第二回サンタカップ@アラーラブロック構築 レポ
2008年11月29日 TCG全般 コメント (3)来る11月29日、札幌市内の某所にて第二回サンタカップが行われました。
フォーマットはアラーラブロック構築。全国でも稀なのではないでしょうか。
(なんか同じ日にどこかでアラーラブロック構築の大会があるらしいですが。)
参加者は北海道のfinals地区予選を抜けた2名を含む7名。
人数こそ少ないですが、北海道のかなり濃いメンツが集まり、
参加者のレーティング平均値が1800↑という謎に充実した場に。
総当たり7回戦の結構な長丁場となりました。
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使用デッキと順位の結果は以下の通り
結果としては、分かりやすくジャンドが勝ち組となる結果に。
しかし、それ以上に《若き群れのドラゴン》が環境を支配していました。
上位4名のジャンドデッキに加え、5色コンにも当然のように4積み。
前環境における《タルモゴイフ》の如く、採用率が非常に高かったです。
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トップ2名のデッキリストの許可が下りたので公開
まずは、トップを飾ったISBSさんのデッキです。
《忘却の輪》《遍歴の騎士、エルズペス》《復讐のアジャニ》をはじめとして、
《芽吹くトリナクス》《長毛のソクター》《カルデラの乱暴者》等の中堅クリーチャー
そして何より今回の主役の《若き群れのドラゴン》をガンガン搭載したデッキ。
「この環境はパワーカードの応酬でしょ」という本人の言葉を体現化したようなデッキです。
ISBSさんは実は第一回サンタカップに続いての二連覇。貫禄を見せつけました。
続いては、2位となったYyさんのジャンドデッキ。
さすがトッププレイヤーだけあって
こなれた構成、こなれた環境把握でした。
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以下、個人的な雑感。
僕自身は、8サイクリングとバントで迷ったものの、
バントが参加0は流石に嘘だろう、という事でバントで参加。
結果、無理なマナベースが祟り、事故が多発して2-4のgg。
やはりかなり無知な構成だったらしく、終わった後にISBSさんから
「よくこれで戦えたね。無茶だよこのデッキ」と窘められました。
MWSだと普通に負け無しレベルではあったのですが、
実戦とはやはり違うなーというのを痛感しました。
で、今回のアラーラブロック構築の大会を開いて感じた事
・《若き群れのドラゴン》が環境最強クリーチャー。
一躍今回のトップヒーロとなった彼。
場に出ただけで単純にアドバンテージを稼げるのに加えて、
《忘却の輪》や《遍歴の騎士、エルズペス》を持ち出しても解決にならないという
対抗する手段がほぼ皆無というのが強い要因となりました。
結果、《若き群れのドラゴン》に対抗するには《若き群れのドラゴン》しかない
という、現環境の《苦花》のような状態となってしまっていました。
先日こちらに掲載したMOのアラーラブロックのジャンドデッキでは
メインに1枚+サイドに1枚という構成だったのですが、
これからはメインに平然と3~4枚は詰まれている構造になりそうです。
アラーラ環境では、このクリーチャーをどう対処するかが課題になりそうです。
・《取り消し》強い
それに対応して《取り消し》の強さが光りました。
結局、《若き群れのドラゴン》は場に出てしまうとどうしようもない為、
それに対抗するには打ち消すしかない、という結論になりました。
今回のサンタカップでは、途中でデッキをいじるのを許可していたのですが、
当初、メインに2枚ほど《取り消し》を搭載していた僕のデッキに、、
回数を重ねるうちに、メイン2枚→3枚→4枚と、どんどん増えていきました。
パワーカードゲーとなるこの環境では、終盤1枚のカードでひっくり返される事が多く
常に手札にあって全く困らない状態でした。
逆に《妨げる光》はそこそこ強いのですが、範囲が非常に限定的なため、
最終的にはサイドボードに1~2枚、という結論になりました。
・《全景》サイクルの必要性?
