、すると・・・」
yasu&abi「これって《荒廃稲妻》と《呪詛術師》メインで良いんじゃない!?」
そう言うと、隣で聞いていた遊生さんも「俺もそう思う」との言。
・・・この会話をヒントに、グリクシスフェアリーの新しい形が模索され初めました。
-----------------------------------
という訳で、前置きが長くなりましたが、デッキレシピはこちら。
yasu「仕方ない・・・このままじゃ勝てないな・・・
よしっ!試してみっか。守備を捨てたフェアリーの力、見せてもらうぜ!」
yasu「モード反転、裏コード、ザ・ビースト!」
・まず初めに《荒廃稲妻》および《呪詛術師》をメインに積む所から変身は開始された
・抜けるカードの筆頭として、《砕けた野望》は後手の時の弱さが異常であり、
今流行の続唱相手にもまるっきり弱すぎるので解除された
・《思考囲い》は1T目に撃てない上に、役割が《荒廃稲妻》と被っているので
AKKA氏および仙波氏の知恵を拝借し、《荒廃稲妻》にとってかわられた。
また、これにより、よりデッキ内の雰囲気がグリクシスに近づいたのも、
《荒廃稲妻》ならではの特徴と言えるだろう。
・この《火山の流弾》が飛び交うメタの中、
《誘惑蒔き》などという「フルタップして生きていれば・・・!」と
と、軟弱い後ろ向きな幻想を抱かせる生物は不要とされた。
また、同型から《ウーナの末裔》が消えてしまい、刺す相手が見あたらないため
軟弱すぎる生物として、サイドボードからも姿を消した。
・今回起用した《川の殺し屋、シグ》に感じては
《稲妻》4枚、《荒廃稲妻》4枚に始まり
《ヴェンディリオン3人衆》3枚、《霧縛りの徒党》4枚、
更に言えば《呪詛術師》なんかもある為、ダメージ源には困らず、
1/3というサイズは、フェアリー同型でも《苦花》トークンに一方的に殴れ、
かつ相手の《呪詛術師》を生かさず殺さず心地よくキャッチできるナイスサイズ。
《ジェイス・ベレレン》などという軟弱な男は解雇され、
よりグリクシス的な雰囲気を纏った《川の殺し屋、シグ》が採用された
・今回起用した《瀝青破》に感じては・・・。
・・・すまない、これについてはその場の思いつきの電波だと認めざるを得ない。
デッキを構築している中で、1~2枚ほど空きスロットがあった為
《苦悩火》
《時間のねじれ》
《グリクシスの魔除け》
等がその空いた隙間を埋めるカードとして考えられたのだが、
その当時の私は
「ああもうジャンド続唱の対策どうしよう。そもそも続唱がチートすぎるんだよ!」
と頭を悩ませており、そんな中でひらめいた結論が
「そうだ ぼくも 続唱を使えば良いんだ!」
という最高に頭の悪い結論だった。
ちなみに、私自身の為の名誉の為に、《瀝青破》採用の理由を補足しておくと
ちなみに、これが正しいかどうかの結論は未だに出ていない。
何故なら・・・今日一度も《瀝青破》を引かず撃たず試合終了したからな!
