先日のエントリーで「あまりにもバントが最強すぎる」と言ったばかりなのですが
そのエントリに寄せられた皆さんのコメントを受けてもうデッキを考えていた所、
なんかひょっこりと最強バントよりも更に強いデッキが出来上がってしまいました。
まずは、デッキレシピをご覧下さい。
美嶋屋で流行っている(?)ゆーすけさんのアラーラ版トーストと、
あんちゃんさんの「5色ドラフト理論」を合体させたような形になっています。
当初は、ゆーすけさんの言ったような
「20タップインランド、20チャーム」という構成だったんですが、
どうにもチャームがこのデッキでは強く無いと感じました。
(例えば、グリクシスチャームは+2/+0の能力とバウンスが空気なので、
実質-4/-4の能力だけになってしまう。それなら《忘却の輪》の方が強い。)
また、あまりにも動きが悠長すぎる為、
とにかく序盤を凌げるように《マグマのしぶき》を投入。
構成的にほぼ除去単+アドバンテージを稼ぐという形のデッキになりました。
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その上で、このデッキの主役となるのは《圧倒する雷》と《圧倒する静寂》の2枚。
「あれ? これだけ大量に土地が並んで色マナも豊富ならサイクリング狙えるんじゃね?」
とか思って試してみたら、予想以上に強い強い強い。
序盤は除去して除去して除去して除去して、土地が並んでしまえばもうこちらのモノ。
容赦なくサイクリングを開始して、6点ダメージor2体リムーブ、そしてドロー!、
ものすごい勢いでアドバンテージを稼ぐ事が可能となり、超気持ちよくなりますw
ヘヴン状態となった中盤以降は、圧倒的なアドバンテージ差で相手を圧殺します。
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で、この戦略って
「単体のカードパワーは最強に近いけど、アドバンテージは取れない」
というバントに対してものすごい相性が良いんですよね。
《ロウクスの戦修道士》《戦誉の天使》→《忘却の輪》《圧倒する静寂》《バントの魔除け》
《遍歴の騎士、エルズペス》→《忘却の輪》《遍歴の騎士、エルズペス》による相殺
と、バントの強みに対して、上手い具合に全て回答が用意されています。
で、適当にいなして息切れしてきた所で、土地をずらずら並べて俺のターンに突入。
その後は相手が何をしてきても1:1交換以上を繰り返していれば勝てない訳が無い。
特に土地が8枚揃った後は、《戦誉の天使》だろうが《遍歴の騎士、エルズペス》だろうが
《圧倒する雷》サイクリングで平然と1:2交換を取れたりして、
バント側はは完全に手詰まりになります。
試しに数回マッチアップしてみましたが、
7:3くらいで8サイクリングの方が相性が良いなと感じました。
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また、5色ふんだんに使っているので、
サイドボードももの凄い豊潤に(というかカードプール全部を)使う事が出来ます。
エスパー対策の《帰化》や《大始祖の遺産》は当然として
全体除去に《ジャンドの魔除け》や《カルデラの乱暴者》(5マナ3点全体火力計算)
追加の《浄化の大天使》も入れられますし、《ヘルカイトの首領》もお手のもの。
まさかの《急転回》や《妨げる光》、《アミーシャの口づけ》なども難なく入ります。
1ゲーム目でノンクリデッキと思わせておいて、
2ゲーム目で平然と《ロウクスの戦修道士》《長毛のソクター》ガン積みとかもアリw
そういう意味でも、非常に対応力が広く、デッキパワーは高いと言えるのではないでしょうか。
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で、こうなると残った課題点としては、他のデッキとの相性差ですね。
あまりにコントロールに寄りすぎているので、その部分が課題点でしょうか。
グリクシスコントロールにあった「PWに触れない」という弱点は
《忘却の輪》×4と《遍歴の騎士、エルズペス》×4(相殺狙い)で補っているので、
デッキとしての対応力はそこまで低くは無いとは思います。
また、この形が完成系だとも思えないので、まだ研究の余地はあるかと。
《ロウクスの戦修道士》や《セドクラシスの死霊》あたりがクリーチャーとして入りそう
あと、勝ち手段があまりに薄すぎるから、《浄化の大天使》をメイン2枚にしてもいいかな。
ミラー対策にもなるし。
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トップメタの一角であるジャンドとの相性差も凄く気になる所。
「質」で攻めるバントには相性が良かったですが、
「数」と「勢い」で攻めるジャンドには果たしてどうなのか。
とりわけ《荒廃稲妻》にもの凄く弱そうな気がする。
ただ、相手の《骨の粉砕》をはじめとする除去が腐ったり、
相変わらず《芽吹くトリナクス》がリムーブされで空気だったり、
《ゴブリンの突撃》が《エスパーの魔除け》でも《忘却の輪》でも割れるあたりは
結構相性がよさそうですが、どうなる事やら。
意外に《サルカン・ヴォル》が一番苦手なカードになりそうw
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あと、コントロール系のデッキには付きものの悩みですが