「《全景》サイクルはゴミ」と断言してしまった自分ですが、
実際ガチで試合をしてみると、想像以上に色マナベースがきつい事に加えて、
あまりにタップインランドが多いと3~4ターン目の動きが阻害されるので、
色マナ安定に加えてアンタップインが偉い、という事で
上位に入ったデッキリストに《全景》サイクルの姿がちらほら見受けられました。
タップインランドと、全景サイクルと、ベーシックランドの3種を
どう組み合わせてマナの安定を図るのか、という事をもう一度考える必要がありそうです。
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今回は、《若き群れのドラゴン》祭りという結果に終わりましたが、
ここから更にメタが回って、どうなるかが楽しみな所です。
未だにメタが固まりきっていないのが面白い所だと思うので、
他の大会の結果や、現在のMOの状況なども気になる所。
Finals本戦まで、目が離せない結果となりそうです。
今回2-4の結果を残してしまった事の《名誉回復》も兼ねて、
アラーラブロック構築の大会、もう一度くらい開くor参加したいなぁ。
フォーマットはアラーラブロック構築。全国でも稀なのではないでしょうか。
(なんか同じ日にどこかでアラーラブロック構築の大会があるらしいですが。)
参加者は北海道のfinals地区予選を抜けた2名を含む7名。
人数こそ少ないですが、北海道のかなり濃いメンツが集まり、
参加者のレーティング平均値が1800↑という謎に充実した場に。
総当たり7回戦の結構な長丁場となりました。
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使用デッキと順位の結果は以下の通り
1位:4色グッドスタッフ(ISBS) 6-0
2位:ジャンド(Yy※) 5-1
3位:ジャンド(空気※) 4-2
4位:ジャンド(カズ) 3-3
5位:バント(yasu) 2-4
6位:グリクシス(千葉神) 1-5
6位:5色コン(TZW) 1-5
(※はfinals本戦への権利保持者)
結果としては、分かりやすくジャンドが勝ち組となる結果に。
しかし、それ以上に《若き群れのドラゴン》が環境を支配していました。
上位4名のジャンドデッキに加え、5色コンにも当然のように4積み。
前環境における《タルモゴイフ》の如く、採用率が非常に高かったです。
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トップ2名のデッキリストの許可が下りたので公開
まずは、トップを飾ったISBSさんのデッキです。
デッキ名:4色グッドスタッフ青を抜いた4色グッドスタッフ。
使用者:ISBS
// Lands
2 [ALA] Swamp/沼
4 [ALA] Jungle Shrine/ジャングルの祭殿
4 [ALA] Savage Lands/野蛮な地
4 [ALA] Arcane Sanctum/秘儀の聖域
2 [ALA] Plains/平地
2 [ALA] Naya Panorama/ナヤの全景
3 [ALA] Jund Panorama/ジャンドの全景
2 [ALA] Forest/森
2 [ALA] Mountain/山
// Creatures
4 [ALA] Broodmate Dragon/若き群れのドラゴン
4 [ALA] Elvish Visionary/エルフの幻想家
4 [ALA] Sprouting Thrinax/芽吹くトリナクス
4 [ALA] Woolly Thoctar/長毛のソクター
3 [ALA] Caldera Hellion/カルデラの乱暴者
// Spells
4 [ALA] Elspeth Knight-Errant/遍歴の騎士、エルズペス
3 [ALA] Executioner’s Capsule/処刑人の薬包
4 [ALA] Ajani Vengeant/復讐のアジャニ
4 [ALA] Oblivion Ring/忘却の輪
2 [ALA] Violent Ultimatum/暴力的な根本原理
// Sideboard
SB: 3 [ALA] Blood Cultist/血の信者
SB: 3 [ALA] Resounding Silence/圧倒する静寂
SB: 2 [ALA] Naturalize/帰化
SB: 3 [ALA] Sarkhan Vol/サルカン・ヴォル
SB: 2 [ALA] Relic of Progenitus/大始祖の遺産
SB: 2 [ALA] Realm Razer/領土を滅ぼす者
《忘却の輪》《遍歴の騎士、エルズペス》《復讐のアジャニ》をはじめとして、
《芽吹くトリナクス》《長毛のソクター》《カルデラの乱暴者》等の中堅クリーチャー
そして何より今回の主役の《若き群れのドラゴン》をガンガン搭載したデッキ。
「この環境はパワーカードの応酬でしょ」という本人の言葉を体現化したようなデッキです。
ISBSさんは実は第一回サンタカップに続いての二連覇。貫禄を見せつけました。
続いては、2位となったYyさんのジャンドデッキ。
デッキ名:普通のジャンドYyさんのデッキはスタンダードなジャンド。
使用者:Yy
// Lands