---------------
結果として、コントロール&同型をメタった形で、
《苦花》や《霧縛りの徒党》《謎めいた命令》といったフェアリーの軸は残しつつ
《稲妻》や《荒廃稲妻》等でアグレッシブにガンガン攻めていく形となりました。
サイドの《炎渦竜巻》は健在なので、親和エルフや白単とあたった時には
相変わらずの《炎渦竜巻》で《サンダー・ボルト》を使う事が出来ます。
---------------------
そんな感じで、試合開始。
予選ラウンドはスタン5回戦の8名抜け。
第1回戦 親和エルフ ×-○-○
ゲーム1:相手に先手を取られ、こちらがカウンターできない内に
《エルフの大ドルイド》が着地し、《霧縛りの徒党》でマナを縛ろうとするも
《エルフの大ドルイド》から出たマナで続々展開される。
その後は《原初の命令》で土地を戻されて希望を断たれた上で、
大量に展開されて負け。
ゲーム2:相手の初動《遺産のドルイド》《エルフの大ドルイド》を《炎渦竜巻》
続くクリーチャーも除去除去除去しながら折を見て《炎渦竜巻》
息切れした相手を《ヴェンディリオン三人衆》で殴って勝ち。
ゲーム3:土地6枚と《炎渦竜巻》でキープしたら、相手のアクションが
1T目《ブレンタンの炉の世話人》
2T目《避難所の印》
3T目《ブレンタンの炉の世話人》
と、何のイジメかわからない意味不明な展開をされるw
・・・が、そこで相手も力尽きたのか、後続はほぼなく
《炎渦竜巻》を手札に抱えたまま1/1から延々と殴られる展開に。
試合の流れが変わったのは、《変わり谷》を引き込んでから。
相手のサイズが基本1/1である為、《変わり谷》で一方的に討ち取れる展開に。
そこで、1体ずつ《ブレンタンの炉の世話人》をブロックして殺していき、
2体ともかたづけた所でエンドに《謎めいた命令》で《避難所の印》バウンス
→メインに《炎渦竜巻》で相手の場は真っ新に。
息切れした所を《変わり谷》と《ヴェンディリオン三人衆》で殴りきって勝ち。
第2回戦 ジャンドビート ○-○
ゲーム1:今回一番アツかった戦い。
あちら先手ノーマリガン。こちら後手ダブマリ。この時点でかなり厳しい状況で、
更にあちらは《血編み髪のエルフ》を2連打。やべえ。
すごい勢いで削られていくライフを削られていきながら、何とかかつ手段を模索。
あちらの場には《血編み髪のエルフ》2匹と《呪詛術師》
こちらの場には《霧縛りの徒党》と《川の殺し屋、シグ》のみ
こちらのライフは残り8 相手のライフは残り17
手札は《稲妻》1枚と土地のみ。
「いくら何でも、ここからの逆転は無理だろう・・・」と思いながら
まずは《霧縛りの徒党》でアタック。相手のライフは残り13。
ターンエンドーでドロー。ドローは《謎めいた命令》
返しのアタックで、こちらは6点のダメージを受け、残りライフは2。
こちらのターン、《霧縛りの徒党》でアタック。相手の残りライフは9。
ターンエンドでドロー。ドローは《荒廃稲妻》!
返すターン、相手を《謎めいた命令》でフルタップして時間を稼ぎ
こちらのターン、相手のライフは残り9の状態から
→《霧縛りの徒党》アタックで4点
→《荒廃稲妻》で本体に3点
→《稲妻》で本体3点、合計10点!で削りきって勝利!
まさしく「これがグリクシスの力だ」といわんばかりの勝負でした。
ゲーム2:相手が展開してくるクリーチャーを
《稲妻》や《死の印》でさばきながら、だれてきた所で《霧縛りの徒党》
トドメは《霧縛りの徒党》ぱんち+《稲妻》2連発で10点叩き込んで勝利。
これがグリクシスの力だ。
第3回戦 トースト ○-○
ゲーム1:2T目《苦花》を決めてから、後だしじゃんけんビートダウン開始。
《火山の流弾》も打たれず、そのまま沸いてくるフェアリートークンと
手札のカウンターカードで要所要所を打ち消して勝ち。
ゲーム2:相手の手にカウンターが無さそうだったので、
まずは《エレンドラ谷の大魔導師》を着地させる。
その後は、安定《苦花》→安定あっぷきーぷきりしばり×2で勝ち。
第4回戦 ID
第5回戦 ID
で抜け確定。
IDはしたものの1番テーブルの組み合わせはグリクシスフェアリーミラーでした
なんかほんと冗談抜きで流行ってるな、グリクシスフェアリー。