このデッキ同士のミラーマッチとか絶対やりたくないですねw
《台所の嫌がらせ屋》とか《熟考漂い》とかのクリーチャーが居ない分、
トーストとかヒバリのミラーマッチよりもタチが悪い。
サイドボードをどういじくるかがミラーマッチの鍵になるか。
そういう意味ではあまり流行って欲しくないタイプのデッキかもしれません。
つまりfinals本戦で1名だけこのデッキを持ち込めばきっと勝ち組。 ほんとかなぁ。
そのエントリに寄せられた皆さんのコメントを受けてもうデッキを考えていた所、
なんかひょっこりと最強バントよりも更に強いデッキが出来上がってしまいました。
まずは、デッキレシピをご覧下さい。
デッキ名:高橋式8サイクリング ~美嶋風~デッキの合計が61枚なのは、最後に抜く1枚をどうしても決められなかった為。
// Lands
4 [ALA] Jungle Shrine/ジャングルの祭殿
4 [ALA] Arcane Sanctum/秘儀の聖域
4 [ALA] Crumbling Necropolis/崩れ行く死滅都市
4 [ALA] Seaside Citadel/海辺の城塞
4 [ALA] Savage Lands/野蛮な地
4 [ALA] Plains/平地
1 [ALA] Mountain/山
// Creatures
1 [ALA] Empyrial Archangel/浄化の大天使
// Spells
4 [ALA] Resounding Thunder/圧倒する雷
4 [ALA] Resounding Silence/圧倒する静寂
4 [ALA] Bant Charm/バントの魔除け
4 [ALA] Esper Charm/エスパーの魔除け
1 [ALA] Cruel Ultimatum/残酷な根本原理
4 [ALA] Elspeth Knight-Errant/遍歴の騎士、エルズペス
4 [ALA] Oblivion Ring/忘却の輪
4 [ALA] Ajani Vengeant/復讐のアジャニ
4 [ALA] Magma Spray/マグマのしぶき
2 [ALA] Courier’s Capsule/急使の薬包
美嶋屋で流行っている(?)ゆーすけさんのアラーラ版トーストと、
あんちゃんさんの「5色ドラフト理論」を合体させたような形になっています。
当初は、ゆーすけさんの言ったような
「20タップインランド、20チャーム」という構成だったんですが、
どうにもチャームがこのデッキでは強く無いと感じました。
(例えば、グリクシスチャームは+2/+0の能力とバウンスが空気なので、
実質-4/-4の能力だけになってしまう。それなら《忘却の輪》の方が強い。)
また、あまりにも動きが悠長すぎる為、
とにかく序盤を凌げるように《マグマのしぶき》を投入。
構成的にほぼ除去単+アドバンテージを稼ぐという形のデッキになりました。
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その上で、このデッキの主役となるのは《圧倒する雷》と《圧倒する静寂》の2枚。
「あれ? これだけ大量に土地が並んで色マナも豊富ならサイクリング狙えるんじゃね?」
とか思って試してみたら、予想以上に強い強い強い。
序盤は除去して除去して除去して除去して、土地が並んでしまえばもうこちらのモノ。
容赦なくサイクリングを開始して、6点ダメージor2体リムーブ、そしてドロー!、
ものすごい勢いでアドバンテージを稼ぐ事が可能となり、超気持ちよくなりますw
ヘヴン状態となった中盤以降は、圧倒的なアドバンテージ差で相手を圧殺します。
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で、この戦略って
「単体のカードパワーは最強に近いけど、アドバンテージは取れない」
というバントに対してものすごい相性が良いんですよね。
《ロウクスの戦修道士》《戦誉の天使》→《忘却の輪》《圧倒する静寂》《バントの魔除け》
《遍歴の騎士、エルズペス》→《忘却の輪》《遍歴の騎士、エルズペス》による相殺
と、バントの強みに対して、上手い具合に全て回答が用意されています。
で、適当にいなして息切れしてきた所で、土地をずらずら並べて俺のターンに突入。
その後は相手が何をしてきても1:1交換以上を繰り返していれば勝てない訳が無い。
特に土地が8枚揃った後は、《戦誉の天使》だろうが《遍歴の騎士、エルズペス》だろうが
《圧倒する雷》サイクリングで平然と1:2交換を取れたりして、
バント側はは完全に手詰まりになります。
試しに数回マッチアップしてみましたが、
7:3くらいで8サイクリングの方が相性が良いなと感じました。
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また、5色ふんだんに使っているので、
サイドボードももの凄い豊潤に(というかカードプール全部を)使う事が出来ます。
エスパー対策の《帰化》や《大始祖の遺産》は当然として
全体除去に《ジャンドの魔除け》や《カルデラの乱暴者》(5マナ3点全体火力計算)
追加の《浄化の大天使》も入れられますし、《ヘルカイトの首領》もお手のもの。
まさかの《急転回》や《妨げる光》、《アミーシャの口づけ》なども難なく入ります。
