※今回のエントリは、《催眠の悪鬼》の頃に散々議論されたネタらしいです。
なので、その頃を知ってる方は見る必要が無いかも。
アラーラのフルスポイラーが出て、嬉しいやら悲しいやらの今日この頃。
僕個人として、コモンやアンコが欲しいので1箱は買いますが、
2箱以上買う気力はなかなか沸いてこないなぁ、というのが実感です。
で、折角フルスポ出たので色々なカードを見たり試したりしてる訳ですが
今回話題にあげるのはこのカード。
※細かいルールに関するエントリなので、敢えて英文のまま転載。
一応簡単に日本語訳すると
このクリーチャーが場に出た時、対象の対戦相手の手札を公開し、あなたが選んだ土地ではないカードを1枚ゲームから取り除く。
このクリーチャーが場を離れた時、このカードによって取り除かれたカードをオーナーの手札に戻す。
といった感じでしょうか。
この能力は、俗に”ナイトメア”と言われる能力に似たものとなっています。
なかなかナイスな手札破壊だなー、と思っていたんですが
こいつのテストプレイをしたものの、どうにもこの能力、おかしい。
----------------------
で、そのおかしい原因というのが、
wikiのナイトメア能力の項に書いてある
「ナイトメアのうち、特定のカードを取り除く能力を持つものは、場に出たときの能力がスタック上にある間に場を離れされることで、取り除いたカードを戻ってこさせなくすることができる。 」
という一文に連なるナイトメア関連のテクニック。。
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%A1%E3%82%A2
ご存じ無い方はwikiの解説をご覧ください。
まあ、すごく簡単に言うと
「《忘却の輪》が場に出たスタックで忘却の輪に《ブーメラン》を使うと
《忘却の輪》の能力によって取り除かれたカードが永遠にリムーブされる」
というテクニックです。
-------------
で、本題となる《Tidehollow Sculler》ですが、
こいつを場に出して手札破壊されるのはもちろん誰しも嫌なので、
出来る限り早い内、出来れば場に出た時に除去したいのは当然だと思います。
しかし、ここで先程のテクニックを参照すると、何かがおかしくなる。
例えば
こちらの手札が
相手のプレイヤーが《Tidehollow Sculler》をプレイ。
こちらとしては《野生語りのガラク》を落とされる訳いかないので、
相手の《Tidehollow Sculler》に対応して《名も無き転置》をプレイして除去します。
…あれ?
リムーブされた手札はもう永遠の闇の中?
何だろう、おかしいよね…これ、2:1交換なんだぜ…ハハ…。
クリーチャーになってしまった事により、ナチュラルに
上記のナイトメアに関するテクニックが発動してしまっている
という状態なんですよね。
----------------------------
「じゃあ、逆に場に出た後に除去ればいいだけの話じゃないの?」
という声が聞こえて来そうなものですが、
その場合のシミュレーションを行ってみましょうか。
という訳で、この場合も実際は2:1交換に等しく
更に、除去を今引きするまではリムーブされたままになってしまうという
ものすごい理不尽なクリーチャーとなっています。
-----------------------------------
「いやいやいや、じゃあだったらさ、手札に除去が2枚あればいいじゃん?」
ええ、まさしくその通りでございます。
しかし、その場合でも
場に出た《Tidehollow Sculler》に除去を撃たなければ結局アド損をしてしまう
(取り除かれたカードは、相手にとってみれば一番脅威のカードな訳だし)
ため、半強制的に除去を撃たされてしまうという理不尽さ。
そこまでやって、やっと1:1交換にたどり着ける訳です。、
しかも厳密には1:1交換でなく、手札を見られるというオマケ付きですよ。
------------------------------------
まとめると、《Tidehollow Sculler》をプレイされた時の対応としては
・対応して除去して、ハンドを見られてカードを永久にリムーブされる。
・除去スペルそのものをリムーブされ、今引き除去に頼らざるを得なくなる
・除去が2枚あったとしても、手札を見られ、半強制的に除去を使わされる。
という、どれを選んでもロクでもない結果になる訳ですよ。
で、これが2マナクリーチャーな訳ですよ。おかしくね?