----------------------------------------------
という訳で、無事にスタンは終わり、TOP8によるブードラに。
グリクシスフェアリー使いとして、1-1《残酷な根本原理》を取るも
1-2《ヘルカイトの首領》に心奪われてジャンドに動き、
更に1-3《聖域のガーゴイル》でエスパーにも浮気するよく分からない展開に。
ただ、その後は赤黒系のパーツがやたらにながれてきたので、
ジャンド方向にピックを行っていく。
方向性が決定したのは、2パック目。
2-1は《闇の感情》でお茶を濁しておくかー、と思ったら
2-2で《納骨蔵のワーム》がこんにちは、で秒ピック。
どうやら上だけではなく、下とも住み分けが出来ているようでニンマリ。
その後は、順調にジャンドパーツを集めていきながら
3-2で《ジャンドの暴君、カーサス》がこんにちはw
上と下、両方から素晴らしいプレゼントを貰いながら、
除去もあり、チートカードが3枚もあるやたら豪華なジャンドが完成。
そこはサイクリングドローを多めにしたり、土地を18枚にしたりで無理矢理補う形に。
第1試合
・序盤を凌いで、《ジャンドの暴君、カーサス》や《ヘルケイトの首領》で勝ち
第2試合
・序盤を凌いで、《ジャンドの暴君、カーサス》や《ヘルカイt(ry
第3試合
・序盤を凌いで(ry
で、うっかり3-0。優勝となり、統一王座への挑戦権を獲得しました。
--------------------------------------
ブードラはかなりできすぎな面もありましたが、
スタンは、また新たなフェアリーの形が模索できて面白かったです。
…”ザ・ビースト”タイプのフェアリーは、フェアリーというよりは、
もうフェアリーとジャンドのハイブリッドといった方がふさわしいのかもしれませんがw
従来の、相手の動きを打ち消しながら動いていくフェアリーとは違い、
自分から前のめりにガンガン攻めていける形になっているので、
今までと違うプレイングを要求され、非常に面白いです。
割と変な角度から一気に点数が削れたりするのが面白い。
また、今回試してみた《川の殺し屋、シグ》、やり手です。
《ジェイス・ベレレン》と違って、多少手間はかかる子ですが、
アグレッシブに攻めるこの形には、とても合っています。
今日一日は《川の殺し屋、シグ》に惚れっぱなしの一日でしたw
ただ、今回の形は完全にメタゲームの産物なので、
いつかこの形を使っていると、また時代遅れになる時がくると思います。
ぐるぐる回るメタゲーム。次はどんなデッキが流行るのやら。
どんなデッキが流行っても、自分はもうフェアリーから離れられそうにありませんw
統一王座予選に出場してきました。
スタンのスイス5回戦の予選の後、
上位8名によるブードラのシングルエリミ。
結果はスタンが3-0-2(2ID)で予選抜け。
ブードラが3-0しての優勝となり、
統一王座への挑戦権を獲得しました。
----------
スタンの使用デッキは
”グリクシスフェアリー 裏コード ザ・ビースト”
このデッキの製作工程は、前日のGameday@BMに遡ります。
---
-統一王座予選前日、BMにて
この日の僕は、元気にグリクシスフェアリーを手に参加していました。
yasu「最近グリクシスフェアリー増えてきたなぁ。abiさんも遊生さんも使ってたし」
abiさん「むしろ青黒フェアリーが居ないよね。今のメタだとちょっと」
yasu「皆グリクシスの魅力に魅入られて、良い事だ。」
abiさん「でも、そろそろ賞味期限切れだよね、グリクシスフェアリー。」
yasu「う゛」
--------------
そう、abiさんに指摘された事は、薄々僕も感づいて居た事でした。
そもそも、グリクシスフェアリーの最大の特徴である《炎渦竜巻》が強かったのは
メタの中心が白単ビート、親和エルフ、鹿入りトーストだった頃の話です。
今のメタはその時とは変わり、トースト、続唱ジャンド等が中心になってきました。
それらを相手にして、決してデッキ的に劣っている訳ではないのですが、
メタから取り残され、時代遅れ感が漂ってきたのは事実です。
-------------
しかし、そんな中、僕、abiさん、遊生さんで話あっている内に、
とある、一つの重要な事実に気がついたのでした・・・!