1ゲーム目でノンクリデッキと思わせておいて、
2ゲーム目で平然と《ロウクスの戦修道士》《長毛のソクター》ガン積みとかもアリw
そういう意味でも、非常に対応力が広く、デッキパワーは高いと言えるのではないでしょうか。
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で、こうなると残った課題点としては、他のデッキとの相性差ですね。
あまりにコントロールに寄りすぎているので、その部分が課題点でしょうか。
グリクシスコントロールにあった「PWに触れない」という弱点は
《忘却の輪》×4と《遍歴の騎士、エルズペス》×4(相殺狙い)で補っているので、
デッキとしての対応力はそこまで低くは無いとは思います。
また、この形が完成系だとも思えないので、まだ研究の余地はあるかと。
《ロウクスの戦修道士》や《セドクラシスの死霊》あたりがクリーチャーとして入りそう
あと、勝ち手段があまりに薄すぎるから、《浄化の大天使》をメイン2枚にしてもいいかな。
ミラー対策にもなるし。
----------------------------------
トップメタの一角であるジャンドとの相性差も凄く気になる所。
「質」で攻めるバントには相性が良かったですが、
「数」と「勢い」で攻めるジャンドには果たしてどうなのか。
とりわけ《荒廃稲妻》にもの凄く弱そうな気がする。
ただ、相手の《骨の粉砕》をはじめとする除去が腐ったり、
相変わらず《芽吹くトリナクス》がリムーブされで空気だったり、
《ゴブリンの突撃》が《エスパーの魔除け》でも《忘却の輪》でも割れるあたりは
結構相性がよさそうですが、どうなる事やら。
意外に《サルカン・ヴォル》が一番苦手なカードになりそうw
-----------------------------------
あと、コントロール系のデッキには付きものの悩みですが
このデッキ同士のミラーマッチとか絶対やりたくないですねw
《台所の嫌がらせ屋》とか《熟考漂い》とかのクリーチャーが居ない分、
トーストとかヒバリのミラーマッチよりもタチが悪い。
サイドボードをどういじくるかがミラーマッチの鍵になるか。
そういう意味ではあまり流行って欲しくないタイプのデッキかもしれません。
つまりfinals本戦で1名だけこのデッキを持ち込めばきっと勝ち組。 ほんとかなぁ。
コメント
ナヤに勝てなそうw
ところがそこまで悠長でも無いんだな。
別に《圧倒する》サイクルは無理してサイクリングで撃つ必要は無いんだぜ。
1T目《野生のナカティル》→2T目《切り裂き隊の壊し屋》→3T目《長毛のソクター》
みたいな鬼ぶんまわりされるとそりゃ無理だけどさ。
まあ、実際相手して見るとこのデッキの鬼畜っぷりが分かると思うよw
妨げる光や急使の薬包でアド負けしないタイプのバントが相手だとどうですかね?
あと対ジャンドは、グリクシスにとってガンだったトリナクスをリムーブできるのがいいですね。ジャンドって除去満載のボードコントロールなわけですから、メインなら相性いいと思います。
サイドで髑髏覆いやタールの悪鬼積んでるジャンドは怖いかも?
さすがに最新版は20チャームではありません。
今の構成なんですけど、ちょっと作成者が自分ではなく、Finalsに持っていく予定なんで書けませんwww
すいません。いろいろ想像してみてください・・・。
・圧倒するなになにまでは正しいですが・・・。
・ドロー足りなくなるんですよね・・・。
あ、メールでならレシピ教えるので、いつでもどうぞ。
<そうでしたw
とりあえずイーオスでアド取れる形のナヤで挑戦してみようw
ご指摘の通り、アド負けしないタイプのデッキ相手だと多少辛いですね。
こちらのカードも基本1:1交換+αを取る事を基本にしているので。
《謎めいた命令》とか《熟考漂い》が欲しくなってきますw
その辺りをどうするかはこれからの課題でしょうか。
そして《タールの悪鬼》とか勘弁してくださいマジデ
>ゆーすけさん
お聞きした情報をもとに勝手にデッキ作ってしまいましたw
むしろ、そちらのアイデアをパクる形になってしまってすいません。
ドローが足りなくなるのは思いましたね。
特に、中盤でも土地すら有効牌になるので、どれだけカードを引いても足りない。
ただ、あまりドローばかりしててても盤面で負けるんですよねぇ、難しい所。
メールの方でお伺いするかもですー。
下手にレシピ聞いちゃったら改良したverのが載せられなくなるのが怖い所ですがw
>AIR君
《イーオスのレインジャー》→《野生のナカティル》×2は割とこのデッキにとっての癌w
ただ、サイドからいくらでも全体除去突っ込めるから、
逆にサイド後は厳しいんじゃないかな。ていうかそこまでガンメタされても困るw
ジャンドがトップメタなら環境に《カルデラの乱暴者》がはびこる事になるだろうし。
最終的には自分の5色デッキもクリーチャーがどんどん抜けて上のデッキみたいになりましたが、また違ったタイプのデッキになりましたので、実戦が楽しみで仕方ありません。
サンタカップ、よろしくお願いします。
5色は選択肢が広すぎるから逆に困りものですねー。
ジャンドチャームやナヤチャームも決して悪い選択ではないですし。
そして何より欲しいのが全体除去…。《神聖なる埋葬》でもいいから欲しいですw
サンタカップ当日はよろしくお願いしますー。