例えば、フェアリーデッキでも
2T目《Tidehollow Sculler》→3T目《ウーナの末裔》→4T目《誘惑蒔き》
ってプレイすれば、いくらなんでも誘惑蒔き生きてると思うんだ。
-------------------------
単体で恐ろしいほどのアドバンテージを稼ぎ出すこのカード。
…当初はエスパーデッキの2マナ域を埋めるくらいかな、と思ってたけど
下手すりゃ白黒蒼フェアリーやドラン、クイックン系の多色にも入るんじゃね?
ただ、ルーリング解釈が間違っているという事も考えられるので、
もしルールに詳しい人が居たら、1番目の解釈(場に出たスタック除去)について
正しいか間違っているかどうか教えて頂けると幸いです。
なので、その頃を知ってる方は見る必要が無いかも。
アラーラのフルスポイラーが出て、嬉しいやら悲しいやらの今日この頃。
僕個人として、コモンやアンコが欲しいので1箱は買いますが、
2箱以上買う気力はなかなか沸いてこないなぁ、というのが実感です。
で、折角フルスポ出たので色々なカードを見たり試したりしてる訳ですが
今回話題にあげるのはこのカード。
Tidehollow Sculler WB
Artifact Creature - Zombie
When Tidehollow Sculler comes into play, target opponent reveals his or her hand and you choose a nonland card from it. Remove that card from the game.
When Tidehollow Sculler leaves play, return the removed card to its owner’s hand.
※細かいルールに関するエントリなので、敢えて英文のまま転載。
一応簡単に日本語訳すると
このクリーチャーが場に出た時、対象の対戦相手の手札を公開し、あなたが選んだ土地ではないカードを1枚ゲームから取り除く。
このクリーチャーが場を離れた時、このカードによって取り除かれたカードをオーナーの手札に戻す。
といった感じでしょうか。
この能力は、俗に”ナイトメア”と言われる能力に似たものとなっています。
なかなかナイスな手札破壊だなー、と思っていたんですが
こいつのテストプレイをしたものの、どうにもこの能力、おかしい。
----------------------
で、そのおかしい原因というのが、
wikiのナイトメア能力の項に書いてある
「ナイトメアのうち、特定のカードを取り除く能力を持つものは、場に出たときの能力がスタック上にある間に場を離れされることで、取り除いたカードを戻ってこさせなくすることができる。 」
という一文に連なるナイトメア関連のテクニック。。
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%A1%E3%82%A2
ご存じ無い方はwikiの解説をご覧ください。
まあ、すごく簡単に言うと
「《忘却の輪》が場に出たスタックで忘却の輪に《ブーメラン》を使うと
《忘却の輪》の能力によって取り除かれたカードが永遠にリムーブされる」
というテクニックです。
-------------
で、本題となる《Tidehollow Sculler》ですが、
こいつを場に出して手札破壊されるのはもちろん誰しも嫌なので、
出来る限り早い内、出来れば場に出た時に除去したいのは当然だと思います。
しかし、ここで先程のテクニックを参照すると、何かがおかしくなる。
例えば
こちらの手札が
《名も無き転置》の2枚しか無い状況で、
《野生語りのガラク》
相手のプレイヤーが《Tidehollow Sculler》をプレイ。
こちらとしては《野生語りのガラク》を落とされる訳いかないので、
相手の《Tidehollow Sculler》に対応して《名も無き転置》をプレイして除去します。
《Tidehollow Sculler》が場に出て、cip能力がスタックに乗る。
↓
それに対応して《名も無き転置》をプレイ。
↓
《Tidehollow Sculler》が墓地行きとなり、場を離れた時の能力がスタックに乗る。
↓
お互いに何もアクションを起こさずスタック解決
↓
まずは《Tidehollow Sculler》が場を離れた時の能力を解決。
何も取り除いて居ないため、特に意味の無いアクションとなる。
↓
その後、《Tidehollow Sculler》が場に出た時の能力を解決。
《野生語りのガラク》を1枚ゲームから取り除かれる。
↓
解決終了
…あれ?
リムーブされた手札はもう永遠の闇の中?