yasu「今回、東京で優勝した《荒廃稲妻》試してみたけど、確かにこれ強いね」
abiさん「そう思う。なんか《荒廃稲妻》ほぼ毎回サイドインしてるわ」
yasu「・・・あれ? ちょっとまて、冷静に考えてみるとさ今のメタって」
abiさん「うん、トースト相手には、《荒廃稲妻》と《呪詛術師》を入れるよね」
yasu「フェアリー同型の時も、その2枚は刺さるからもちろん入れる」
abiさん「続唱ジャンド相手にも、手札を攻めないといけないから入れるよね」
abiさん「っていうか、僕この前のFNG、4戦全部《荒廃稲妻》インしましたよw」
yasu「と、すると・・・」
yasu&abi「これって《荒廃稲妻》と《呪詛術師》メインで良いんじゃない!?」
そう言うと、隣で聞いていた遊生さんも「俺もそう思う」との言。
・・・この会話をヒントに、グリクシスフェアリーの新しい形が模索され初めました。
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という訳で、前置きが長くなりましたが、デッキレシピはこちら。
yasu「仕方ない・・・このままじゃ勝てないな・・・
よしっ!試してみっか。守備を捨てたフェアリーの力、見せてもらうぜ!」
yasu「モード反転、裏コード、ザ・ビースト!」
デッキ名:グリクシスフェアリー 裏コード ザ・ビースト簡単なデッキ解説
// Lands
2 [SHA] Sunken Ruins/沈んだ廃墟
1 [ALA] Island/島
2 [EVE] Cascade Bluffs/滝の断崖
3 [LRW] Vivid Creek/鮮烈な小川
2 [M10] Swamp/沼
2 [ALA] Mountain/山
4 [LRW] Secluded Glen/人里離れた谷間
4 [MOR] Mutavault/変わり谷
3 [ALA] Crumbling Necropolis/崩れゆく死滅都市
2 [SHA] Reflecting Pool/反射池
// Creatures
4 [LRW] Mistbind Clique/霧縛りの渡島
4 [LRW] Spellstutter Sprite/呪文づまりのスプライト
3 [MOR] Vendilion Clique/ヴェンディリオン三人衆
2 [ARB] Anathemancer/呪詛術師
2 [SHA] Sygg, River Cutthroat/川の殺し屋、シグ
// Spells
4 [MOR] Bitterblossom/苦花
4 [LRW] Cryptic Command/謎めいた命令
4 [M10] Lightning Bolt/稲妻
2 [M10] Doom Blade/破滅の刃
4 [ALA] Blightning/荒廃稲妻
2 [ARB] Bituminous Blast/瀝青破
// Sideboard
SB: 2 [SHA] Puppeteer Clique/くぐつ師の徒党
SB: 2 [M10] Deathmark/死の印
SB: 3 [M10] Flashfreeze/瞬間凍結
SB: 4 [SHA] Firespout/炎渦竜巻
SB: 1 [ARB] Anathemancer/呪詛術師
SB: 1 [EVE] Glen Elendra Archamge/エレンドラ谷の大魔導師
SB: 2 [ARB] Double Negative/二重否定
・まず初めに《荒廃稲妻》および《呪詛術師》をメインに積む所から変身は開始された
・抜けるカードの筆頭として、《砕けた野望》は後手の時の弱さが異常であり、
今流行の続唱相手にもまるっきり弱すぎるので解除された
・《思考囲い》は1T目に撃てない上に、役割が《荒廃稲妻》と被っているので
AKKA氏および仙波氏の知恵を拝借し、《荒廃稲妻》にとってかわられた。
また、これにより、よりデッキ内の雰囲気がグリクシスに近づいたのも、
《荒廃稲妻》ならではの特徴と言えるだろう。
グリクシスでは肉の焼ける臭いは普通のことだが、脳みその燻る臭いは珍しいご馳走だ。
・この《火山の流弾》が飛び交うメタの中、
《誘惑蒔き》などという「フルタップして生きていれば・・・!」と
と、軟弱い後ろ向きな幻想を抱かせる生物は不要とされた。
また、同型から《ウーナの末裔》が消えてしまい、刺す相手が見あたらないため
軟弱すぎる生物として、サイドボードからも姿を消した。
・今回起用した《川の殺し屋、シグ》に感じては
《稲妻》4枚、《荒廃稲妻》4枚に始まり
《ヴェンディリオン3人衆》3枚、《霧縛りの徒党》4枚、
更に言えば《呪詛術師》なんかもある為、ダメージ源には困らず、
1/3というサイズは、フェアリー同型でも《苦花》トークンに一方的に殴れ、
かつ相手の《呪詛術師》を生かさず殺さず心地よくキャッチできるナイスサイズ。
《ジェイス・ベレレン》などという軟弱な男は解雇され、
よりグリクシス的な雰囲気を纏った《川の殺し屋、シグ》が採用された
・今回起用した《瀝青破》に感じては・・・。
・・・すまない、これについてはその場の思いつきの電波だと認めざるを得ない。
デッキを構築している中で、1~2枚ほど空きスロットがあった為
《苦悩火》
《時間のねじれ》
《グリクシスの魔除け》
等がその空いた隙間を埋めるカードとして考えられたのだが、
その当時の私は
「ああもうジャンド続唱の対策どうしよう。そもそも続唱がチートすぎるんだよ!」
と頭を悩ませており、そんな中でひらめいた結論が
「そうだ ぼくも 続唱を使えば良いんだ!」
という最高に頭の悪い結論だった。
ちなみに、私自身の為の名誉の為に、《瀝青破》採用の理由を補足しておくと
・《砕けた野望》を全抜きした為、割とデッキ内のどこでも無駄にはならない。という理由からである。
《呪詛術師》や《荒廃稲妻》がめくれればもの凄く強いし
・インスタントタイミング、これ重要。
・《運命の大立者》や《霧縛りの徒党》、《アッシェンムーアの抉り出し》
等のタフ4クリーチャーに対して対処が可能。
・フェアリーは何だかんだで5マナは余裕で溜まる
ちなみに、これが正しいかどうかの結論は未だに出ていない。
何故なら・・・今日一度も《瀝青破》を引かず撃たず試合終了したからな!