3 [ALA] Mountain/山
3 [ALA] Crumbling Necropolis/崩れゆく死滅都市
4 [ALA] Swamp/沼 4 [ALA] Jund Panorama/ジャンドの全景
3 [ALA] Forest/森
4 [ALA] Savage Lands/野蛮な地
3 [ALA] Jungle Shrine/ジャングルの祭殿
// Creatures
2 [ALA] Caldera Hellion/カルデラの乱暴者
4 [ALA] Elvish Visionary/エルフの幻想家
1 [ALA] Mycoloth/マイコロス
3 [ALA] Fleshbag Marauder/肉袋の匪賊
4 [ALA] Broodmate Dragon/若き群れのドラゴン
4 [ALA] Sprouting Thrinax/芽吹くトリナクス
// Spells
4 [ALA] Goblin Assault/ゴブリンの突撃
2 [ALA] Dragon Fodder/ドラゴンの餌
4 [ALA] Jund Charm/ジャンドの魔除け
4 [ALA] Bone Splinters/骨の粉砕
1 [ALA] Violent Ultimatum/暴力的な根本原理
3 [ALA] Sarkhan Vol/サルカン・ヴォル
// Sideboard
SB: 4 [ALA] Blightning/荒廃稲妻
SB: 4 [ALA] Executioner’s Capsule/処刑人の薬包
SB: 1 [ALA] Caldera Hellion/カルデラの乱暴者
SB: 4 [ALA] Naturalize/帰化
SB: 2 [ALA] Predator Dragon/捕食者のドラゴン
さすがトッププレイヤーだけあって
こなれた構成、こなれた環境把握でした。
--------------------------
以下、個人的な雑感。
僕自身は、8サイクリングとバントで迷ったものの、
バントが参加0は流石に嘘だろう、という事でバントで参加。
結果、無理なマナベースが祟り、事故が多発して2-4のgg。
やはりかなり無知な構成だったらしく、終わった後にISBSさんから
「よくこれで戦えたね。無茶だよこのデッキ」と窘められました。
MWSだと普通に負け無しレベルではあったのですが、
実戦とはやはり違うなーというのを痛感しました。
で、今回のアラーラブロック構築の大会を開いて感じた事
・《若き群れのドラゴン》が環境最強クリーチャー。
一躍今回のトップヒーロとなった彼。
場に出ただけで単純にアドバンテージを稼げるのに加えて、
《忘却の輪》や《遍歴の騎士、エルズペス》を持ち出しても解決にならないという
対抗する手段がほぼ皆無というのが強い要因となりました。
結果、《若き群れのドラゴン》に対抗するには《若き群れのドラゴン》しかない
という、現環境の《苦花》のような状態となってしまっていました。
先日こちらに掲載したMOのアラーラブロックのジャンドデッキでは
メインに1枚+サイドに1枚という構成だったのですが、
これからはメインに平然と3~4枚は詰まれている構造になりそうです。
アラーラ環境では、このクリーチャーをどう対処するかが課題になりそうです。
・《取り消し》強い
それに対応して《取り消し》の強さが光りました。
結局、《若き群れのドラゴン》は場に出てしまうとどうしようもない為、
それに対抗するには打ち消すしかない、という結論になりました。
今回のサンタカップでは、途中でデッキをいじるのを許可していたのですが、
当初、メインに2枚ほど《取り消し》を搭載していた僕のデッキに、、
回数を重ねるうちに、メイン2枚→3枚→4枚と、どんどん増えていきました。
パワーカードゲーとなるこの環境では、終盤1枚のカードでひっくり返される事が多く
常に手札にあって全く困らない状態でした。
逆に《妨げる光》はそこそこ強いのですが、範囲が非常に限定的なため、
最終的にはサイドボードに1~2枚、という結論になりました。
・《全景》サイクルの必要性?
「《全景》サイクルはゴミ」と断言してしまった自分ですが、
実際ガチで試合をしてみると、想像以上に色マナベースがきつい事に加えて、
あまりにタップインランドが多いと3~4ターン目の動きが阻害されるので、
色マナ安定に加えてアンタップインが偉い、という事で
上位に入ったデッキリストに《全景》サイクルの姿がちらほら見受けられました。
タップインランドと、全景サイクルと、ベーシックランドの3種を
どう組み合わせてマナの安定を図るのか、という事をもう一度考える必要がありそうです。
-----------------------------------
今回は、《若き群れのドラゴン》祭りという結果に終わりましたが、
ここから更にメタが回って、どうなるかが楽しみな所です。
未だにメタが固まりきっていないのが面白い所だと思うので、
他の大会の結果や、現在のMOの状況なども気になる所。
Finals本戦まで、目が離せない結果となりそうです。
今回2-4の結果を残してしまった事の《名誉回復》も兼ねて、
アラーラブロック構築の大会、もう一度くらい開くor参加したいなぁ。
コメント
<もうええでー。ってかもう公開してるw