何だろう、おかしいよね…これ、2:1交換なんだぜ…ハハ…。
クリーチャーになってしまった事により、ナチュラルに
上記のナイトメアに関するテクニックが発動してしまっている
という状態なんですよね。
----------------------------
「じゃあ、逆に場に出た後に除去ればいいだけの話じゃないの?」
という声が聞こえて来そうなものですが、
その場合のシミュレーションを行ってみましょうか。
《Tidehollow Sculler》が場に出て、cip能力がスタックに乗る。
↓
それに対応せず、能力を解決。
↓
《Tidehollow Sculler》の能力で、こちらの手札が見られる。
《名も無き転置》で除去られてしまうと能力の意味が無いので、
当然、相手は《名も無き転置》をリムーブする
↓
結果、《野生語りのガラク》は守れるものの、
手札を1枚リムーブされたまま相手の場に2/2のクリーチャーが。
そして手札に除去は無し。今引きするまで待つしかない。
という訳で、この場合も実際は2:1交換に等しく
更に、除去を今引きするまではリムーブされたままになってしまうという
ものすごい理不尽なクリーチャーとなっています。
-----------------------------------
「いやいやいや、じゃあだったらさ、手札に除去が2枚あればいいじゃん?」
ええ、まさしくその通りでございます。
しかし、その場合でも
場に出た《Tidehollow Sculler》に除去を撃たなければ結局アド損をしてしまう
(取り除かれたカードは、相手にとってみれば一番脅威のカードな訳だし)
ため、半強制的に除去を撃たされてしまうという理不尽さ。
そこまでやって、やっと1:1交換にたどり着ける訳です。、
しかも厳密には1:1交換でなく、手札を見られるというオマケ付きですよ。
------------------------------------
まとめると、《Tidehollow Sculler》をプレイされた時の対応としては
・対応して除去して、ハンドを見られてカードを永久にリムーブされる。
・除去スペルそのものをリムーブされ、今引き除去に頼らざるを得なくなる
・除去が2枚あったとしても、手札を見られ、半強制的に除去を使わされる。
という、どれを選んでもロクでもない結果になる訳ですよ。
で、これが2マナクリーチャーな訳ですよ。おかしくね?
例えば、フェアリーデッキでも
2T目《Tidehollow Sculler》→3T目《ウーナの末裔》→4T目《誘惑蒔き》
ってプレイすれば、いくらなんでも誘惑蒔き生きてると思うんだ。
-------------------------
単体で恐ろしいほどのアドバンテージを稼ぎ出すこのカード。
…当初はエスパーデッキの2マナ域を埋めるくらいかな、と思ってたけど
下手すりゃ白黒蒼フェアリーやドラン、クイックン系の多色にも入るんじゃね?
ただ、ルーリング解釈が間違っているという事も考えられるので、
もしルールに詳しい人が居たら、1番目の解釈(場に出たスタック除去)について
正しいか間違っているかどうか教えて頂けると幸いです。
コメント
MTGwikiの催眠の悪鬼の項目に全く同じことが書いてありますし。
当時はナイスクリーチャーでなかなか強かったけど、強過ぎって程でもなかったと思うんですけど。
さまようものと勇丸ぐらい違うような。
>Panさん
情報ありがとうございます、確かにその通りの事が書いてありました。
ローウィンからの復帰組だったので、恥ずかしながらこのカードの存在を知りませんでした。
>名無しさん
覇権でも似たような琴が出来ましたねー。覇権の場合は選択の余地がありましたが。
>名前はないさん
という訳で、《催眠の悪鬼》の事を知らなかったのはお恥ずかしい限りです。
>Yyさん
かなり使い勝手が良いですし、
フェアリーでも後手で《苦花》が抜かれたらたまったもんじゃないですよね。
>名無しさん
という訳で、《催眠の悪鬼》を知らかった故のエントリだとお考えください。
催眠の悪鬼と比べてヤバい所と言えば、Yyさんの仰るように2/2なのと
こいつ自身がアーティファクトクリーチャーなので、
より一層エスパーの強化に繋がってしまうという所でしょうか。
2T目こいつから、3T目アーティファクトロードで3/3ぱんちの流れは強いです。
>Yyさん
今風に例えるなら《彼方地のエルフ》より《護民官の道探し》と言うべきかと!
そういや、昔催眠の悪鬼入りのサイクリングとかあったなー
こいつがフェアリーじゃなくて良かったわw
リミテッドでも相当強い。
問題は非公式だけにそもそも「存在」するのかどうか。
むしろ君は今までこいつを弱いと思っていたのかね!
>カズさん
ああ、それアリかもしれませんねw
こいつを擬似的な2マナのカウンターだと換算して入れてみようかなw
>FAKEさん
salvationの情報は何だかんだで結構信用できるので、
本物っぽい気がしますが、どうでしょうねー。
とりあえず本当だったら喜んで使います、構築でもリミテッドでもw