---------------
結果として、コントロール&同型をメタった形で、
《苦花》や《霧縛りの徒党》《謎めいた命令》といったフェアリーの軸は残しつつ
《稲妻》や《荒廃稲妻》等でアグレッシブにガンガン攻めていく形となりました。
サイドの《炎渦竜巻》は健在なので、親和エルフや白単とあたった時には
相変わらずの《炎渦竜巻》で《サンダー・ボルト》を使う事が出来ます。
---------------------
そんな感じで、試合開始。
予選ラウンドはスタン5回戦の8名抜け。
第1回戦 親和エルフ ×-○-○
ゲーム1:相手に先手を取られ、こちらがカウンターできない内に
《エルフの大ドルイド》が着地し、《霧縛りの徒党》でマナを縛ろうとするも
《エルフの大ドルイド》から出たマナで続々展開される。
その後は《原初の命令》で土地を戻されて希望を断たれた上で、
大量に展開されて負け。
ゲーム2:相手の初動《遺産のドルイド》《エルフの大ドルイド》を《炎渦竜巻》
続くクリーチャーも除去除去除去しながら折を見て《炎渦竜巻》
息切れした相手を《ヴェンディリオン三人衆》で殴って勝ち。
ゲーム3:土地6枚と《炎渦竜巻》でキープしたら、相手のアクションが
1T目《ブレンタンの炉の世話人》
2T目《避難所の印》
3T目《ブレンタンの炉の世話人》
と、何のイジメかわからない意味不明な展開をされるw
・・・が、そこで相手も力尽きたのか、後続はほぼなく
《炎渦竜巻》を手札に抱えたまま1/1から延々と殴られる展開に。
試合の流れが変わったのは、《変わり谷》を引き込んでから。
相手のサイズが基本1/1である為、《変わり谷》で一方的に討ち取れる展開に。
そこで、1体ずつ《ブレンタンの炉の世話人》をブロックして殺していき、
2体ともかたづけた所でエンドに《謎めいた命令》で《避難所の印》バウンス
→メインに《炎渦竜巻》で相手の場は真っ新に。
息切れした所を《変わり谷》と《ヴェンディリオン三人衆》で殴りきって勝ち。
第2回戦 ジャンドビート ○-○
ゲーム1:今回一番アツかった戦い。
あちら先手ノーマリガン。こちら後手ダブマリ。この時点でかなり厳しい状況で、
更にあちらは《血編み髪のエルフ》を2連打。やべえ。
すごい勢いで削られていくライフを削られていきながら、何とかかつ手段を模索。
あちらの場には《血編み髪のエルフ》2匹と《呪詛術師》
こちらの場には《霧縛りの徒党》と《川の殺し屋、シグ》のみ
こちらのライフは残り8 相手のライフは残り17
手札は《稲妻》1枚と土地のみ。
「いくら何でも、ここからの逆転は無理だろう・・・」と思いながら
まずは《霧縛りの徒党》でアタック。相手のライフは残り13。
ターンエンドーでドロー。ドローは《謎めいた命令》
返しのアタックで、こちらは6点のダメージを受け、残りライフは2。
こちらのターン、《霧縛りの徒党》でアタック。相手の残りライフは9。
ターンエンドでドロー。ドローは《荒廃稲妻》!
返すターン、相手を《謎めいた命令》でフルタップして時間を稼ぎ
こちらのターン、相手のライフは残り9の状態から
→《霧縛りの徒党》アタックで4点
→《荒廃稲妻》で本体に3点
→《稲妻》で本体3点、合計10点!で削りきって勝利!
まさしく「これがグリクシスの力だ」といわんばかりの勝負でした。
ゲーム2:相手が展開してくるクリーチャーを
《稲妻》や《死の印》でさばきながら、だれてきた所で《霧縛りの徒党》
トドメは《霧縛りの徒党》ぱんち+《稲妻》2連発で10点叩き込んで勝利。
これがグリクシスの力だ。
第3回戦 トースト ○-○
ゲーム1:2T目《苦花》を決めてから、後だしじゃんけんビートダウン開始。
《火山の流弾》も打たれず、そのまま沸いてくるフェアリートークンと
手札のカウンターカードで要所要所を打ち消して勝ち。
ゲーム2:相手の手にカウンターが無さそうだったので、
まずは《エレンドラ谷の大魔導師》を着地させる。
その後は、安定《苦花》→安定あっぷきーぷきりしばり×2で勝ち。
第4回戦 ID
第5回戦 ID
で抜け確定。
IDはしたものの1番テーブルの組み合わせはグリクシスフェアリーミラーでした
なんかほんと冗談抜きで流行ってるな、グリクシスフェアリー。
----------------------------------------------
という訳で、無事にスタンは終わり、TOP8によるブードラに。
グリクシスフェアリー使いとして、1-1《残酷な根本原理》を取るも
1-2《ヘルカイトの首領》に心奪われてジャンドに動き、
更に1-3《聖域のガーゴイル》でエスパーにも浮気するよく分からない展開に。
ただ、その後は赤黒系のパーツがやたらにながれてきたので、
ジャンド方向にピックを行っていく。
方向性が決定したのは、2パック目。
2-1は《闇の感情》でお茶を濁しておくかー、と思ったら
2-2で《納骨蔵のワーム》がこんにちは、で秒ピック。
どうやら上だけではなく、下とも住み分けが出来ているようでニンマリ。
その後は、順調にジャンドパーツを集めていきながら
3-2で《ジャンドの暴君、カーサス》がこんにちはw
上と下、両方から素晴らしいプレゼントを貰いながら、
除去もあり、チートカードが3枚もあるやたら豪華なジャンドが完成。
《朽ちゆくヒル》3色フラットになってしまったため、マナベースは若干不安でしたが
《ナヤの静刃》
《カターリの爆撃兵》
《ジャンドの滞留者》
《血の信者》
《トーパの苦行者》
《災いの悪魔》
《腐肉団》
《死の一撃のミノタウロス》
《巨怪なオサムシ》
《徴兵されたワーム》
《ジャンドの暴君、カーサス》
《納骨蔵のワーム》
《ヘルカイトの首領》
《屍からの発生》
《森の報償》
《焦熱の落下》
《終止》
《闇の感情》
《威嚇の稲妻》
《ナヤのオベリスク》
《虚空からの声》
《脈火の境界石》
《山》×5
《森》×6
《沼》×5
《平地》×1
そこはサイクリングドローを多めにしたり、土地を18枚にしたりで無理矢理補う形に。
第1試合
・序盤を凌いで、《ジャンドの暴君、カーサス》や《ヘルケイトの首領》で勝ち
第2試合
・序盤を凌いで、《ジャンドの暴君、カーサス》や《ヘルカイt(ry
第3試合
・序盤を凌いで(ry
で、うっかり3-0。優勝となり、統一王座への挑戦権を獲得しました。
--------------------------------------
ブードラはかなりできすぎな面もありましたが、
スタンは、また新たなフェアリーの形が模索できて面白かったです。
…”ザ・ビースト”タイプのフェアリーは、フェアリーというよりは、
もうフェアリーとジャンドのハイブリッドといった方がふさわしいのかもしれませんがw
従来の、相手の動きを打ち消しながら動いていくフェアリーとは違い、
自分から前のめりにガンガン攻めていける形になっているので、
今までと違うプレイングを要求され、非常に面白いです。
割と変な角度から一気に点数が削れたりするのが面白い。
また、今回試してみた《川の殺し屋、シグ》、やり手です。
《ジェイス・ベレレン》と違って、多少手間はかかる子ですが、
アグレッシブに攻めるこの形には、とても合っています。
今日一日は《川の殺し屋、シグ》に惚れっぱなしの一日でしたw
ただ、今回の形は完全にメタゲームの産物なので、
いつかこの形を使っていると、また時代遅れになる時がくると思います。
ぐるぐる回るメタゲーム。次はどんなデッキが流行るのやら。
どんなデッキが流行っても、自分はもうフェアリーから離れられそうにありませんw
コメント
二重否定の使用感が知りたいのですが、どうでしたか?
一度も引いてない使ってないので何とも言えませんw
ジャンド続唱対策に入れてはみたんですが、
《瞬間凍結》と被っている感はややありましたねー
フェアリーとトーストには無限の可能性を感じます。
正直というか、残念ながらwwwww
今までyasuさんにフルボッコにされてる僕は家で、昼に起きてMOの電源を入れフルボッコにされる生活を送る前に、津へ車で行く事を考えておくべきった><
津の会場は確か駐車場代もただだし、津の大会の参加費もそんなに高くなかったはずだし出費的な面でも大した額にならなかっただろうしw
どうでもいいけど、ドラフトのデッキが正直弱そ・・・・すごく強そうなドラフトのデッキですね!太字になってるものがいくつか違う気がするけどw
以前から記事はちょいちょい読ませてもらってました、東京のヌルプレイヤーです。
自分も最近グリクフェアリーに手を出し始めて、毎度ブライトニングと呪詛さんを入れてることに違和感を感じていたんですが、回答はコレだったんですね。
元が赤系のアグロ使いなので、大いに参考にさせていただきます。
《二重否定》ですが、少し前に続唱ジャンドを使ってた経験から言うと、かなりいやらしいです。
血編みから捲れた荒廃稲妻を両方消されたときなんかもう、軽く絶望しましたw
続唱をプレイされなくても、色高速の強いキャンセルなんで腐らなくていいですね。
そうですね、、今のメタを考えたらこういう風なメインデッキの方がいいかもしれませんね。個人的には「構えるフェアリー」の方が好きなんですけどね。何時でも動けるという自由度こそフェアリーの利点だと思っているので。
来週からまたマジック復活するんでいろいろ試してみたいと思います。
済みませんが先日の携帯(子どもの)の赤外線通信、
送っただけで返してもらっていないとかで、こちらから連絡が出来ません。
お手数ですが一度メールを送って下さいますようお願いいたします。
相互リンクさせていただきました!よろしくです。
3戦目ではランドしか引かず無念…
変わり谷が憎いw
まあ、トーストは鮮烈反射池がある限り生き残るでしょうねぇ、残念ながら。
フェアリーのしぶとさも異常ですがw
>亡骸さん
ジャンドっぽいデッキを組んだのは実は今回が初かもしれない。
まあ頭悪いデッキではあるよね
>極上さん
本当はグリクシスじゃなくてエスパーカラーが好きなのですが…w
ここまできたら仕方ないので、グリクシスフェアリー使いとしても頑張ります
>さとぅさん
もはやフェアリーではないですが、この形はかなりアリだと思いましたねー。
まだまだ研究の余地がある形だと思いますので、さとぅさんなりのチューンをがんばってみてください。
>SHOTAさん
ありがとうございます
《二重否定》は、最悪色拘束の強いキャンセルなんですが、
キャンセルの下位互換をそこまで使いたいかと言われると…という話になってしまうのですよね。
>AKKAさん
正直このチューンはかなりメタにあわせたぶちぎれチューンなので、
しばらくすると何かしら形はかわると思います。
元の形に戻るか・・・それとも、もっとアグロになるかw
何かしらそちらでも研究できたら教えてくださいー。
>山崎さん
送っておきました、お手数お掛けしましたー。
>refさん
こちらもリンクさせて頂きました。よろしくお願いします。
>Mrさん
大会お疲れ様でしたー。
あの戦いは間違いなく《変わり谷》がMVPでしたねw